東村アキコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東村さんの自伝漫画。
漫画力、すさまじいです。
☆5つを強調表現したいくらい。
リズムが良く、すばらしくエンターテイメント。
笑えて、泣けて、感動できる。そのバランスも絶妙。
完成度が高い漫画で、物語にぐいぐい惹きこまれます。
センセイやアキコの間抜けなところ、かわいらしいところをよく描き、笑ってしまう。いわゆる筆者のツッコミ力のなせる技。いろんな人を客観的に観察してるからこそ、このツッコミの切れ味があるのだろう。
そして、この漫画には涙がでるグッとくるシーンも多い。
それは、主人公のアキコと絵のセンセイとの交流。
指導は非常に厳しく、スパルタ。だけど素朴な、生徒のことをすごく思ってくれる先生に対して、アキコはあっけらかんと鈍感に先生によっかかっている。
親の心子知らず。のような関係。
子どもはのびのびと親に保護されていることも知らずに育っていく。親はいつでも子供が心配。そして心の底から愛している。
そのような関係が師弟関係として成立している。
現実の厳しさの前に、センセイの愛をさりげなく感じるときに感動する。
美大を受験するということ、絵を極める世界の厳しも、ひしひしと伝わる。
東村さんプロフェッショナルなんだなーと思わせるような、厳しい道をなんだかんだ勝ち抜いてきた選ばれし人なんだなーと、しみじみ思う。
あっけらかんと、時に打算的に考えるような若さもありつつ、真剣に絵に向き合う、高校生の主人公に、青春の美しさを感じる。 -
購入済み
面白いっす
本音をぶつけてくるこのマンガ、リアリティが高すぎて圧倒されます。
主人公三人娘のような人達、現実世界に普通にいるんだろうなって。
こんなこと言ったら東村先生に怒られそうだけど、巻末のおまけ漫画が一番面白かったり。(笑) -
購入済み
面白かった!
今時の三十代、瀬戸際族というのか
そういう女性達の焦りや日々の暮らしの中の事が良く表現されていて、はやく
話の流れが知りたくなり、続編に期待する作品でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ問題だらけのオタクの巣窟、男子禁制の下宿天水館を舞台に繰り広げられるラブコメディ。
各キャラのぶっ飛び具合が凄まじく、読み始めた当初は完全にギャグマンガ扱いをしていましたが、話が進むにつれ恋愛要素なども出てきたり、ファッション業界の厳しい現実が赤裸々にされたりと幅が広がってきた感があります。にもかかわらず、焦点が定まらず迷走するとか、いつの間にか初期設定が置き去りにされるとか、長期連載にありがちなダレがなく、いいペースで走り切ったのはお見事。絶大な人気を誇り、アニメ化や実写化が繰り返されるのも納得です。
花森さんのダメンズっぷりが妙にツボです。月9、ダイジェストでしか観てないけど、要潤ってはまり過ぎだろ。キャスティング凄いな。それと映画版(これも未視聴)、ジジ様が「天才柳沢教授の生活」を抱えている画は…うーん、あれ枯れ専だったのか。
最終巻のはじけっぷりも大好き。眼鏡を取ったら…は少女漫画のお約束だからアリとして、そっちは予想してなかったぞ、いくら何でも(笑)。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日高先生の「マスク作成」が豪快で苦笑。自分のやりたいこと、自信があることと、周りからの評価が異なることは誰にもでよくあることで、悩ましいところ。オタ女三銃士のような人脈は気付かないうちにできていたりするもので、自分ひとりで抱え込まずに少し俯瞰して見ると気づいていなかったところから解決の糸口が見つかるかも。日高先生は漫画家としてやっていく決意をしたアキコを頼もしく思っていただろうし、応援したい気持ちもあっただろうけど、絵画教室で一緒に教えるということで「つながり」をずっと保っていたかったんじゃないかな。衝撃的なラスト。やっぱりそうなってしまうのか。
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Posted by ブクログ
死、そこに通じる、不穏な数字ってコトは関係ないかもしれないが、この(4)はこれまで以上に、読み手の脳を揺らしに来たな
一つ上の面白さが、この(4)にはある、と感じたのは私だけのはずがない
ちょっとした後悔があるっちゃある
もちろん、つまらないものを読んでしまったから、軽く凹んでいる訳じゃない
面白いからこそ、何で、(5)が出るのを待てなかったかな、と己の我慢弱さを嘆いている自分がいる
次巻へ解決編が持ち越しになっている、と予想できなかったのは仕方ないにしろ、ショックはショックだ
