仙川環のレビュー一覧

  • 感染

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    医療ミステリーではあるが難しい専門用語がほとんどなく、すらすらと読み続けられる。
    感染というタイトルでパニック系かと思ったが単なるミステリーだった。

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    2013年08月23日
  • 聖母 ホスト・マザー

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    代理出産の話。

    赤ちゃんが欲しい。ただ、それだけ。

    それだけでこれだけ考えさせられる。
    海堂氏の『ジーン・ワルツ』にも全く劣らないと思います。

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    2013年03月17日
  • 誤飲

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    何人か登場人物がいますが、上手く話が絡み合っていて内容がすっきりまとまっているように思います。
    普段何気なく飲んでいる薬ですが、本当に様々な事で使われているんだなと読んでいて思いました。正しく服用する事が一番です。

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    2012年11月28日
  • 潜伏

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    美容クリニックに通っていたおばがアルツハイマーで死んだとの診断。
    実はプラセッタ(牛の骨盤)によるヤコブ病だった。

    なかなかのサスペンスものだ。

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    2012年11月11日
  • 誤飲

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    仙川環と言えば、医療ミステリー。筋書きが面白いだけに、もっとすっきりした文章だったら、より楽しんで読めるのにと、常々思ってきた、気になる作家だった。本作は連作ものということで、どうかなぁと思いながら手に取ったが、これが一気に読ませる。面白かった。何でもないようなことの積み重ねなのに、最後まで本を手放させない勢いがあった。やっぱり著者の作品を読み続けていこうと思わされた力作。

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    2012年11月09日
  • 再発

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    ネタバレ

    成田真澄(ますみ)は、東京から実家に戻ってきた内科医。
    父親が急逝したため実家の医院を継いだからだが、田舎町での日常に不安や不満を募らせていた。
    そんな中、10歳の従妹が原因不明の急病で亡くなり、さらにその友人までもが同じような症状で亡くなってしまう。
    祖父の何気ない言葉からその病の正体が、日本では半世紀前に撲滅に成功したという狂犬病の可能性が出てくる。
    発病すれば致死率100%の殺人ウィルス。
    医者として無力感に苦しみながらも、感染源の特定を探す為に独自に調査を進める彼女は、意外な真相を目の当たりにする・・・。

    真澄って名前を見て「男」と判断してしまいました。「ガラスの仮面」の影響かな?(

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    2012年06月27日
  • 感染

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    一般的に考えられる良い悪いの区分けをする規則。
    では特殊な事象の時はどうなってしまうのだろうか。

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    2012年06月02日
  • 転生

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    巻末の解説で「ジェットコースター・ノベル」と評していました。
    読み終わった後でその記述を目にして、なるほど、と納得。
    この著者の本はコレが初めてでしたが、一気に読み終えました。
    最初は主人公の性格(目的のためなら手段を選ばない)などに嫌悪感を覚えていたのですが、終盤にかけて上手く成長させていって、最後は良い読後感でした。
    前作の「感染」の方が有名みたいですので、そちらもいつか機会があれば読んでみたいですね。
    そう思わせてくれるミステリーでした。

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    2012年05月24日
  • 誤飲

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    この作品の様に、色んな立場の人を様々な角度から描く作品って好きです。人によって見方は千差万別ですし、絶対的なものの見方というのは存在しないなと感じることが出来ます。

    湊かなえさんの夜行観覧車も同じく色んな視点があって面白かったです。

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    2012年05月15日
  • 誤飲

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    ネタバレ

    薬は、他人からもらっちゃだめ!と、幼少時母からきつく言われていました。それを守り続けています。だから、私は、生きていられるのか。なんてことは無いけど。でも、今の世の中、何でもあり、だから怖いです。

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    2012年02月05日
  • 再発

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    仙川環の医療ミステリー(パニック?)小説。

    毎度のことながらさらっとサクサク読める。

    読み進めていくと、なんのウィルスかわかってくるのだけど、日本にはもうないと言われている。
    でも、100%ではないと考えさせられる。
    こういう事態になってもおかしくない。

    やはり最後は急ぎ足だが、それでも十分に面白かったし、このウイルスに対しての知識も増えた。

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    2012年02月04日
  • 潜伏

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    仙川環の医療推理小説。

    毎回のことながら、さらっと読める。
    今回は若干恋愛色が強かったような?
    さらっと読めてさらっと駆け足に終わるが、それでも物足りなさを感じさせない。

