仙川環のレビュー一覧

  • 処方箋のないクリニック

    Posted by ブクログ

    6つの短編小説。主人公は青島総合病院の理事で、病院敷地内の端の雑木林にある旧医院設立時の古い建屋で自由診療を診る青島倫太郎。困った患者に独自の視線から治療につなげる話が、明るく描かれて楽しい。同時に現代の時間刻みで効率中心の医療の課題も提示している。

    0
    2025年03月11日
  • 処方箋のないクリニック

    Posted by ブクログ

    最先端の医療機器を備えた大病院に隣接する廃屋のような診療所にある、医者も看護師も一人ずつの低料金の総合内科。

    病は病でも様々な病、老人の視力低下と運転免許返納問題、セクハラとコミニュケーションの境目、遺伝子検査の是非、怪しげなサプリにはまる人、過敏性腸症候群、高血圧、アトピー…処方箋は出さないが人間関係のストレスで悩みや不安を抱えた人たちを低料金でカウンセリングし、よろず相談に乗ってくれる。心療内科とはまたちがう、理想的な医者の姿が描かれている。

    一話完結ゆえ、来年以降にたぶんドラマ化されると思う。主人公のイメージは、やっぱり阿部寛かなぁ。

    0
    2025年03月07日
  • カナリア外来へようこそ

    Posted by ブクログ

    体調が悪いのに、病院に行って「特に異常はない」と言われて終了したことが何度もある。じゃあこの症状は何?そこに答えは見つからず、病院に失望することは数知れず。『カナリア外来』こと保泉クリニックは、過敏症外来を設け、音や匂いや味覚に悩む患者さんに寄り添うクリニック。不愛想だけれども気休めを言わず、行動派の先生はなかなか頼りになる。本を読んでいて羨ましくなった。過敏症以外にも、きめ細かな特別な外来がもっとメジャーになればいいのに。命にかかわらないけれども苦しい症状にもっと理解と解決法があればいいのに。

    0
    2025年02月16日
  • 処方箋のないクリニック

    Posted by ブクログ

    初読み

    『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』をドラマ化したものを見て、よく似た小説があるなぁ、と書店で発見し購入。

    メスを入れるのは病気ではなくて人間関係、まさしくその通り。

    人間関係を修復すると病も良くなることがある

    病を見るのではなくて「人」を診てくれる町医者。こんな診療所があったらいいなぁ...と思わせてくれるような1冊でした。

    0
    2025年02月15日
  • 処方箋のないクリニック

    Posted by ブクログ

    何処まで見えてるの?!
    爽やかイケメンで優秀で地位もあるとかスペック盛りすぎ、そりゃ少しくらい変人の擬態もしないと周囲がうるさいよね(笑)

    0
    2024年12月10日
  • 処方箋のないクリニック 特別診療

    Posted by ブクログ

    初めて続編を読もうと思った作品です。本作は青島先生の過去が語られます。エネルギッシュな看護師さんにこちらも元気を貰えました。

    0
    2024年11月27日
  • カナリア外来へようこそ

    Posted by ブクログ

    過敏症はつらい。
    他の人は何も感じないことが多いから、なかなか分かってもらえないので、二次的につらい。
    けれど、今は症状が出ていないだけで、だんだんコップの中に水が溜まり続けると、ある日突然あふれ出るようにあなたも過敏症になるかもしれない。
    そんな危機をいち早く察知してくれるのが過敏症の人たち・・・つまり「炭鉱のカナリア」
    原因が分からないうちは病院に行っても嫌な思いをしたり、自分であれこれ疑って、周りの人たちともギクシャクしたり。
    今はインターネットでなんでも調べられて、便利な点もあるけれど、思い込みで間違った方向に進んでしまうこともある。
    看護師のレンくんが言った「情報過敏症」という言葉も

    0
    2024年11月23日
  • 処方箋のないクリニック

    Posted by ブクログ

    日本のどこかにこんな先生居るかな?居たらどんな悩みも上手に解決してくれるんだろうなぁ♪
    兎に角癒されたい一心で読んでみました。

    0
    2024年11月09日
  • 処方箋のないクリニック 特別診療

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【あらすじ】
    内科医青島倫太郎は、エリートだったアメリカ生活を離れ実家の病院の代替わりの手伝いで帰国し、青島総合病院の離れにある家で看護師の小泉ミカと医療相談を請け負っている。そこにやってくるアルコール依存手前の広報ウーマン、上司のパワハラで転職を考える営業マン、玉の輿をねらう港区女子、スマホ首ゲーマーのコンビニスタッフ、突然夫に尊厳死を希望された妻、そばアレルギーの男児の母親。ありふれた病気の裏に潜むトラブルを、ハーフパンツの内科医が優しく解決していくほっこりとした医療小説。

    【感想】
    文庫本で夏川草介氏が解説でも書いてあるように、医療関係者は病院や診療所を舞台にした物語を読んでも純粋に物

    0
    2024年11月09日
  • 処方箋のないクリニック 特別診療

    Posted by ブクログ

    シリーズの第二弾。

    今回も様々な難しい患者が登場する。
    それを古い洋館で医療よろず相談のクリニックで医師の青島が解決していく。

    解決していくというより導いていくという感じか。確かに処方箋のないクリニックである。

    0
    2024年10月18日
  • 処方箋のないクリニック

    Posted by ブクログ

    結構重いテーマなんだけどサクサク進む感じが上手い。でも頭をチラつくインザプールの伊良部笑
    倫太郎みたいな人が知り合いにいたら心強いだろうな。

    0
    2024年09月22日
  • 処方箋のないクリニック 特別診療

    Posted by ブクログ

    -------------------------
    「この不思議な
     診療所は
     今の医療に、
     足りないものを
     教えてくれる」
    夏川草介氏推薦!

