仙川環のレビュー一覧

  • 終の棲家

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    仙川環さんは好きな作家のひとり。今回の主人公は、今まで読んだタイプとは違い、初めのころはあまり好きになれない感じがしたが、ラストには成長も感じられ、良かった。5年後とかさらに成長した続編があってもいいと少しだけ思います。

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    2021年05月02日
  • 偽装診療 医者探偵・宇賀神晃

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    ネタバレ

    医者探偵・宇賀神晃シリーズ 第2弾
    書き下ろし。

    宇賀神の病院に、留学を偽装して日本の医療保険を使った医療詐欺の疑惑が持ち上がる。

    気乗りしないまま捜査を続けていた宇賀神だが、医療詐欺のブローカーが殺されたことで、裏に潜む生体腎移植にまつわる法と倫理の乖離の問題に直面する。

    人を助ける大義名分と法との間に埋れる人々の苦悩を味わうことになった宇賀神は、どう決断するのか。


    途中まで面白かったのですが、最後、ご都合主義的になったのが惜しいところ。

    でもこのシリーズ面白いかも。

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    2021年02月11日
  • 偽装診療 医者探偵・宇賀神晃

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    2020.10.21~10.23
    目の前に困っている人がいたなら助けなさい、と教わってきた。そうあるべきだとも思うから助けてあげたい、でも、規制があって無理。となったらどうすればいい?
    移植問題は難しい。

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    2020年10月24日
  • 誤飲

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    短編集、登場人物が他の短編にも出てくる。
    いろんな人のつながり、薬にまつわる話。
    さらさら読める。
    けど、何も残らない。

    本を読むのが苦手な人には、おすすめかも。

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    2020年07月05日
  • 感染

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    わかりやすいパンデミックものかと思い読んでみたら不意を突かれました。

    動物の臓器を人に移植する。
    考えたことなかったけど、
    凄い発想です。
    怖い研究です。

    そうなると、昔の人から見た現代人は大分
    フランケンシュタインに近づいているんだろうなぁ。

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    2020年04月21日
  • 感染

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    ネタバレ

    だんだんと主人公に感情移入していき、あっというまに読んでしまった。感染ってそういうことか、、。悪役はわかりやすいやつら。でも悲しい、、悲しいよ。

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    2020年04月20日
  • 幸福の劇薬 医者探偵・宇賀神晃

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    大学病院を去った医師・宇賀神晃が、新薬の謎に迫る。

    病院の不正を告発したばかりに、職場を追われ、新宿の老舗診療所の雇われ院長になった宇賀神が、以前の職場、曙医科大学病院で脳神経外科の権威・脇本医師が開発した認知症治療薬・DB-1の謎に迫る。

    DB-1の不正が露見するも、被験者家族は効果を否定していたが、問題は複雑な事情が絡まる様相に。

    新薬の裏に隠された秘密と、現代の認知症患者介護の苦悩に迫る。


    面白い筋書きなんだけど、もう少し、ワクワクさせて欲しかった。

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    2019年11月12日
  • 隔離島―フェーズ0―

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    隔離された島では、ぴんぴんころり運動により健康に成果を得ている。赴任した若い女医がふと疑問を呈したところから、話が展開していく。閉ざされた村の因習、医学者の狂った欲が錯綜するサスペンス。2019.7.27

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    2019年07月27日
  • 隔離島―フェーズ0―

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    離島に赴任した女医が、島の悪しき風習に立ち向かう。

    1章 ぴんぴんころりの島
    2章 野木の御山
    3章 断崖の祠
    4章 逆転のオセロ盤
    5章 祭りの夜
    6章 神の御心
    7章 海難法師の海
    エピローグ

    伊豆諸島にある無医村の島・通島に、島出身者を母に持つ一之瀬希世が赴任する。

    島では、ぴんぴんころり運動と称し、朝の体操や健康ジュースの摂取などが行われ、島人たちの健康はすこぶる良い状態が保たれていた。

    しかし病気の進行が懸念された患者を大きな医療機関に紹介しようとした矢先に、その患者が死亡してしまう。

    その後も不審な死が続いていたころ、希世のいとこで新聞記者の春美が

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    2018年11月18日
  • 侵入 検疫官 西條亜矢の事件簿

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    日本へ侵入しようとするあらゆる感染症の脅威を描いた物語。

    第一章 再来
    第二章 予告
    第三章 阻止
    第四章 襲来

    海外で感染症対策に携わってきた医師であり検疫官である西條亜矢は、日本が感染症の侵入の脅威にさらされ、個人の意識も低いことを危惧し、活動する。

    空港での検疫、知人からの情報による狂犬病への対応、そして感染症発生の隠蔽など、どうして彼女はここま積極的に行動するのか?