    喉ごし(と、表現するのが正しいのかわからないが)スッキリといった感じ。

    あり得ない話でもないので、施術を考えるのであれば、なんにしても自分で調べて納得するまで…というのが大切だな。と、改めて思った。

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    2012年02月03日
  • 人体工場

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    ネタバレ

    「設問:人間を救うために人間を物のように扱うことは、倫理上許されるか?」 を問うた作品

    ・・・だと思う。視点や状況を鑑みるに。

    ミステリーより思考実験に近い趣がある。是非考えて欲しい
    「誰かが鎖に繋がれる事によって、10人が病から解放されます
    あなたはどうしますか?」

    サンデル教授の講義にあった
    「5人への移植の為に1人を殺す話」の類型のような感じ
    それを疑似体験できる本でした

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    2012年01月23日
  • 人体工場

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    読みやすかった。
    実際にあったら嫌だけど、あってもおかしくない。
    最後はもうちょっと突き詰めて書いて欲しかった。
    サラっと読める分、サラっと終わった感がある。

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    2012年01月10日
  • 転生

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    この作者は始めて読みました。フリーライターだった主人公が急に自分の子供だという赤ちゃんを押し付けられて、その親を探していく過程で徐々に母性に目覚めていくといった感じでしょうか。割とスピード感があったのか、サクサク読めました。ちょっと最終的に良い人になりすぎている気はしたけど。

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    2011年06月26日
  • 人体工場

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    尿に大量のたんぱく質が出ているにも関わらず、腎臓は正常という異常事態。

    お金に目が眩んだ治験が原因としか思えない。

    一緒に治験を受けた女の子と、学校の保険医と共に真相究明に乗り出す。
    しかしその裏には思いもよらない計画が。

    倫理とは何か、その立場にならなければわからないこともある。

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    2011年03月07日
  • 感染

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    主人公は大学病院でウイルス研究医をしている葉月。
    ある日の夜、旦那さん(優秀な外科医)の前妻から息子が誘拐されたって電話がかかってくるんやけど、、、。
    その少し前に旦那さんは女の人から電話で呼び出されて外出してしまっていた。
    とりあえず、葉月が前妻の所に行って警察に連絡したり色々とするんやけど、息子は殺されて遺骨になって前妻の所に帰ってきてしまう。
    その事を、葉月も前妻も知らせようとするけれど、旦那さんは音信普通の行方不明、、、。
    葉月は必至で旦那さんを探すウチに身の周りで起こっている幼児連続誘拐事件との共通点を見つけてしまう。
    連続誘拐事件の被害者は勤務している病院からの紹介でア

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    2011年02月09日
  • 繁殖

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    農村風景が残る関東の幼稚園で起きた食中毒事件の話。
    園児の病状から、幼稚園で食べたオニギリのズサンな管理が原因の単なる食中毒と思われたけど調べれば調べるほど原因が特定出来んかった事件。
    調べていくウチにカドミウムが原因って分かったんやけど、簡単に発表してしまうと農家への風評被害が起きてしまう事を懸念した地元病院、保健所、警察は慎重に慎重に捜査、、、。
    誰がカドミウムを入れたん?
    ていうかカドミウムはドコから入手されたん?
    色々と調べていくウチに自分が良かれと思ってした事が巡り巡って事件の原因になったのが分かったんやけど、、、。
    その後に、証拠隠滅の為にした事は良くないけど被害を増やしたくない一

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    2011年02月09日
  • 転生

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    「その子はあなたの娘だ。引き取ってもらいたい。」

    フリーライターの岬は仕事の依頼で待ち合わせたホテルのロビーにいる時に1本の電話で目の前のベビーカーに乗ってる赤ちゃんを押し付けられてしまう所からスタート。
    最初は、産んでもいない赤ちゃんを押し付けられた事に激怒する岬。
    まぁ、『女→男。』の構図じゃなくて『男→女』やから激怒するんも分かるけど・・・。
    でも、その時に岬はお金欲しさに違法って分かってながら提供した自分の卵子の事を思い出す。
    手違いで生まれてしまった赤ちゃんのミチル。
    なんで、自分の所にミチルが来たんか?
    その謎を解明するために走り回る岬。
    最初は、ミチルを押し返そうと思ってた岬や

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    2014年05月25日
  • 潜伏

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    若年性アルツハイマー病で亡くなったと思ってた叔母さん。
    歩美と将彦が真相を調べていくうちに美容クリニックで使ってたプラセンタが原因でヤコブ病になってたなんて怖いよねぇ。
    最初は、お互いに偏見を持ってた2人が協力して色々と調べていくウチに誤解が解けていく過程も面白かったよ(*^。^*)
    まさか、あの人が犯人やとは思ってもなかったけど(^_^;)
    今まで読んだ仙川さんのシリーズの中でも読みやすかった方やと思うなぁ。

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    2011年02月07日