仙川環のレビュー一覧

  • 繁殖

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    原島聡美が勤務する幼稚園で食中毒事件が起きた。園児の症状から、おにぎりの杜撰(ずさん)な管理による単純な食中毒だと思われたのだが、カドミウム中毒だと判明した。誰がカドミウムを混入したのか。
    鍋を作っていた聡美、その婚約者の桧垣が自分たちに向けられた疑いを晴らすため動き出す。
    そこまでは良い。

    水源となっている池は基準値を満たしているものの、決してきれいではない。その池をもっと浄化しようと外来性の植物を放ったのは桧垣だった。
    その植物が毒をため込んで、それが遠因となったという疑いを持った時から二人の行動は社会的に許されないものに変わっていく。
    余りにも安易で思慮不足な二人の行動はバカバカしく思

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    2024年11月15日
  • 処方箋のないクリニック 特別診療

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    こんなお医者さんがいたらいいなぁ〜と思わせるシリーズの第二弾!

    先生の過去が顕になります。アメリカでこんな恋愛経験をして辛い別れがあり、人間的に成長して今の形の医療に取り組んでいるのかと分かる回です。

    どこの診療科にかかればいいか分からない病を或いは病とは言えないものを、相談出来る窓口は確かに今はあまりありません。おじいさんやおばあさんの知恵袋やお坊さんの説教、老練な先生、そんな人達はいつの間にいなくなってしまった殺伐とした世の中に幅広い知識と見識を持ち、医者としての技量に裏打ちされた先生はとても頼もしい…。

    身の回りにこんなお医者さんがいたらどんなに安心で、心強いかと思います。

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    2024年11月12日
  • 処方箋のないクリニック

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    医療に関して造詣の深さが窺える作品です。
    高齢者の免許返納の問題、サプリ至上主義、医者の看護師に対するセクハラ問題、遺伝子問題、高血圧の問題、民間療法狂信者の問題とどちらかと言うと医療の本道の病気を治す行為より、亜流のしかし身近に起こって見過ごさられている問題を上手に取り上げ、現代医療に足りない患者の心に寄り添う赤ひげ的なお話になっています。
    つまりは、作家の個性が良くあらわれた心温まる良品です。

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    2024年09月21日
  • 極卵

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    最近あった、紅麹事件を思い出す

    マスコミはどうかすると事実よりも 不安を煽る方向に行きがちだ

    麻衣ちゃんはどうなったかな

    生卵気をつけないとね

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    2024年08月29日
  • カナリア外来へようこそ

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    ◆きっかけ
     職場の緑化委員長が お盆前に貸してくr
     活字に枯渇しないように って 有り難や

    ◆内容
     カナリア外来 過敏症の外来
     保泉医師 仏頂面 ぶっきらぼう
     におい 低周波 シックハウス等
     5章

    ◆感想
     夫源病(フゲンビョウ)ってコトバ
     知らなかった
     2章・松崎和歌子みたいな症状で
     トビイリ受診する方 いっぱい居る
     本人は大変なんだろうにな
     保泉先生みたいに対応できる医者って
     いないべなぁ〜

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    2024年08月14日
  • カナリア外来へようこそ

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    過敏症向けのクリニックのお話
    私もどちらかというとアレルギー体質なので、「原因が分からない」「ストレスでは」とか適当なことをいわれる辛さはよく分かる。
    こういう親身になって聞いてくれる外来があったらいいなと思うが、すぐパンクしちゃうだろうなとも思ったり。
    話の方は、解決するものと、うやむやな感じになるものと両方あって、いまいち"爽快感"はなかったかも。

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    2024年08月12日
  • 時限発症 検疫官 西條亜矢の事件簿

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    ネタバレ

    前作よりこちらの方が読み応えがあった。

    同居してる娘と孫がいるのにそんなところへ取材に行くのか?自分勝手なお爺ちゃんだけど、娘の元夫も似たようなタイプみたい。母娘揃って好きになるタイプが同じなんだろう。

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    2024年04月23日
  • 偽装診療 医者探偵・宇賀神晃

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    シリーズ、第二弾。
    医療問題を中心に作品を発表する仙川さん。