    シリーズになるのかな?
    少しぶつ切れ感じがして星三つ。

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    2018年11月18日
  • 吠えろ! 坂巻記者

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    新しい部署で奮闘する若き記者の物語。

    第1章 偽装
    第2章 混入
    第3章 安否
    第4章 宿題

    生活情報部のニュースを出稿するグループに組み入れられた入社4年目の上原千穂。

    グループのキャップ・坂巻は思いつき、独断専行だが、ネタの引きは強い。

    千穂は坂巻について行けず、挫折しそうになりながらも、取材対象者の本当の気持ちや真実に目を向けていく。


    坂巻は主人公ではないので、タイトルに違和感を感じるのはわたしだけではないはず。
    「○○!坂巻組』みたいなのがスッキリするかも。

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    2018年11月17日
  • 感染源

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    新薬開発に秘められた企業陰謀を暴く医療ミステリー

    ・消えた村
    ・原因不明
    ・発症
    ・疑惑
    ・失踪
    ・捜索
    ・裏切り
    ・切れかけた糸
    ・新しいパートナー
    ・宣戦布告
    ・豹変
    ・闇の孤独
    ・諸刃の剣
    ・罠

    新薬開発の試料を求め、東南アジアの島のジャングルに分け入る直美。

    サンプルを日本に送った矢先に研究者が原因不明の感染症で亡くなる。

    自分が送った試料に問題があるのではと、試料を採取した村に向かうが、村がなくなっていた。

    研究者の死亡に隠された企業の陰謀に立ち向かう。


    医療ミステリーでスラスラと読めましたが、もうひとひねり欲しかったところ。

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    2018年11月16日
  • 潜伏

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    書き下ろしです。

    若年性アルツハイマーで叔母を亡くした35歳・独身、失業中のキャリアウーマンの長山歩美。

    世間では認知症患者をターゲットにした、毒入り飲料連続殺人事件が発生していた。

    叔母にも送り主に心当たりのない飲料が送られてきたことから、叔母の死に疑問を抱いた歩美は、叔母の主治医の佐野将彦とともに連続殺人事件と、叔母の死の真相について探っていく。

    そこには美容外科業界における一つの医療事故が絡んでいた・・・

    こういう可能性もあるということを前提にすると、100%安全と断言できるかどうか怪しくなります。

    もう少しいろんな意味で厚みがあればなぁと思うのは欲張り!?

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    2018年11月12日
  • 再発

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    ある田舎町の医院を継ぐために帰郷した真澄医師。

    近所で不可解な死に方をした男性から、真澄の従妹の明日香、その友達の若松みかまでも同じ症状で亡くなっていく。

    そしてそれが半世紀ぶりの狂犬病発症と確認される。

    感染ルートは近くの港に停泊するロシア船から不法入国した飼い犬が感染源と思われていたが、事態は驚く方向に向いていく。

    それなりにストーリーは面白かったが、恋愛話は必要なかったのではないかなあとも思う。

    ラストは前向きな終わり方だけど、なんか後味の悪さが残った。

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    2018年11月12日
  • 終の棲家

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    MBAを持つ女性記者が、慣れない社会部で介護問題を通じて成長していくストーリー。

    老人介護を取材していくうちに、同じ往診医師が担当する患者が次々と心不全で亡くなっていく。その背景には以外な事実が隠されていた。

    昨今の介護問題を、執筆するに細かく取材したのか、あるいは作者がもともと主人公と同じ医療・介護問題を扱う記者であったからなのか、記者の描写は良く描写できていたと思う。

    しかし、もう少し人間の最後となる「終の棲家」の意味を掘り下げて欲しかった感じはする。

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    2018年11月09日
  • 感染

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    ウイルス研究医の葉月の夫と前妻の間の子供の誘拐、遺骨での帰還、他の幼児誘拐殺人との共通点と異種移植、そこからのウイルス。不意の意外な自殺にもあまり動揺は見られない。研究生の小さな怪我は伏線かと思ったらそのまま終わってしまって若干拍子抜け。誰も彼もが心臓や肝臓を灰にしてしまうという医師の嘆きが印象的。

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    2018年10月13日
  • 人体工場

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    面白かった。けど、もうひと山欲しいかな-。
    主人公が平凡な(平凡以下かw)大学生ってのが親近感が湧く。…ただ、ストーリーは非現実だが。。。

    人体工場…never let me goみたいなことを想像してたけど違った。
    人体(臓器など)を生育させる工場ではなく、人体を工場としてある種の薬を製造。

    スケールといい題材が大きなものであるはずなのに、かなりクローズドな世界でストーリーが展開される。

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    2018年05月20日
  • 終の棲家

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    いつもの医療ミステリーとはちょっと違った感じ。
    主人公には最初イライラされっぱなしだったけれど、進むにつれ変化が見られぐいぐいいけました。

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    2018年01月21日
  • 時限発症 検疫官 西條亜矢の事件簿

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    実写化するなら誰にしよう、なんて想像しながら読むのもおもしろい。検疫官シリーズ、続々とお願いします。

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    2018年01月01日
  • 潜伏

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    叔母の死は本当に若年性アルツハイマー病によるものなのか…から始まる医療ミステリー。
    仙川さんの作品まだまだあるので、さっ、次は何にしようかな。

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    2017年12月13日