児玉雨子のレビュー一覧
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ネタバレ誰もが自分自身の正義をかざして、誰もが消費しあっているのかもしれない。「シュート」(撮影)している・それを観る男達の視線がたえず付きまとっている。一方雪那達は「BL小説」「夢小説」を通してキャラクターを消費していて······。そしてその原作者は······。また雪那の過去を、大学の同級生は「それを題材に書こうとする」ことで消費しようとする。消費が入れ子構造になっていると思った。
「児童ポルノ」で書類送検された男は20万の罰金で済ませられているのに対し、雪那が数年間の「お仕事」で得られた総額は30万だったし、改名に8万かかっている。お金の価値ってなんなんだろうと思ってしまった。
現代にも「被害 -
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知らない世界がそこにあった。
ネットは駆使しているつもりの私だが、
ヤフオクとかメルカリはノータッチ。
めんどくさい、という気持ちが先に立つ。
打ってもいいものは家にごろごろあるけど、
出すならリアル店舗、セカンドファクトリーとかで、
二束三文で売りさばかれるのが関の山。
ネット上の方が必要としてくれている人がいるのは
わかっているのだけれど。
この小説は、そのあたりのハードルを下げてくれる。
夫がメンタルで休職したため、生活費稼ぎと、
家のものをメルカリに出し始めた女性が主人公。
次第にドンキで特売のものを売って見るようになり、
その販売価格を調べるアプリを使っているところをたまたま見た -
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感想が難しいけど、面白かった!
クソな夫への鬱屈した気持ちとか、初めてのことに戸惑う気持ちとか、もう全部うっちゃってしまえ、みたいなのとか、せどりサークルでの人間関係とか、こういうことはありそうだなと思える
不要なものを必要とする人へ譲る
リアルのフリマや知人同士ではよくあることなのに、アプリやネットを介すと一気に胡散臭くなるのはなぜなんだろう
不用品に価値をつけて利益を産もうとする行為が浅ましく感じてしまうからなのか
休職中の夫は収入が無いにも関わらず、理想の自分の演出のため次々と買い物をして不用品を増やす。
その不用品を出品する主人公を見て夫は『ゴミあさり』『排泄物』と、嫌な顔をする。 -
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ネタバレ好きな作詞家さんによる夢小説にまつわる話ということで、以前から気になっていた作品。芥川賞候補作は自分には難しく読み進めるのに苦労することが多いなか、こちらは珍しく一気読みしてしまった。(時系列が交互に入れ替わるから、年齢の計算をするのが少し大変だったけど)
オタクの色んな思想について夢小説を通して描いた話なのかと思っていたら児童ポルノに繋がっていって、想像以上に社会派な内容だった。名前をテーマに夢小説をフックにする発想がさすが児玉さんという感じ。
主人公は##NAME##=何者でもないただの自分、つまり石田雪那でも、石田せつなでも、ゆきじでも、ゆきでもない自分でいられるから夢小説にハマったの -
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ネタバレ夢小説についての話であると聞いて購入。
帯にあるような夢小説の話というよりかは、他者によって名付けられるということがその概念やその人にどのような意味をもたらすかという作品のように感じました。
かつてジュニアアイドルとして活動していた主人公・雪那。大学生になってから、当時の自分が性的なものとして搾取される側になっていた危険性(児童ポルノ)に気づくものの、今度は自分が二次創作や夢小説という形を通して誰かを搾取する側に回ります。
特に印象的だったのは、大学生になった雪那がジュニアアイドルだった過去を知られ、友人から「あなたはそっち側じゃないでしょ!?」と言われたシーン。搾取される側だった雪那は -
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ネタバレメルカリみたいなフリマアプリで使わなくなった生活用品を売る主人公に共感を覚える。
そんなに人の目を気にしすぎなくてもいいのにってくらい、人からどう思われるかを気にしてるように思えた。
旦那に文字通りクソみたいな言い方をされても結婚生活は続いてくってのがなんかめっちゃよかった。
「自分に価値があるかどうか考えたことがないのだと思う。
ある、という前提で生きている。」
急に一緒に居るのが息苦しいほど苦痛になる瞬間ってあるなぁ。旦那との会話がかなり面白かった。ほつれるって映画での主人公と旦那がちょくちょくする地獄みたいな会話っぽくてよかった。
フラフラしてるゴミ収集車にぶつかって終わりなのがなんか -
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女性作家の自身の身体にまつわるエッセイ集。特に30,40代の今人気の作家さんたちだけを集めたというのが面白い。自身の身長について書かれている方もいたが、自ずと性にまつわる話が多かった。
個人的に感動したのは村田沙耶香さんと能町みね子さん。こちらの感想で、女性なのに自慰について書かれている方が多くて引いた、という感想が少なくないのは正直ちょっと残念だなと思った。村田沙耶香さんは幼少期から行っていた自慰について、いやらしいものという周囲との認識の差に未だに慣れない、ということを書かれていたのだが、子供の頃の自分の王国という表現でその感覚について本当に美しい描写をされており、涙が出そうなほど感動し -
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出産入院中に読むか〜と購入。
スカート履くのが嫌で泣いてた自分が出産か〜、、、という気持ちにマッチするエッセイがいくつか。
自意識についてがテーマなので当然っちゃ当然なんだが、「こういう私、どう?」が何気ない振りして3日目の経血くらい滲んでる文章も結構あったなかで、(そのヤンキーという修飾語いるか?みたいな)藤原麻里奈、すごすぎる。
女を捨ててるのに"女なのに"のリングの中で評価されることに気持ちよさを感じる、ってところ、こんな素直に自分の欲求捉えられるのすごすぎる。(2回目)
自分も自分しか見ないような日記ですらすぐ滲ませちゃうので、ああいう文章を書けるようになりたい。 -
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ネタバレモー娘。の「最kiyou」という曲の歌詞がすごく好きで、歌詞とリズムをマッチさせているところも好きで、そういえばモー娘。の歌詞を書く人が芥川賞候補になったよなーと思ったらこの方だった!
「特に美砂乃ちゃんは、今みたいに不自然なほど強引に話を変えた」
先に綴った会話を「今みたいに」って言う人初めて…
若い人が書く小説読まないから分からんけど、これって今わりと使われてる表現なんかな?
自分に喋りかけられてる感じがする、臨場感が出る
すごい
美砂乃ちゃんはお家の収入源でお金を稼ぎに行ってたのか…キッズモデルとかする人はそんな人っていっぱいいるのか
主人公と違って勉学を一番にしてないのは読んでて