東村先生、やってくれたなぁ、良い意味で
前巻で、犯人を取り逃してしまっただけでなく、自殺させてしまう、と言う結果で、マリアに完全敗北を喫し、自信を喪失していた明智五郎
予想通り、彼に活力を取り戻させたのは、苺の美味しい料理だった
この二人の間にあるのは、やっぱり、恋愛感情っつーよりは、パートナーシップって感じだな。頭脳担当と行動担当、良い感じにバランスが取れてる
元気にさせたって事を貸し一つにさせた訳じゃないだろうが、案の定、苺は明智に無茶難題をお願いしてきた。そのお願いが、新たな事件に彼を関わらせるとは知らずに
当然っちゃ当然だが、その事件にも、稀代の悪女・マリアが絡んでいる
やはり、明智とマリアは血よりも濃い赤の糸で繋がってしまっているようだ。その糸が揺れ動くたびに、血なまぐさい事件が起きる。業の深い因果もあったもんだな
今回、マリアの唇から垂れた毒に犯され、一線を踏み越えてしまったのは、一人の天使。同じ夢を追う仲間を悪しき輩から守る為に、己の翼を黒く染めた堕天使
果たして、明智は彼女を毒蛇の抱擁から奪い返す事が出来るのか、それとも・・・
この(4)では、本編も読み手の心をドキドキさせるが、番外編も刺激的だ
個人的に衝撃的だったのは、マリアの浮気男に対する、キツすぎな天誅を描いたMENU.11である
ほんと、女を怒らせると怖いなぁ。浮気や不倫は悪い事だとは思うけど、毒殺されるってのは、さすがに罰として重すぎる気がするぜ
悪人を一人減らすごとに、マリアの美しさは増していく。ほんと、罪作りな美女だ、彼女は
そんな彼女だからこそ、明智五郎の永遠のライバルに相応しいんだろう
また、巻末の明智の少年時代が描かれた番外編も、好感が持てる
彼が彼になった要因は、食べる事の楽しさを実地で教えてくれたおじいさんの存在だろう
このエピソードは、何となく、寺門ジモンさんのそれを連想させる
やはり、味覚ってのは、幼い頃から良い形成をされた方がいいんだろうな
まぁ、あまりにも舌が肥えちゃうと、周囲の方が大変かも知れないけど、それはそれだろう。その程度で、美食を極める事に躊躇っちゃいられんよ
とは言え、この(4)で一番、読み手をギョッとさせたのは、彼女の存在だろう
ほんと、東村先生、読み手に対して、良い裏切りをかましてくれるんだから、最高
さて、明智は重要参考人になるピンチを、どう引っ繰り返し、残酷な真実に辿り着き、そして、今度こそ、汚名返上できるのかな。負けっぱなしじゃ、いられないよなあ
なるべく早めに、この漫画もドラマ化してほしい、一漫画読みとしちゃ
個人的には、明智五郎役は加藤和樹さんを推したい
この台詞を引用に選んだのは、さすがは、明智五郎の祖父だ、と感じたので。味に限らず、他の事も自分の五感で体験してこそ、その良さを知る事が出来る。それを子供に教えるのが、大人の仕事の一つだ、と私は思うね -
Posted by ブクログ
ネタバレブラボー!
な最終巻でした。
途中、月海がシンガポール行ってカイ社長の身の上話に突入したあたりはどうなることかと思ったけど、最終回はすごく良かった!
最終巻の内容(最終回までの流れ)は駆け足で、もっとこの辺りのエピソードを丁寧に描いて欲しかったなあというのはあるけど、ちゃんと色んな伏線を回収しつつの良い最終回だった。
ジジ様のメガネなし姿にはじまり、ばんばさんのつぶらな瞳、特に目白先生はビックリしたなー!
しかし東村先生、ちゃんと最終回付近の流れ(ジャージドレスあたり)考えてたんなら、脱線しないでー!大好きな作品だけど中弛み感は否めなかった。
そして蔵之介くん。
ずっと私をときめきさせ続けた男の子でした。
彼の抱える母親に会えない寂しさが、不器用な月海への愛情が、愛おしかった。
「胸が痛い」「行くな」 あたりはもうこっちまで胸が苦しかった。
最後、稲荷さんも作中で言ってたけどすごく男を上げてかっこよくなったよね。
そう、この作品は月海、蔵之介くん、天水館のみんなの成長物語にもなっていた。
面白かったー! -
Posted by ブクログ
良いラストだった・・!!
倫子さんたち、現状は変わらないかもしれないけど、みんなそれぞれいっぱい間違ったかもしれないけど、だからこそ前に進むことができた。というラストが良い。KEYくん含め。
根底では王道の少女マンガセオリーを押さえつつ大人の女ならではの(汚い部分やえげつない部分含め)葛藤やズルさを入れ込んだ、現代女性を象徴する少女マンガ(ポスト少女マンガ?)の名作だと思う。
アラサーのお悩み相談所と化した巻末のタラレbarもえらくおもしろかった。
幸せになりたい(してほしい)じゃなくて、幸せにしたい、が大事なのかもね。
タラレバじゃなく、カラカラ。