    元エリート医師の宇賀神 晃は、今は、とある診療所の雇われ院長。
    ある日、外国人に書いた紹介状がけんこうほけんあの不正に加担していると叱責される。
    そして、子宮筋腫手術を受けた偽学生の中国人が失踪し、日本人ブローカーが殺害される。

    果たして、事件の真相は?
    医療の闇に切り込む震撼のミステリー。

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    2023年12月24日
  • 人体工場

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    主人公が安易な気持ちで受けた治験がきっかけで体に異変が起き事件に巻き込まれてく話

    注射を打って体の中で癌に有効なタンパク質を作って薬にする人体工場については賛否両論がわかれそう
    私は本当に人体に悪影響がないことが保証されてるなら誰かのために協力してもいいなぁと思った

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    2023年07月21日
  • 人体工場

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    怪しげな治験に安易に参加してしまった主人公の真柴。治験の謎を探るなか、本当は何が悪で正義なのか分からなくなる。
    読みながら自分ならどうかを考えてしまう。
    自分の大切な人のためなら、あなたは工場になることが出来ますか?

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    2023年07月14日
  • 感染

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    リーダービリティーもよく、ストーリー展開も無駄がなく分かりやすい。ただ難点をあげるとあまりに上手に進みすぎていて主人公が血肉の通った人間として見えて来ない、という点がある。作家の手の上で転がされているのが丸見え、といったところだろうか。夫の不自然な動向に連続する幼児誘拐事件を絡めてくる巧みさには参ったが、それ故に惜しい所も多い。

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    2023年06月25日
  • 潜伏

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    最後の最後に展開早すぎてびっくりしちゃうけど、あまりフレンドリーではないテーマについてもするっと頭に入ってくるのは本当にすごいと思う。

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    2022年11月01日
  • 極卵

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    食の安全よりも、メディアの情報の正確性を考えさせられる作品。
    書かれた文章が全て真実とは限らない。やはり、情報の正確さを判断する能力は大切だと感じた。

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    2023年01月14日
  • 鬼嵐

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    田舎の実家の診療所を手伝う女医の気ままなお話かと思ったら、感染症が発生して、その特効薬を製薬会社がお金儲けのために感染症を広めようとしていて、証拠隠滅のために殺人も行われていた、というとんでもない展開で、なんとも安っぽい映画を見せられている気もしたが、そこそこ面白かった。

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    2022年04月14日
  • 感染

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    他人よりいい思いをしたい、というのは当たり前のことなんだろうけどなぁ。そこに落とし穴がある。
    欲張りすぎず程々に。

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    2022年04月05日
  • 記者はつらいよ 中央新聞坂巻班

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     お仕事シリーズ第三作、記者の内情がずいぶんと分かってきた気になっている。壁につきあたると千穂が自分にできることを考えて成長していく。ただシリーズとして続けていくには限界のような気もする、自分ももういいかな、という気分になっている。

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    2022年04月04日
  • スクープを狙え! 中央新聞坂巻班

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    久しぶりのシリーズ続編を読みなんとなく思い出しながら読み進めた。新聞記者という仕事の内情がわかり自分がヒロインになったような気になった気分を味わえた。世の中には沢山の仕事がある中で記者は特殊たということ、そして優秀で適性がないとなれないと感じた。千穂も年頃になり次作では是非プライベートも充実させて欲しいような親心にもなった。

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    2022年03月31日
  • 鬼嵐

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    2022.02.18~02.19

    他の作品同様、面白かった。
    良い奴に思えて疑わしかったけど、やっぱり良い奴で。
    クズ野郎に思えて、本当にクズで。
    という、わかりやすさが、好き。

    ただ、帯に書かれていることとは違う気がした。
    そうじゃないか、合っているんだけど、「ずれている」、か。
    面白かったからいいんだけど・・・

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    2022年02月20日
  • 疑医

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    脳卒中の治療法をめぐる、記者たちの奮闘を描いた作品です。難しい感じなのかなと思いましたが案外サクッと読むことができました。

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    2021年08月16日
  • 感染源

    購入済み

    あまりに現実性のない話だと感じました。

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    2021年05月19日