末永裕樹のレビュー一覧
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ネタバレ瑞雲大賞、本選終盤。
華やかな賞レースのはずが、そこには「冷たい緊張」が張り詰めている。
焦点は三明亭からし。
勉強も落語もこなす器用さと辛口トーク、その歪みがどう芸になるのかが見どころになる。
師匠は破邪顕正を掲げ「落語とは儂である」と豪語する六代目三明亭円相。
理不尽な修業の果て、からしの俯瞰の才能に対して円相自身に共通するものを見出され、一門相伝の「三明亭の型」を授かる。
後半は、衰弱し何もかもそぎ落としたような阿良川あかねが舞台へ。
椿家正明に認められること、そして阿良川一生の条件「笑わせずに勝て」——二つの命題の先に何があるのか。
新作落語『猿まね』、『しわい屋』に加え、歌舞伎 -
ネタバレ 購入済み
境地
噺だけに没入させられる、そんな感覚を覚えることがあるのだなぁ。
こんなのを見せられるともう佳境なのか、とも思うが、まだまだ先があるんだろうか? -
Posted by ブクログ
最初は分からなかった。
ヒカル、からしの高座が終わり、後は消化試合だと言うアカネを知らないスタッフ。
ヒカルもからしも成長した。
それぞれの師匠から落語を習って、自分の落語を見つけて挑んで来た。
そして次の高座に立つアカネも。
一生師匠に「笑わせるな」「笑わせずに勝て」と言われその答えをずっと探していたアカネ。
高座に立ったアカネを見た時、まだ答えを探している途中なのか?と不安に思った。
でも違った。
いつもより淡々と語られる噺。
これまでのアカネの噺とは全然違う高座。
でも客席からは笑いが漏れる。
漏れてもいいのだ。
普通の古典落語は、その噺を聞いただけで笑えるように出来ている。
笑わせ -
匿名
購入済みすごい!
ひかる様の本気見せてもらいました!
素晴らしかったです。
次はからしくんとあかねちゃんの番ですね!
次巻の展開も気になります!
お互いを高め合えるライバルの存在って最高ですね -
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志ぐま一門が解体され、あかねが一生師匠預かりになり、早3年。
あかねはパリで修行をする毎日。
3年たった今、日本で注目されているのはあかねと肩を並べていたライバル2人、ひかるとからしである。
そんな状況に記者であるあかねのファンは嘆いていた。
「もしも 今阿良川あかねがいたならば」
気づけばそうパソコンに打ち込んでしまうほど。
そんな彼はなんとパリへと向かっていた。
そこで出会ったのは、
日本語で演目を行いながら背後に大きく字幕を写し落語を行っているあかねだった。
彼はあかねに縋る。また会えるよね?!落語続けてるんだよね!?記者としてじゃなく、1ファンとして…
そんな彼にあかねは笑う。
「ま -
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うらら師匠に先代の志ぐまとはなんだったんだ?と尋ねたあかね。
うらら師匠は語る。
先代志ぐま、まだ柏屋生禄だった時のこと。
ただのゴロツキだった2人は弟子入りを志願するが、断られる。その時に掛けられた言葉は、「志すのがこの仕事でいいのか」という言葉。
帰り道、イザコザを起こしたヤクザと出会い、彼が生禄に対し「落語の隊長」と言った理由を尋ねる。
それは戦時のこと。
激戦区に配置された毎日は地獄のような日々で何も見たくない、聞きたくない、そう思う日々ばかりだったけど、彼の語る落語だけは鮮明に聞こえた。
なんでこんな戦時中なのに平気なんだ、と尋ねたら
「楽しい時は笑う!悲しい時は泣く!落語家が人 -
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二ツ目に昇格が決まっているあかねは、それに備えて色々と準備を行っていく。
昇格が決まり、本当に昇格するまでは半年ほどの時間がかかるものらしく、でも休んでいる暇は無い。揃えるものも多く、やることもいっぱい。
志ぐま師匠と一緒にそれを揃えていくあかね。まるで小学生の頃師匠と一緒に色んな所を巡っていた時のようで。
懐かしい。あの時はわからなかったけど、今なら分かることがある。
師匠は言葉だけじゃなく色んな事をあかねに教えていたんだなぁと思うと、師匠の愛を感じた。
そして天神町で行われる志ぐま師匠の独演会。そこには街中の人が集まる。志ぐま師匠がどれだけ街に街の人々に愛されているのかがわかる一時である。