仙川環のレビュー一覧

  • 幸福の劇薬 医者探偵・宇賀神晃

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    エーザイのアデュカヌマブのような設定。アルツハイマーが良くはなるが副作用で出血死してしまうもの。考えさせられる内容です。個人的にはあってもいいかな、と。

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    2021年09月15日
  • 吠えろ! 坂巻記者

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    5年目の新聞記者、千穂のお仕事小説。上司、同僚に囲まれなが新聞社内の人間関係、仕事上で知り合う人とのやりとり、まるで自分が千穂になったような気になり記者になった気分が味わえた。著者は新聞社で働いた経験があるから細かい部分に現実味がある。読後は記者として働くということの大変さが分かり、それでも記者になりたいという人がいることも分かる気がする。

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    2021年08月09日
  • 聖母 ホスト・マザー

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    ネタバレ

    赤ちゃんが欲しいと願う気持ちの深さは少しでも不妊を疑った経験ある人にとっては理解できる気持ちだけれど経験がないと理解しにくい感情であるかもしれない。家族の関係や立場の違いでその想いが違ってくるのは仕方がない。登場する女性のそれぞれの気持ちになってしまって複雑になった。ラストまで惹きつけられた。生まれた子に罪はない、がどのように成長していくのか、、ラストは読者の想像に委ねられる形となっているが、考えさせられる。

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    2021年01月27日
  • 極卵

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    自然の形で育てた鶏から生まれた卵「極卵」その卵を食べた人から毒素の強い菌が発見された。
    すでに何人か亡くなっている。
    自然食をこよなく愛する人気カリスマブロガーも購入し息子が感染し生死をさまよう
    生産者の環境は調査の結果問題ない。
    いったいどこから菌が発生したのか。
    昔の鶏を復活させた研究機関が発表したが問題はない。
    ジャーナリストは菌の出どころを突き止める。

    卵に関する仕事についている為
    タイトルを見て購入しました。
    今現在、世の中ではコロナを含めていろいろな菌に翻弄されています。
    本のような事が絶対怒らないとは言えない。
    なかなか身に染みた内容でした。

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    2020年12月01日
  • 極卵

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    食の安全はもちろんのこと、報道の公平性についても考えさせられる一作でした。私たちが普段目にしている情報や記事は、もしかしたら事実の一部分だけをピックアップして報じているだけに過ぎず、過信してはいけないのだと改めて痛感。

    また、実際に自分が見てきたわけではないのに、過ちをおかしたとされる人を「悪」だと決めつけ、「正義の鉄槌」という名のエゴを叩きつけることがいかに残酷で、改善されていくべき悪習か。本作で痛いほどわかりました。

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    2020年05月17日
  • 封鎖

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     未知のウイルスと対峙したとき、人間はどうなるのか。もし自分が感染の疑いありと思ったとき、守らなければいけない家族がいるとき、医療従事者として対処を迫られたとき、様々な登場人物の視点からある集落で起きたウイルスパニックと、その後の集落の様子を描く作品。人間の行動心理と行政の対応、風評被害、ウイルスの強毒化についてなどなど、非常に勉強になる記述も多い。
     現在、世界では新型コロナパンデミックとなっており、日本でも緊急事態宣言が発令された。コロナが騒がれるようになって1か月半が経つが、いまだ衰えを見せず、むしろ春の人事異動の流れに乗るように第二次流行期を迎えたと言っても過言ではない。旅行などとは違

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    2020年04月13日
  • 人体工場

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    最後の方は察しがついてしまったが、全般的に真紫に感情移入でき面白かったと思う。今まで治験の小説を読んだことがなかったので面白かった。

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    2020年03月17日
  • 人体工場

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    先が読めそうな時に展開が違う
    まったく先が読めない
    読み進めやすいミステリーだった。

    医療系は苦手でがん消滅の罠とか
    無理だったけど、これくらいなら
    読めるかなと思った。

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    2020年03月16日
  • 幸福の劇薬 医者探偵・宇賀神晃

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    2019.08.26~08.28
    他人ごとではない認知症。たとえ一時的でも、病気になる前の状態に戻るのなら、それが残された人にとって救いになるんじゃないのかしら。

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    2019年11月24日
  • 幸福の劇薬 医者探偵・宇賀神晃

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    ネタバレ

    評価は4.

    内容(BOOKデーターベース)
    曙医科大学が開発した認知症治療薬DB‐1は、同大付属病院が実施した臨床研究で画期的な成果を上げた。重症患者三人が、ほぼ完全に脳機能を取り戻したのだ。国際的製薬企業のサニーも権利獲得に乗り出す。ところが、一人の医師の自殺が驚くべき策略を浮き上がらせた。「医者探偵」宇賀神晃が伏魔殿の謎に挑む。

    認知症の患者が一瞬でも元の元気な姿に戻るのであれば、たとえ副作用が100%で致死的であっても・・・と考えちゃうのは人道から外れるのか?

