児玉雨子のレビュー一覧
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ネタバレジュニアアイドルとして小学生の頃から事務所に所属し放課後レッスンに通い、CMのオーディションを受けていると聞けば普通だけど、水着での撮影レッスンや、撮影後にアイスキャンディーを舐める様子まで写真に撮られるとなると、普通・・・ではない。
知らず知らずのうちに被害者になっていた彼女が、デジタルタトゥーに悩まされてゆく物語です。
と書くと、主人公は、過去は忌まわしいものとして葬りたいと思っているようですが実際には違います。
知らずに受けていた性被害は被害としてあるけれど、当時同じくレッスンに通う親友がいて、彼女との日々はかけがえのない楽しい日々だったのに、その思い出まで全否定されることに戸惑い、途 -
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大学時代に国文学科だったにも関わらず、古典作品をほぼ覚えていない…自業自得でありながら、その状態にコンプレックスを感じていた。そんな私にとって、江戸文学を現代のカルチャーと交えて見事に伝える本作は大変救いになった。異種ヤンデレやほんま草生い茂って山、都会コンプレックスなど、作者の秀逸な言葉のチョイスによって難解な古典文学でも驚くほどスムーズにイメージが湧いたし、所々に挟んであるリメイク短編小説も、現代風に書かれており読みやすい。文化が異なる分、今では理解できない話があるものの、昔も今も人々は娯楽が好きで、物語を編むことをやめないのだな、と改めて実感。
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読み始めて、あこういうテーマかと気が重くなった。芸能界の闇。読んでると辛くなる児童ポルノの闇。
闇っていうのは「自分の知らなかった領域やそこにいる人々に出くわした時の,手に負えない現実を見切る時の呪文であり、未知に遭遇した興奮にはしゃぐ時のかけ声」という一文があった。そのとおりで闇っていう言葉は思考や行動から逃げている立場からの言葉だと思う。
そんな闇という言葉と対照的に様々なの光の表現も出てきた。撮影時のストロボや夏の暑い日差しは、主人公のせつなを圧倒して潰してしまうような強い光。
でも、最後のシーンでせつなは日傘をさして日差しから自分を守っていた。せつなは自分を苦しめるものから自分を守る術 -
購入済み
読むのに気力のいる本だった
息子が中学にあがり、性教育を考えると男性視点の情報では難しいと思う事が多々ある
SNSでこの本のことが流れてきて書評を見た時、長男の女性に対する理解に何かしら寄与するかと思い、つい反射的に購入した。
男より女性の生き方はある意味で難しいが、性を持ち出すと安易に楽な選択を選ぶこともできる。
でも、それを選ぶと多くの場合、後でツケがまわる。だから、安売りするな、という言葉を親の世代は言う。
でも、若い世代が持て余す感情は大人の説教なんて聞き入れない。で、大人になって、同じように若い世代に言う。
そこに使える武器があってもそれを使わないって難しいこと。男が腕力で相手を従わせる選択をなかなか選べない -
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腑に落ちなくてずっと何が言いたいのかを掴み損ねたまま読み終えてしまったけど、好きな本だなと思った。なんかわからんけどとてもおしゃれな感じがして良かった。表紙が合ってる。
奪ったり奪われたりしながら生きてるって感覚、よくわかるな…
この世界の片隅に原作ラストの右手のポエムを思い出した。あっちはもっと穏やかなニュアンスだったけど。
凸撃も苦しかったけど良かった。
ケンカの配信なんてものがあるんだなあ。
私も人生でそれなりに惨めな思いしてきたつもりだけど怠惰でいられるのは本当に心の底からは惨めで悔しい思いをしてないからなんだろうなと思った。幸せな人生だ…
あと、全体的になんか資格の話めっちゃされ -
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児玉雨子さんによる江戸(近世)文芸の紹介エッセイとリメイク短編小説を収録した本。そういえば江戸(近世)文芸ってあまり話をしている人たちも見ないな…?と思って読んだ。あと単純に児玉雨子さんの『##NAME##』が超よかったので他の著作も読んでみたくて。松尾芭蕉の創作者メンタルや平賀源内の異種ヤンデレ純愛幼馴染ハーレムBL、江戸時代のスラングや遊女たちのシスターフッドなど、そんなこと書いてたの!?と衝撃を受ける作品の数々を紹介しており、そりゃ当時といまの価値観であわないこともあるだろうけどそれと同時に変わらないものもあるんだよな…人間って今も昔も似たようなことで喜んだり悲しんだりしているよな…と当
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たまたま同級生がジュニアアイドルをやっていたので、どんなものなのかは昔から知っていた。雪那と同じように、情報の授業で同級生が名前を調べて、ひそひそ噂をしていた。その子はキャラクターの問題もあってかいじめのようなものはなかったけれど、やはりなんとなくみんなその話題については触れてはいけないものと認識していたのを思い出した。
作者をあまり意識せず読んだんだけど、この方作詞家の方か……!
何曲か知ってる曲(なんなら好きな曲)があって驚いた。
夢小説だの、前略プロフィールだの、出てくるもの的に同年代くらいの作者さんかなと思っていたらバッチリ同い年だった。 -
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私は作詞家、児玉雨子さんのファンです。
雨子さんの歌詞はいつもフラットで、偏ってない。でも私たち女子に(きっと男子も)明日からも生きていくエネルギーを与えてくれます。
本書は全く前知識なく読んだので、古典文学の話と思っておらず日本史超苦手な私はひるみそうになりました。
でも、いつもの歌詞のようにフラットな目線で語られる江戸時代文学に「へ~知らなかった」と興味深く読めました。
「ありがた山のとんびからす」っておもろ(泣きながら笑う絵文字)
本の中で何度も触れられていますが、江戸時代という時代的に女性蔑視な世の中で生まれた作品たちだから私は結構内容に引く部分も多かったです。
昔の作品だから仕 -
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わたしが初めて児玉雨子さんに触れたのは、アンジュルムの「乙女の逆襲」の歌詞だった。「テレビもなんにも夢さえ見てない、そうゆう世間もあたしを見てない」というちょっと後ろ向きな歌詞を、白いミニドレスで着飾ったアイドルたちに歌わせたMV映像が今でも印象に残っている。この楽曲がリリースされた2015年当時はまだ、テレビ文化は残っていただろうか。今ではもう若者たちの中心はYouTubeが台頭する動画文化にすっかり塗り変わってしまっていて、またニュース等の情報伝達もSNSのがはるかに迅速に行われているから、確かに「テレビもなんにも夢さえ見てない」時代が来てしまったように思う。
「誰にも奪われたくない」も -
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どんなことがあっても日常は続いてしまう、というのは最近の作品には多い終わり方だと思う。「オチ」があるわけではない、という意味で、この作品もそうだ。面白い終わり方でスッキリするわけではなくて、どちらかというと最後は開かれている感じ。委ねられていて不安になる。そんな終わり方。
著者の児玉雨子さんはずっと作詞家として知っていたから、読み進めていく中でどうしても作曲家の主人公を児玉さんに重ねてしまった。児玉さんは普段からああいうことを考えているのだろうか、と思ってしまった時点である意味負けだと思うけど、あえて負けにいくとするなら、児玉さんはもっと達観しているのかと思っていた。そんなことはなくて、かな