仙川環のレビュー一覧
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本作には色々な要素が入っている…最近の医療は、面倒な検査や高額な薬剤や手術が多い他方、「どうしてもそれらが必要なのか?!」と素朴に人々が思わないでもない状況かもしれない。そうした中、正面からそれに異論を唱えるような医師が華々しく現れる…そして、華々しく台頭する人物の背後には、何やら各々に様々な思惑を抱いた人達が蠢く…こういう“事件”に関わりを持ってしまった女性記者達…彼女達の「人生の在り方」、「何を求めて仕事をするのか?」、「会社勤めの中での在り方」というような“生き様”のこと…やや不器用な速水絵里子に対し、人脈や知恵を駆使して色々な手を次々に打つ皆川沙也…そういう各々の持ち味が活きる型での「
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通島に医師として赴任した一之瀬希世.住人に溶け込む努力をしているが,患者が突然死亡し妙な雰囲気を感じてくる.寝たきりの老人が少なく,ラジオ体操や特製ジュースを推奨し,製薬会社が健康造りの音頭を取っている.新聞記者をしている古い友人本宮春美から健康な島として取材根回しの依頼を受けるが,村役場は何故か後ろ向きなので,春美には断りの連絡をする.春美が連絡なしに島に来たことを知って調査をするが,崖から転落して死亡したようだ,ただ住民は何かを隠していると感じた希世は島の中で同士を見つけて活動する.不気味な事件が続発するが,希世は次第に核心に迫る.最終的に黒幕を突き止めるが,面白い展開が楽しめた.
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前々から、医療をネタにした小説を発表されている、仙川さんの著作。
最近徐々に広がり始めたのか、先日ドラマ化もされていました。
私は『チーム・バチスタの栄光』の海堂さんと同じ時期にて、
そちらとはまた違った面白さで、読み続けています。
主人公は、MBA取得者ということで鳴り物入りで入社した、麻倉智子、
なんですが、アラサーの今となってもイマイチ目が出ず、飼い殺し?状態。
その理由は、頭でっかちすぎること、、現場を見ないこと、
小手先の実感のない理論を振りかざしていること、etc、、イタタ。
そんな彼女が、老人医療現場の現実を向き合う事で、
一人の“記者”として成長していく物語、でしょうか -
Posted by ブクログ
ネタバレ全く前知識無く、裏表紙のあらすじすら読まずに手に取った本作。タイトル名と表紙の印象から、介護を題材にした人間ドラマと勘違いして読んでいたので、中盤以降の急展開に仰天(そもそもミステリと思ってなかったので…)してしまいました。
その急展開ぶりと、タイミングを同じくして“覚醒”する主人公の目覚ましい変化はとても魅力的で、久々に没頭しながら本を読んでいました。
内容が内容だけに、読後はちょっと考えさせられますね。犯人の言い分はもっともらしく聞こえますが、結局自分勝手な想像で助けたつもりになってるだけじゃん?と思っちゃいました。
自分の思想・主張のために、要介護者たちを利用してただけだと思ったの -
Posted by ブクログ
ネタバレ父親が急逝しやむなく実家の医院を継いだ成田真澄は、田舎で悶々とした日々をおくっていた。そんな折、従妹が原因不明の病に倒れ、治療法もわからぬまま死に至らせてしまう。その後、従妹の友人も同様に死を遂げる。
狂犬病に酷似した症状、撲滅したはずの殺人ウイルスの再上陸なのか?
町民はワクチンを求めてパニックに陥り、飼い犬の無差別殺害も続出。
はたして、その感染源は?
仙川環さんの本は、どれも面白い。
この再発は、医師としての成田真澄、一人の女性としての成田真澄の心情の変化が描かれていて、周りの登場人物の魅力もあいまって、引き込まれて読んだ。