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    2019年10月29日
  • 幸福の劇薬 医者探偵・宇賀神晃

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    認知症を改善する薬が開発された。ところがそれと前後して主人公の親友の医師が亡くなる。認知症薬の開発と関係があるのか?その薬は本当に効果があるのか?
    医療サスペンスもので、さすが仙川環さんの小説は面白い。
    でも本当に認知症の薬が開発できれば、本人も家族も救われるだろうなと思った。

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    2019年05月11日
  • 人体工場

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    読みやすい文章でなかなかに面白かったですねぇ…個人的にはタイトルが気になって手に取った次第なんですがまあ、内容の方もなかなか…著者が昔、医療系の新聞記者をやってたとかでそういった経験も生かされている内容かと思います…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、僕は少々ミステリ的な内容を期待したんですが…蓋を開けてみればなんだかサスペンスのようだしまあ、なかなか面白かったからよかったんですが…。

    キャラがあまり立っていないのが気になりましたかね…読んでいて、これってどういうキャラだっけ? と忘れてしまいそうになり、読み返すことになったのでした…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    実際

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    2019年05月08日
  • 幸福の劇薬 医者探偵・宇賀神晃

    購入済み

    認知症高齢者によるさまざまな事が社会問題化する中、認知症の親・夫・妻を
    長年介護する家族と、大学病院で開発中の治療新薬にかかわる事件を追求して
    行く中で、本当の正義とは何かを社会に問いかける作品。

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    2019年04月01日
  • 幸福の劇薬 医者探偵・宇賀神晃

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    久々に面白いミステリに当たった気がする。タイトルの幸福の劇薬というのも的を得てて納得。もし私が当事者ならば劇薬に手を出してしまうかもしれない。
    あらすじ(背表紙より)
    曙医科大学が開発した認知症治療薬DB‐1は、同大付属病院が実施した臨床研究で画期的な成果を上げた。重症患者三人が、ほぼ完全に脳機能を取り戻したのだ。国際的製薬企業のサニーも権利獲得に乗り出す。ところが、一人の医師の自殺が驚くべき策略を浮き上がらせた。「医者探偵」宇賀神晃が伏魔殿の謎に挑む。

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    2019年03月18日
  • 時限発症 検疫官 西條亜矢の事件簿

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    検疫官 西條亜矢シリーズ 第2弾

    1章 最後の電話
    2章 足取り
    3章 疑惑
    4章 怪しい影
    5章 影踏み
    6章 タイムリミット

    母から引き継いだ小料理屋を営む夏帆の父で、放浪のジャーナリスト・葛木が、アフリカからの取材を終え、成田に到着後、失踪してしまう。

    元夫や東西新聞記者・下田、そして検疫官の西條亜矢の協力の下、葛木を行方を探し始めるが、葛木が入国していたB国の隣国・A国で新しい感染症の蔓延が発覚する。

    晩年のジャーナリストが追い求めたスクープとその陰に隠れた陰謀が、日本を脅かす。


    最近の作品の中では面白かったです。
    シリーズモノの方が面白いかも。

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    2018年11月18日
  • 誤飲

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    「薬」を軸とした人間模様の医療ミステリー。

    第一章 藤本洋文
    第二章 小野恭子
    第三章 木島博人
    第四章 林崎洋子
    第五章 松原延彦
    第六章 沢村亜美
    第七章 小野厚之
    第八章 三田秋枝

    八つの作品は全て同じ舞台で錯綜する。
    相手を騙して薬を飲ませたり、あるいは不正に薬を入手しようと奔走するも、事態は深刻になったり、思いがけず転機になっていくお話。

    暗いばかりの結末だけでなく、希望も織り交ぜられているところが良いと感じました。

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    2018年11月16日
  • 疑医

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    仙川環さんの医療ミステリーが好きで手に取った本だったが、医療というより、記者の奮闘記という感じだった。でも、これはこれで面白かった。

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    2017年01月29日
  • 誤飲

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    薬がテーマの連作短編集
    サクサクと読み進めた面白い話しでした
    たった一つの薬がこれほどまで人を振り回すとは毎日薬の仕事をしている自分にとって面白かった。
    ただ登場人物が好きになれないタイプばかりでも亜美と木島ははじめはイライラさせられたけど、がんばってシアワセになってほしいな

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    2017年01月11日
  • 極卵

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    読みやすく、一気に読める感じの本です。健康志向の私ですが、なかなか陥りやすい人間関係のことなどもうまく描かれています。ありがちな内容ではない話なので、斬新で良かったです。この著者の他の小説も読んでみたいと思いました。

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    2016年09月03日
  • 感染源

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    大会の観戦の合間合間をメインで読んでいたけど、その都度物語にすんなり入っていけて読みやすく面白く読めた。この人の本は女性主人公が多いせいか、感情移入しやすい。読後感も悪くないので、また探して読んでみたい。

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    2016年05月12日