仙川環のレビュー一覧

  • 処方箋のないクリニック

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    ネタバレ

    全6章あり、実際に医療現場で起きていそうな、どの物語もリアルな内容だった。
    医療の知識に乏しい立場の自分は、仮に自分や周りが病気や心理的不安に苛まれたとき、「原因や対策がわからないこと」に、まず不安を抱くと思う。その際に抱く不安感が、総合内科にかかった登場人物の行動や思考にもリアルに表れていて、共感した。

    また、本書で述べられているように、病院へ行き、ある程度の時間を待ち、それでいて診察は短時間で終わるということは現実問題でもよくあること。「病院も忙しいから長い時間をかけられないのはしょうがない」とは思いつつ、診察後に「聞きたかったことが聞けていない…」とふと思うことが自分は何度かあるので、

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    2025年09月26日
  • 処方箋のないクリニック セカンドオピニオン

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    2025/07/26予約 2
    読みやすいのに青島先生の鋭さにドキッとする。
    賃貸でありがちな音による不眠、筋肉しか信じられない男性、性格が変わった父親の認知症疑い、子どもが欲しいのか分からないまま卵子凍結しようとする女性、など。
    医療のプロに相談できたらいいのに、と改めて思う。初回1000円って最高だし、ミカちゃんに会ってみたい。手土産持っていくので予約したいな。
    ちなみに、オレンジ色のスクラブもナース服も気になります。かわいいだろうな、実際に元気なイメージなので病院に取り入れたら楽しいのにと思った。

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    2025年09月26日
  • カナリア外来へようこそ

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    2025.09.02〜09.04

    病は辛い。特に、内科系や神経系は見えないが故に、人にわかってもらえない。だから、本当に辛い。病は気から、なんて良く言われるけど、その都度思う。「お前が同じ目にあったら、私もそう言ってやるわ。」
    そんな人たちに寄り添ってくれる、保泉先生は神だと思う。巡り会えてよかったね。

    健太とはどうなったのか、気になる。

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    2025年09月04日
  • カナリア外来へようこそ

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    過敏症の人は、周りの人に理解され難いのだろうと思う。また、こちらから気づくことも難しい。社会が過敏症を理解し、商品開発や生きやすい社会作りができたらよい。

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    2025年07月19日
  • カナリア外来へようこそ

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    過敏症をテーマにした連作短編。医療ミステリーっぽさもあり、さくっと面白く読める。先生や登場人物のキャラもよい。

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    2025年06月27日
  • カナリア外来へようこそ

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    過敏症の人に向けた特別外来を描いた話
    香害や化学物質過敏症は知識としておぼろげに知っていたけど、普段の生活がままならない人もいるとは知らなかった
    自分がいい匂いとして使っている洗剤なども誰かの健康を損ねる恐れがあるってことだろうな〜

    今や国民病と言われる花粉症だけど、はっきりと原因がわかるまでこういう扱いだったのかもなと思った…
    (春になるとくしゃみと鼻水がすごいんだよね〜気のせいだろ〜的な…)
    そこにある何かで自分がままならないのに、ただ気のせいや神経質だな〜と簡単に片付けられるのはあまりにも辛い
    保泉先生は態度はあんまり良くないけど、誰よりも患者に寄り添っていてすごく良かった

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    2025年06月14日
  • 処方箋のないクリニック 特別診療

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    『処方箋のないクリニック』待望の第2弾。
    そうだった、青島総合病院の総合診療科。

    全てが完璧に解決するわけではない。だけど、Dr.青島と話をして、最悪の事態を免れるならよかった。
    尊厳死と安楽死の違い。考えたこともなかった。

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    2025年06月04日
  • カナリア外来へようこそ

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    ある日突然過敏症になったりするし、体質なんて十人十色。でも自分だけかもしれないと思ったときにこういう風に寄り添ってくれる人がいるのはとてもいいなと感じた。

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    2025年05月24日
  • カナリア外来へようこそ

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    色々な過敏症について知ることができ、ストーリーもこの先が知りたいと思いながら一気に読んでしまった。現実にこんな医師はなかなかいないよなと思うけど、どこかにいるかも、という温かい気持ちにもなった。

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    2025年05月05日
  • カナリア外来へようこそ

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    過敏症向けの特別外来。
    今まで見たことない医療ストーリーでした。

    今まで、過敏症のことをあまりよく知らなかった。この話を読んで、過敏症の人の日常生活での辛さを理解することができた。

    そのため、自分の周りに、過敏症の人がいたら、自分がどうサポート出来るのかをじっくりと考えていきたいと思った。

    そんな考えさせられる1冊でした。
    短編なので、サクサク読めます!
    医療小説好きには、オススメの物語です。

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    2025年04月09日
  • 処方箋のないクリニック

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    医療系小説だけど、むずかしい専門用語とかはなく、さくさく読み進められた。
    私の想像する総合内科とはちょっと違っていたけどね。

