仙川環のレビュー一覧

  • 転生

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    クローンの話。
    ミスが引き起こした殺人。

    クローンとして生まれてきた生物を人間としてみるか?
    そのクローンに人格を与えるか?

    形が似ている以上、時間がたてば人格を与えざるを得ないとは思うけれど、
    種の多様性が確実に失われると思う。

    希望の光ではなく、絶望の始まり、それがコピーすることの本質だと思う。

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    2009年10月04日
  • 終の棲家

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    女版横山先生みたいな印象。
    ストーリーは好き、でもキャラクターが薄い。
    特に同僚の男。上司はなんとなくイメージつかめた。

    介護に潜む一つの誘惑。
    死ねばみんな開放される。
    それをとがめるものは法律と良心のみ。

    システムとしての医療制度、介護制度はよくわからないが、上手くいかないケースは多い。
    老人が増えたからではなく、家族が離れすぎたため。
    いかに家族のコアをつくるか。

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    2009年10月04日
  • 転生

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    前作の『感染』に続く医科学ミステリー第二弾。

    テンポ良く読めたんだけど
    前回の「感染」の方がインパクトが強かったので
    少し物足りなさを感じたというか
    心に響いてくる物が足りなかった感じかな?

    第三弾に期待です。

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    2009年10月04日
  • 転生

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    仕事の打ち合わせに呼び出されたフリーライターの深沢岬が、突然見知らぬ男に、お前の子だからちゃんと育てろ、とベビーカーの赤ちゃんを押し付けられ・・・ストーリー展開は達者と思う。でもちょっと安易に人殺しすぎなところはマイナス印象。しかも、そんなに身勝手に人殺し続けた人が最後に都合よく躊躇するかいな、てのも、はてな。。

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    2011年07月15日
  • 転生

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     フリーライターの深沢岬は、新しい仕事の打ち合わせのために訪れたホテルで、呼び出された男にベビーカーに乗った赤ちゃんを無理矢理押し付けられた。「その子はあなたの娘さんです。引き取ってもらいたい。」。わけがわからず激昂した岬だったが、覗き込んだ赤ちゃん(ミチル)の顔は昔の自分に面影があり、そしてよくよく考えてみると一つ気になることがあった。そうだ、1年前に私は卵子を売ったのだ・・・。

     最初のうちはミチルを押し付けた男を探し出し、返すことしか考えていなかった主人公だったのが、ミチルの出生の秘密を知るごとに、何よりもミチルの将来を考えて行動するようになっていったのがよかった。罪を隠すために殺人を

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    2011年10月18日
  • 繁殖

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    最近、注目している女性作家の一人。

    夏のある日、幼稚園で食中毒事件が起きた。そして物語は日めくりで、様々な展開を見せていく。



    食の安全が大問題となった2007年。

    今年の世相を表す漢字も「偽」という字が選ばれたらしい。

    (その他の候補も「食」「嘘」「疑」というような関連する字だったそうだ)

    不二家、赤福、マクドナルド、ミートホープ、比内地鶏、船場吉兆・・

    もちろん食品の問題だけでないとしても、口に入るものだけに安心できなければ売る資格はない。



    しかし、大人ならまだしも、子どもたちが食べるものは、細心の注意を払う必要がある。

    そして誰が犯人かわからない食中毒事件。誰もが疑

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    2009年10月04日
  • 感染

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    第1回小学館文庫小説賞受賞作。

     最近、何かを思いつめたような様子の外科医の夫・仲沢啓介。同じ大学病院でウイルス研究医として働く妻の葉月が気になって聞いてみても何も話してくれない。夜中に突然電話で呼び出されて出て行くということもあり、葉月は啓介に他に女がいるのではないかと疑っていた。そんなある夜、啓介の前妻・原島公子から電話がかかってくる。啓介との息子・宏が帰ってこないというのだ。そしてその日も啓介は、突然の呼び出しをうけて留守だった。

     夫を信じたい気持ちと、夫しかありえないのではないかという疑いの気持ちで揺れながら、葉月は真相にせまっていく。途中まで、なぜ「感染」というタイトルがついた

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    2011年10月03日
  • 転生

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    不妊やクローンが絡んだ医療ミステリー。主人公のフリーライターの女性はある日突然赤ちゃんを押し付けられて「その子はあなたの子です」と言われる。このセリフ、女が言われるのって初めてのパターンかも。彼女は本当の親を探すべく、調査を開始する。調査期限は10日間。行く手で起こる殺人事件の重要参考人として警察に追われながらの調査。ものすごくスピード感があり、本当に一気に読めてしまう。
    ダヴィンチコードの軽い版って感じの作品。

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    2009年10月04日
  • 転生

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    ストーリの展開が速く、始めからすぐに引き込まれた。
    クローン人間という難しい問題を軸に進んでいくサスペンス。
    やっぱり人として、クローンは踏み込んじゃいけない分野だよ。
    ちなみに主人公女性はあまり好きになれなかったわ。

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    2009年10月04日
  • 転生

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    前作「感染」に続き、この本屋ではずっと平積みになってるんだよねー。本屋の店員さんがファンなのかね?
    他の店ではあまり見ないけど。
    卵子提供、代理母…。ストーリーとしては面白かったけど「パーフェクトプラン」でもおんなじような話だったし。
    そういうのはやってんのかね??

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    2009年10月04日