角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小説の主人公は「宗二」と「房子」という夫婦だ。
結婚五年目で子供はいない。「宗二」はイベント会社勤務、「房子」は専業主婦。
ある日、宗二が会社の近くに部屋を借りたいと言い出すところから、夫婦間におかしな空気が流れる。
仕事が立て込んで終電を逃した後の寝場所の確保・・
そんな理由をつけるが、彼はそこに心の別天地のような空間をつくる。
これは何となくわかるなあ・・オレも家族でいることは大好きだけど、時々妙に一人になりたいときもある。
しかし、これはやはり男の目線であり、房子には「夫婦であること」を見直すキッカケとなるわけだ。
そして、お互いの母親、そして宗二の会社の「和田レミ」というキテレツな -
Posted by ブクログ
1997年という時代の感じをなかなか思い出せなかったが小6か、ハイテクスニーカーがはやった年、でも若者はかわらなかったんだなあと今まで思わなかったようなことを思ってしまった。自分だけが特別だと思いたいようなおんなのこや、自分のつごうのいいように世界があるようでしかないおんなのこや、ただようようにつづいていくおんなのこや、みえややりたいことのあいだでそれだけ、といえずに日常からでていけないおとこのこや、小6のときもそのままだったのだなあ、今と、というようなことをなんかいま小6とか考えた瞬間に思った。
というのもなんかスニーカーとかニルヴァーナとか世代感満載で時代のことを考えずには読めないからなん -
Posted by ブクログ
読み終わってみるとまあ普通かなっていう気がするんだけど、入るまではきつかったなあ。
男の子が自分の車を乗り回して助手席に女の人を乗せていく話なんやけど、とにかく最初の女の子のエピソードがださくてださくてどうしようもない。
それはもうその女の子がださいんじゃなくて、作者のセンスとか「ぼく」のセンスとか、そういうもの全部ひっくるめて本当にださくて救いようがなかった。
ただ二人目からは愉しんで読めたので、あの最初の女の子のエピソードはなんだったんやろうと思った。不愉快になるだけでほんまに必要なかった。
ただまあ、全体にぬるいし「ぼく」に対する作者の扱いがいまいちで、のりきれなかった