    アルコール依存症、
    痩せ薬、
    蕎麦アレルギー、
    終活…
    またまた悩める
    患者さんたちが
    青島総合病院へ集結!
    -------------------------
    シリーズ第二弾です。
    私は本作の方が好きでした。
    ちょっと身近だったからかな。

    身体が不調を訴えるときって、
    精神的にも辛かったり苦しいときがある。
    そんなときに、
    相手の生活や状況に応じて、
    適切な診療やアドバイスを行う。

    特に今回は主人公の医師である倫太郎の過去も描かれており、

    0
    2024年09月16日
  • 処方箋のないクリニック

    Posted by ブクログ

    小説ならではのハートウォーミングフィクション。
    イケメンで奇抜な服装というキャッチーな主人公設定。
    各章の患者さん像はとてもリアリティのあるエピソード。そこに相談という形で介入するやり取りはまさに現代の赤ひげ先生。

    聞く力とエビデンス、伝える力などコミュニケーション技術がふんだんに使われている傾聴の仕方は勉強になります。
    単純に読み物として面白く、スッと入ってくる文体はさすがです。

    0
    2024年09月11日
  • 処方箋のないクリニック

    Posted by ブクログ

    倫太郎の、相手を傷付けずに「導く」話術、私も身につけたいと思った。比較的重い医療のテーマに対して倫太郎の語り口調はわりと軽く、そこにも驚き。こんなに上手く説得できるのか?と思いつつ、スッキリ読める。
    また、ミカの自由奔放さが好きだった。倫太郎とはおそらく違うタイプだが彼女も核心を突いた発言を時折し、かと言って戦略的ではなく、心から出た発言であることが伝わってくる。こんなお医者さんや看護師さんとお話してみたい。
    時折出てくるスイーツが美味しそう。重いテーマの中に花を添えてくれる。
    どの話も含みを持たせた終わり方になっているので、登場人物等のその後が知りたくなった。

    0
    2024年09月10日
  • 処方箋のないクリニック

    Posted by ブクログ

    解説にもある通り、医療に関する重めのテーマが多くあるけれど登場人物のおかげで重くなりすぎずにすっきりとした読後感を持てる一冊。
    不安をひとつひとつ丁寧に優しく柔らかくほどいてくれる青島先生みたいになりたいなと思えました。

    0
    2024年09月08日
  • 封鎖

    Posted by ブクログ

    「封鎖」(仙川環)を読んだ。
    
強毒性の鳥インフルエンザが山奥の山村を襲い、人為的な操作により道路も通信も遮断して山奥の村を封鎖する。
そこに閉じ込められた住民達の運命は?
というよりお話。
    
『明日、現実に起きるかもしれない恐怖』って帯にあるけど、これ、新型コロナ前に書かれてるんだな。
    
この中で描かれている、簡易検査キット、PCR検査、体温の把握、等々ついこの間までの日常ではないか。
    
最近思うんだけど自然が今人間に牙を剥いて来たのかもしれないぞ。
    
あー怖かった。

    0
    2024年07月06日
  • 幸福の劇薬 医者探偵・宇賀神晃

    Posted by ブクログ

    この手の本は、自分からはあまり手にしたことはないけど、人からのおすすめってことで読んでみた!

    序盤の方は、「やっぱりこういう系統はあまり好きじゃないかも」と思うこともあったけど、
    読み進めていくにつれて、話が進むにつれて、
    どんどん引き込まれている自分がいた。

    ただ、小説を読むってだけじゃなくて、考えさせられる部分もあったから、読んでよかったなぁと特に思えたところ!

    究極の選択に迫られた時、素早く冷静に判断するためにも、普段から"変化慣れ"をしていくことの大切さをより改めて感じることができた!

    0
    2023年09月17日
  • 終の棲家

    Posted by ブクログ

    仙川さんは以前何冊か読んだけど、いつも読み終わった後に爽快感や充足感のようなものを感じられる。
    今回は前半主人公に感情移入できなかったけど、本人が変わっていき周りも影響され結果的にはハッピーエンディングで安心した。
    美しい部分だけではなく、事実をしっかり書いたうえで納得感のある話だった。

    0
    2022年10月06日
  • 感染

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    執筆時である2005年から17年経った今なお豚の臓器移植が成功していないのだからよほどハードルが高いのだろう。学部長が汚職まみれというのはお約束とは言え中々ダイナミックな原因だった。伏線の貼り方は露骨だったしもう少し主人公以外を丁寧に描いてもいいのではと思うが題材が面白くカバー出来る範疇だと思う。
    ただ誰も彼もが心臓を灰にしてしまう、という慟哭は印象深い。

    0
    2022年06月17日
  • 幸福の劇薬 医者探偵・宇賀神晃

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    考えさせられる1冊でした。
    認知症が治るけれど、かならず死んでしまう薬があった場合、
    認知症の人がいる家族には夢のような薬だが、医師としては殺人の幇助にあたってしまう。。。
    一時的に前の状態に戻り、余命を家族と過ごすことで、家族も穏やかな気持ちになると思うし、本人も嬉しいのではないかな?と思った。
    個人的には、こんな薬があったら使って欲しいと思ってしった。
    考えれば考えるほど、どうしたらいいのかわからない問題だと思う。

    新聞記者の美雪さんはちょっとわがままというか失礼すぎて、いらっときた。

    0
    2022年05月26日