仙川環のレビュー一覧

  • 隔離島―フェーズ0―

    Posted by ブクログ

    いやーありえなくもない話なので結構な恐怖を感じました。こういう閉鎖的な社会の風習って軽視できない。田舎育ちなんで良くも悪くもそういうのわかるので怖かったです。

    0
    2016年05月11日
  • 隔離島―フェーズ0―

    Posted by ブクログ

    最後までテンポよく展開して飽きなかった。
    出来過ぎ感は否めないけど、まあいいでしょう。
    医療現場に身を置くのもとしては、さすがにちょっと。。。と思ったけど。

    0
    2016年04月11日
  • 隔離島―フェーズ0―

    Posted by ブクログ

    母の生まれ故郷である離島へ赴任した医師・希世。
    島民の半分以上が高齢者なのに、寝たきりの人は数名。
    その理由は、全島あげて取り組んでいる”ぴんぴんころり運動”のおかげだという…。

    仙川環さん、ほとんどの作品を読んでますが、
    今回の医療色は、さほど濃くなかったです。
    そのかわり終始、不気味な空気が漂う物語でした。

    呪われた歴史…。
    その地域に根付いた風習…。
    貧しさから、老い先短い者の命と、未来ある子供の命を
    天秤に掛ける。
    閉ざされた島の中で、何が正しいのか、何を信じていいのかわからなくなる。
    誰もが怪しく思え、疑ってしまうんです。

    WOWWOWでドラマ化して欲しいような作品でした。

    0
    2016年03月20日
  • 極卵

    Posted by ブクログ

    吉祥寺にある有名自然食品店で4個1000円で売られていた「極卵」から食中毒事件が発生した。元新聞記者のジャーナリスト瀬島桐子がその真相を探る。高いものは安心で安全であると信じ込む消費者に食品業界で今何が起こっているか、実態を突き詰めていくうちに大企業の思惑が見え隠れする。
    実際遺伝子組み換えの技術は私たちの知らないところでどんどん研究が進められていて、認可されればすぐにでも遺伝子組み換え動物を作ることができるところまで達している。
    この小説はもちろんノンフィクションであるが、同じようなことが近い将来現実に起こらないとは断言できない。そんな予感さえしてくるため、十分ミステリー感が味わえる作品だっ

    0
    2016年03月11日
  • 極卵

    Posted by ブクログ

    ハラハラするストーリーでとても面白かったが、真犯人が意外すぎたのと、真犯人への深堀がり(動機、具体的な行動、発言など)がもっとあると良かったかなと思った。

    0
    2016年03月04日
  • 極卵

    Posted by ブクログ

    今や食の安全に関する国民の関心はかなりの物。
    添加物や遺伝子組み換えに関して監視の目はとても重要なのだが、ではそのために私達が必要とする正しい情報はどのように得られるのか。
    インターネット全盛の今、声高に危険をあおる情報はともすると広く影響されがちだがそれが信頼するに値する物かどうか判断するにはこちら側もかなり勉強しなければ振り回されてしまう。
    食の安全に関する国民の危機感を必要以上に煽り、利益を得ようとしたなら食の安全に関するもう一つの問題となるのか。

    0
    2016年02月13日
  • 転生

    Posted by ブクログ

    昔提供した卵子によって生まれた子供を押しつけられたフリーライターの主人公が、出生の真実に迫る。意外な結末でおもしろかった。いじめた元同僚がいいアクセント。

    0
    2016年02月11日
  • 感染

    Posted by ブクログ

    ウイルス研究医の主人公。夫の前妻の子供が焼死させられた後、夫が行方不明。探し求めるうちに大きな陰謀にたどり着く。おもしろかった。

    0
    2016年02月11日
  • 感染

    Posted by ブクログ

    「ウィルス研究医の仲沢葉月は、外科医の夫・啓介と前妻との間の子が誘拐されたという連絡を受ける。子供は焼死体で発見される。しかし、夫の啓介は女からの呼び出しに出かけていったきり連絡が取れなく帰ってくる様子もない。夫の行方を捜すうち、幼児誘拐殺人事件と夫との意外な共通点、彼女の勤める病院の裏側を知る事になる。」

    作家の仙川さんは「娯楽小説」を書いていきたいと話しています。この言葉通り、この作品は2時間ドラマを見るような楽しさを感じます。そして、とても読みやすかったです。医療サスペンスは知識が無いと難しい印象がありましたが、専門のことばかりに偏らず、登場人物の心理にも焦点を当てているので、最後まで

    0
    2015年11月03日
  • 時限発症 検疫官 西條亜矢の事件簿

    Posted by ブクログ

    検疫官シリーズ第二弾。
    色々と盛り込みすぎた一作目よりこちらの方が楽しめた。
    未知のウイルス発生国=アフリカの何処かというのは定番なのかしら?
    バンデミックを食い止めろをスローガンに一致団結はしてないけど頑張りましたで賞をさしあげます(笑)

