東村アキコのレビュー一覧
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ネタバレ日高先生の「マスク作成」が豪快で苦笑。自分のやりたいこと、自信があることと、周りからの評価が異なることは誰にもでよくあることで、悩ましいところ。オタ女三銃士のような人脈は気付かないうちにできていたりするもので、自分ひとりで抱え込まずに少し俯瞰して見ると気づいていなかったところから解決の糸口が見つかるかも。日高先生は漫画家としてやっていく決意をしたアキコを頼もしく思っていただろうし、応援したい気持ちもあっただろうけど、絵画教室で一緒に教えるということで「つながり」をずっと保っていたかったんじゃないかな。衝撃的なラスト。やっぱりそうなってしまうのか。
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死、そこに通じる、不穏な数字ってコトは関係ないかもしれないが、この(4)はこれまで以上に、読み手の脳を揺らしに来たな
一つ上の面白さが、この(4)にはある、と感じたのは私だけのはずがない
ちょっとした後悔があるっちゃある
もちろん、つまらないものを読んでしまったから、軽く凹んでいる訳じゃない
面白いからこそ、何で、(5)が出るのを待てなかったかな、と己の我慢弱さを嘆いている自分がいる
次巻へ解決編が持ち越しになっている、と予想できなかったのは仕方ないにしろ、ショックはショックだ
東村先生、やってくれたなぁ、良い意味で
前巻で、犯人を取り逃してしまっただけでなく、自殺させてしまう、と言う結果で、 -
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ネタバレブラボー!
な最終巻でした。
途中、月海がシンガポール行ってカイ社長の身の上話に突入したあたりはどうなることかと思ったけど、最終回はすごく良かった!
最終巻の内容(最終回までの流れ)は駆け足で、もっとこの辺りのエピソードを丁寧に描いて欲しかったなあというのはあるけど、ちゃんと色んな伏線を回収しつつの良い最終回だった。
ジジ様のメガネなし姿にはじまり、ばんばさんのつぶらな瞳、特に目白先生はビックリしたなー!
しかし東村先生、ちゃんと最終回付近の流れ(ジャージドレスあたり)考えてたんなら、脱線しないでー!大好きな作品だけど中弛み感は否めなかった。
そして蔵之介くん。
ずっと私をときめきさ -
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良いラストだった・・!!
倫子さんたち、現状は変わらないかもしれないけど、みんなそれぞれいっぱい間違ったかもしれないけど、だからこそ前に進むことができた。というラストが良い。KEYくん含め。
根底では王道の少女マンガセオリーを押さえつつ大人の女ならではの(汚い部分やえげつない部分含め)葛藤やズルさを入れ込んだ、現代女性を象徴する少女マンガ(ポスト少女マンガ?)の名作だと思う。
アラサーのお悩み相談所と化した巻末のタラレbarもえらくおもしろかった。
幸せになりたい(してほしい)じゃなくて、幸せにしたい、が大事なのかもね。
タラレバじゃなく、カラカラ。 -
購入済み
現代を生きる、普通の女の子の話
流行の最先端、という感じのドラマ化もされた作品ですが、じつは今を生きる普通の女の子の実感が描かれていると思いました。恋愛のストーリーは、びっくりするほど、なんというか古風で昔の少女マンガみたいなのです。それでいて普通に感動させられます。面白いですよ!
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大団円を迎えた九巻である。やや性急にも感じられる手早い店仕舞いだったが、きちんとタラレバの物語は締められている。
恋愛のフェイズで言えば、いわば「出会い」というスタート地点にたどり着くまでの物語であり、ここでの終着というのは賛否があるかもしれない。
だが、あくまでこの物語をタラレバ娘たちを描いた物語とするならば、ここでの同類への応援歌とも言える(あるいは賛歌とさえ言える)締め方は相応しく感じられた。
シリーズ、大変楽しく読ませていただいた。一貫して見せ場の作り方が巧みであり、何度も唸らされながら読ませていただいた。
シリーズ全体の評価も含めて、星五つで評価したい。 -
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完敗、完全敗北、そして、完膚なきまでの惨敗
それが、この『美食探偵 明智五郎』(3)の一言感想
読んでいない人にとっちゃ、「何の事?」だろうが、読んだ人間ならば確実に伝わる、と直感している。信じている、ってレベルではなく、確信がある
探偵にとっての敗北、それは一つしかない
犯人を取り逃がしてしまう事だ、しかも、決して手が届かない場所に逃げられてしまう事だけだ
この(3)で、明智五郎は反論の余地もない、清々しさすらない、無様な負け犬となってしまう
この事態は、ショックを通り越し、呆然とするしかない
いくら神経の太い明智でも、この黒星は消化しきれまい。果たして、次巻、彼は再び、探偵としての矜持を取 -
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ネタバレ早かったようで長かったみたいね。
つか、
3年もかかってたんですってよ9巻まで!
1年で3冊ペースってことか。
そう考えると普通か。
でも、
かぐりん的には早かった気がするなぁ。。。
そういえばドラマ化もしたんですよね!
家にテレビないから見てないけどな!
キャストって、
鎌田倫子が吉高由里子さんで、
山川香が榮倉奈々さんで、
鳥居小雪が大島優子さんだったはず!
豪華なメンバーだな!
改めて見たい気もするけどなぁ。。。
「鎌田倫子」が抜けて、
「山川香」と「鳥居小雪」にシンクロして飲む「マミ」ちゃん!
問題はそこに居心地の良さを感じちゃってることよ。。。
タラレバになっちゃうぞ?!
読んで -
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東村先生のファンからは囲まれ、ボコボコにされちゃうかも知れんけど、改めて、東村先生のレベルの高さに冷や汗が出た
羽海野先生を追いかける事が出来ているのは、安藤ゆき先生、斉藤けん先生、友藤結先生を代表とした数人だけだと思ってたが、東村先生はその追走者を一気に追い抜くどころか、羽海野先生らが走っている道の脇から飛び出してきて、羽海野先生の肩を掴みそうになった
世に、上杉謙信を主題とした創作物は多かれど、ここまで、上杉謙信の強さ、弱さ、カッコ良さ、美しさをひっくるめた、人間としての魅力を引き出せているのは、東村先生だけじゃないだろうか
これまで培ってきた経験は、この『雪花の虎』を描く為にあったのだろ