仙川環のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
お気に入りの医療ミステリー、シリーズ的には第5弾、
といっても、つながりはなくそれぞれが独立したお話しです。
今回のテーマは、美容クリニックとプラセンタ。
そこに、狂牛病やらヤコブ病、アルツハイマーが関わってきます。
パッと見では、なんのつながりもないこれらのキーワード、
とあることから、一つの恐ろしい事件が浮かび上がってきます。
主人公は、そろそろトウが立ちそうな一組の男女、佐野先生と歩美さん。
どこか微笑ましい二人の擦れ違いぶりも、意外と面白かったです。
“美容”というフレーズ自体にあまり関心が無いのですが、
このような問題もはらんでいるのだなぁ、、と、興味深く。
げに恐ろしきは“美”へのこだわりですかね、、なんて。 -
Posted by ブクログ
マレーシアで日本製薬会社と取引をしている日本人女性・直美。
彼女の関わるプロジェクトの裏では、
彼女の秘密裏に別の動きがあったー。
その"ある動き"によって日本へ送られた医薬成分のサンプルには、
扱い次第で治療薬にも病原体にもなる成分が含まれていた。
彼女は自分に対する裏切りや周囲からの不当で理不尽な扱いに憤然としながらも、病原体の感染源と真意究明とのために命がけで奔走する。
彼女の経験する悔しさ地震の無力さへの苛立ちが伝わってくるように、
真相解明へ向け、ページをめくる手が止まらなかった。
結局ボンゴの真意はわからない。
帰路の暴言は何だったんだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ成田真澄(ますみ)は、東京から実家に戻ってきた内科医。
父親が急逝したため実家の医院を継いだからだが、田舎町での日常に不安や不満を募らせていた。
そんな中、10歳の従妹が原因不明の急病で亡くなり、さらにその友人までもが同じような症状で亡くなってしまう。
祖父の何気ない言葉からその病の正体が、日本では半世紀前に撲滅に成功したという狂犬病の可能性が出てくる。
発病すれば致死率100%の殺人ウィルス。
医者として無力感に苦しみながらも、感染源の特定を探す為に独自に調査を進める彼女は、意外な真相を目の当たりにする・・・。
真澄って名前を見て「男」と判断してしまいました。「ガラスの仮面」の影響かな?(笑)
発端となる事件のときに従妹から「お姉ちゃん」と呼ばれていたことで自分の勘違いに気がつきました(^^ゞ
どうでもいいことですけど、序盤から予想外な展開(笑)に思わず苦笑し、そのまま物語に引き込まれていきました。
そして、狂犬病が「発病したら致死率100%」なんていう恐ろしい病気だと初めて知ってからは目が離せない状態になり、それからは最後まで一気に読み終えてしまいました。
途中から、何となく「誰が事実を隠蔽しているか」は見えましたが、そんなことが気になりませんでしたね。
子供が犠牲になる痛ましさはありましたが、それでも読後感はそれほど悪くなかったです。
最後のエピローグも、未来への警鐘を鳴らしながら新たな「再発」を予感させる終わり方になっていてなかなか良かったな、と思いました。