    0
    2015年09月19日
  • 隔離島―フェーズ0―

    Posted by ブクログ

    友達のお薦めで読んでみましたぁ。
    面白かった。
    こういう伝統と因習が根付いてる孤島の話って、横溝正史っぽくて好き。
    もうちょっと怪しさが欲しいなぁとは思ったけど、現代の医療とうまく絡んであって、これはこれで面白かった。

    もちろん、間違った医学の使い方を生身の人間で試すのは怖いことだけど、昔から根付いてる民衆の考え方や変なしきたりなど、洗脳され変に因習されてる怖さにぞぞーっとした。

    しかし、一ノ瀬先生のおばあちゃんから譲り受けた念珠の房に入ってたあの紙。あれは結局何を言いたかったんだろう。。。

    0
    2015年09月13日
  • 隔離島―フェーズ0―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    島ぐるみでひた隠しにする秘密に一気読み。おもしろかった。
    全員参加の朝の体操とか飲まされるジュースとか、健康にいいという甘言の裏に潜む強制力に嫌悪感。
    終盤で味方がポツポツ増えたけど、四面楚歌の中主人公は女一人でよく頑張ったと思う。それが報われてオセロ盤のように一気に形勢をひっくり返したラストは胸がすくなぁ。
    島のその後が気になるところ。タブの木に隠してあったのも実際何だったのか知りたい。それが心残り。

    0
    2015年04月12日
  • 感染

    Posted by ブクログ

    2回目。

    お気に入りの仙川環のデビュー作。
    テーマは臓器移植。
    医療サスペンスだけど、すごい読みやすい。

    0
    2014年08月14日
  • 終の棲家

    Posted by ブクログ

    どんな職業でも、本人の気づきがあれば必ず成長すると実感させられる内容。
    成長のない社会人は「気づかない」?
    我が次男の仕事に対する姿勢を比較対象しながら、身を細めるようにして読み終えた。。。
    人は仕事を通じて変わることができると、次男に知ってほしい。仕事ってそういうものやと。
    何のために、この仕事をしているのか、なぜこの仕事を選んだのか。
    流れで、何となく、たいして考えてない…そんな答えが速攻返ってきそうな気もするけれど…

    0
    2014年07月14日
  • 終の棲家

    Posted by ブクログ

    これもドラマ化される(NHK BS)ので読んでみた。最初はちょっと読むのがイヤになったが、それが狙いだったんだね。見事に填められました。

    最後はもうひとつすっきりしない感じだが、結構面白かった。

    桐谷美玲に加藤虎ノ介か。桐谷美玲は確かにイメージある。ただ、原作よりドラマはかなり若くしてるので、その辺りをうまく処理できてるかな?

    0
    2014年06月22日
  • 感染

    Posted by ブクログ

    映画感染/予言の原作と思ってたけど違った。www
    医療やウイルスが題材の話だが、専門用語などあまり出てこなく読みやすい。
    いろんな意味でかわいそうな主人公…

    0
    2014年05月01日
  • 潜伏

    Posted by ブクログ

    お気に入りの医療ミステリー、シリーズ的には第5弾、
    といっても、つながりはなくそれぞれが独立したお話しです。

    今回のテーマは、美容クリニックとプラセンタ。
    そこに、狂牛病やらヤコブ病、アルツハイマーが関わってきます。

    パッと見では、なんのつながりもないこれらのキーワード、
    とあることから、一つの恐ろしい事件が浮かび上がってきます。

    主人公は、そろそろトウが立ちそうな一組の男女、佐野先生と歩美さん。
    どこか微笑ましい二人の擦れ違いぶりも、意外と面白かったです。

    “美容”というフレーズ自体にあまり関心が無いのですが、
    このような問題もはらんでいるのだなぁ、、と、興味深く。

    げに恐ろしきは

    0
    2014年01月23日
  • 感染源

    Posted by ブクログ

    マレーシアで日本製薬会社と取引をしている日本人女性・直美。

    彼女の関わるプロジェクトの裏では、
    彼女の秘密裏に別の動きがあったー。

    その"ある動き"によって日本へ送られた医薬成分のサンプルには、
    扱い次第で治療薬にも病原体にもなる成分が含まれていた。

    彼女は自分に対する裏切りや周囲からの不当で理不尽な扱いに憤然としながらも、病原体の感染源と真意究明とのために命がけで奔走する。

    彼女の経験する悔しさ地震の無力さへの苛立ちが伝わってくるように、
    真相解明へ向け、ページをめくる手が止まらなかった。

    結局ボンゴの真意はわからない。
    帰路の暴言は何だったんだ

    0
    2013年12月19日
  • 封鎖

    Posted by ブクログ

    感染症疑いで封鎖される集落の話。

    国はやるであろう。
    完全に間違っているとは思わないけど
    当事者関係者だったらたまらない。

    庶民は自分の身体を強くたくましく健康にしていることが
    ただひとつできることなのか。

    0
    2013年07月29日
  • 潜伏

    Posted by ブクログ

    医療ミステリーではあるが難しい専門用語がないのでサクサク読める。
    この作品も結局のところ保身のために隠蔽工作をしようとする以外の部分に悪意は感じられない。

    0
    2013年08月23日