    優しく個性ある先生と看護師さんで、こういう人たちに相談出来たら安心だなーと強く思いました。
    いまどきって3分診療、1分診療ってざらだもんね。
    話しやすい、質問しやすい医療従事者は神ですわ。
    歳を重ねるにつれて、お医者さんにお世話になることが増えると痛感する。

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    2025年04月01日
  • 処方箋のないクリニック

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    ドラマを見てる感じでスラスラ読めた!映像化したらキャスト誰がいいかなーって考えながら読み進めてた。ただ心にぐさっとくる言葉はあまりなかったかな?そういうテンションのストーリーじゃないからかもだけど。現代の医療現場の問題点を分かりやすく挙げててよかった。遺伝子検査を民間でもやってくれるのは知らなかったからびっくり。そりゃあ知識がないと色んな風に勘違いしちゃうよねっていう。やっぱり知らないことが敵意に繋がってやがて戦争に変わるんだなあって思った。登場人物みんなキャラ立ってて非常に良かった。続編も読みたい!ドラマ化するなら山田杏奈ちゃんがミカかな〜倫太郎は反町隆史とか似合いそう。短パンのイメージなさ

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    2025年03月24日
  • カナリア外来へようこそ

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    短編の集まりからなっている小説。
    しかし、短編間で登場人物の行き来があるのでただの短編集より、登場人物に入れ込みやすく面白かった。
    適当な診療を行う医者が昨今、実際には存在しないレベルの患者ファーストの医者のお話。
    短編毎に病の症状に対する原因調査及び人間模様の描写が良く、結構読み応えがあるので短時間で楽しめて良かった。

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    2025年03月16日
  • 処方箋のないクリニック

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    6つの短編小説。主人公は青島総合病院の理事で、病院敷地内の端の雑木林にある旧医院設立時の古い建屋で自由診療を診る青島倫太郎。困った患者に独自の視線から治療につなげる話が、明るく描かれて楽しい。同時に現代の時間刻みで効率中心の医療の課題も提示している。

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    2025年03月11日
  • 処方箋のないクリニック

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    最先端の医療機器を備えた大病院に隣接する廃屋のような診療所にある、医者も看護師も一人ずつの低料金の総合内科。

    病は病でも様々な病、老人の視力低下と運転免許返納問題、セクハラとコミニュケーションの境目、遺伝子検査の是非、怪しげなサプリにはまる人、過敏性腸症候群、高血圧、アトピー…処方箋は出さないが人間関係のストレスで悩みや不安を抱えた人たちを低料金でカウンセリングし、よろず相談に乗ってくれる。心療内科とはまたちがう、理想的な医者の姿が描かれている。

    一話完結ゆえ、来年以降にたぶんドラマ化されると思う。主人公のイメージは、やっぱり阿部寛かなぁ。

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    2025年03月07日
  • カナリア外来へようこそ

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    体調が悪いのに、病院に行って「特に異常はない」と言われて終了したことが何度もある。じゃあこの症状は何?そこに答えは見つからず、病院に失望することは数知れず。『カナリア外来』こと保泉クリニックは、過敏症外来を設け、音や匂いや味覚に悩む患者さんに寄り添うクリニック。不愛想だけれども気休めを言わず、行動派の先生はなかなか頼りになる。本を読んでいて羨ましくなった。過敏症以外にも、きめ細かな特別な外来がもっとメジャーになればいいのに。命にかかわらないけれども苦しい症状にもっと理解と解決法があればいいのに。

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    2025年02月16日
  • 処方箋のないクリニック

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    初読み

    『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』をドラマ化したものを見て、よく似た小説があるなぁ、と書店で発見し購入。

    メスを入れるのは病気ではなくて人間関係、まさしくその通り。

    人間関係を修復すると病も良くなることがある

    病を見るのではなくて「人」を診てくれる町医者。こんな診療所があったらいいなぁ...と思わせてくれるような1冊でした。

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    2025年02月15日
  • 処方箋のないクリニック

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    何処まで見えてるの?!
    爽やかイケメンで優秀で地位もあるとかスペック盛りすぎ、そりゃ少しくらい変人の擬態もしないと周囲がうるさいよね(笑)

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    2024年12月10日
  • 処方箋のないクリニック 特別診療

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    初めて続編を読もうと思った作品です。本作は青島先生の過去が語られます。エネルギッシュな看護師さんにこちらも元気を貰えました。

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    2024年11月27日
  • カナリア外来へようこそ

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    過敏症はつらい。
    他の人は何も感じないことが多いから、なかなか分かってもらえないので、二次的につらい。
    けれど、今は症状が出ていないだけで、だんだんコップの中に水が溜まり続けると、ある日突然あふれ出るようにあなたも過敏症になるかもしれない。
    そんな危機をいち早く察知してくれるのが過敏症の人たち・・・つまり「炭鉱のカナリア」
    原因が分からないうちは病院に行っても嫌な思いをしたり、自分であれこれ疑って、周りの人たちともギクシャクしたり。
    今はインターネットでなんでも調べられて、便利な点もあるけれど、思い込みで間違った方向に進んでしまうこともある。
    看護師のレンくんが言った「情報過敏症」という言葉も

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    2024年11月23日