児玉雨子のレビュー一覧

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    ジュニアアイドルとして活動していた主人公。各年代の視点を交互に挟み、デジタルタトゥーを抱える女性の葛藤を描く。

    NAMEは名前であり芸名であり、思い出深い呼び名であり汚名でもあり…## ブランクで自らを客観視する。
    怒れてよかった、と思えたラスト。

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    2024年11月04日
  • ##NAME##

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    ジュニアアイドルの仕事の描写は興味深かった。
    児童ポルノの問題のあたりは、そんなに踏み込んでいないせいかあまり感じるものがなかった。もしこれを大きなテーマに据えるならば、もっと主人公を動かす必要がある。
    この小説のテーマは、ジュニアアイドルでも児童ポルノでもなさそう。何かになることをやめて何者でもない自分に戻る、なのかなあ。夢小説の名前入力欄をタイトルに据えて、名前入力が空欄のままの夢小説を差し込むというアイデアがとてもいい。

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    2024年08月05日
  • ##NAME##

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    長年アイドルが好きで、同じ女性としてグラビアを見ると、スタイルいいな、綺麗だなと憧れの気持ちを抱く反面、複雑な気持ちになることもある。特にまだ中高生の子は、これは自分の意思なのか、それとも大人にやらされているのか…。
    あるアイドルに対して水着などのグラビアをやらないことについて、Instagramのコメントで「逃げてる」などと厳しい言葉で指摘する人がいた。自分の肌を世間に見せること(一生残る)がいかに勇気のあることで、覚悟が必要なことか、よく考えてほしいなと思う。
    それとはまた児童ポルノは別の話で、絶対に許してはならないこと。でも正直その線引きについて知らないからもっと調べてみようと思った。

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    2024年07月15日
  • ##NAME##

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    ネタバレ

    夢小説と改名。一貫して名前の物語になっていて、構造がとても綺麗だった。君が名付けた私の名前は、私のために鳴る最も短い歌。
    そして児童ポルノを許さないという怒りの表明でもあった。るろ剣の作者の書類送検をきっかけに書かれた小説なのかも。あのとき確かに私も激しい嫌悪を抱いたはずなのに、毎日流れてくる気色悪いニュースに押し流されて記憶の片隅に追いやってしまってた。この児ポ大国で生きていく以上、絶対にあの怒りを忘れちゃいけないのに。虐待の被害者、特に子供が自分の言葉でうまく怒れないのなんて当たり前で、怒らなくちゃいけないのは私たち大人だ。その想いを強くしてくれた。

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    2024年07月13日
  • ##NAME##

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    ネタバレ

    最後、主人公のひとりよがりな感じが否めず馴染めなかった。
    引退したみさのちゃん、一般人として穏やかに暮らせるのかなと思ったけど、ママタレントになるルートもあるはず。
    妊娠してグラドルはやめてもアカウントをそのままにSNSを更新しているのは、一般人ではなく夫と娘と自分の容姿と日常を消費しながら生きていく将来の可能性をみさのちゃん自身が否定していないからなのではと思う。
    主人公はみさのちゃんとの再会を前向きに考えてるけど、みさのちゃんは呼んでほしいときに「みさ」と呼んでもらえず助けてくれなかった主人公のこと許せるのかな……被害者同士だからって関係が修復できるかどうかは別のように思う。

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    2024年06月09日
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    ハロプロの曲の作詞を多く手掛けている作詞家の方の小説。(余談:ハロプロじゃないけどスパガのスイート☆スマイルが好き)こういうことはきっと現実のどこかで現在進行形で起きていそうだなと思う。

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    2024年05月20日
  • ##NAME##

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    児玉雨子さんの作詞が好きで、小説も書いてることは知らず芥川賞候補作でこの作品を知って興味を持って読み始めました。

    なかなか厳しい展開が続く中、最後は前向きに向き合っていくところがよかった。

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    2024年05月15日
  • ##NAME##

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    薄味の展開を常温の文章で淡々と進む。時系列から想像させる余白もありつつ、核心部分は本人にとって大きな事であっただろうし実際の話であれば心の痛みは想像に容易い。しかし、小説的かと言われれば、事件といえることも少なくそういうことはみんなある、と言ってしまえるものであった。ただ詩的に描写する風景や感情にはグッとくるものがあった。

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    2024年04月20日
  • 誰にも奪われたくない/凸撃

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    今っぽい〜!と思った。著者が作詞家ということを読んでから知って、なんか納得した。

    「誰にも奪われたくない」の主人公の「わたしを林の中のわたしに変形させようとしないで」という言葉にハッとなったんだけど、「凸撃」がアンサーになってて良かった。

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    2024年03月03日
  • ##NAME##

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    ネタバレ

    以下、自分の理解を整理するためのメモ

    仕事だと思っていた写真撮影が実は児童ポルノだったこと=本名の雪那の世界
    「みさ」「ゆき」と呼び呼ばれることへのかすかなひっかかり。本名以外の世界があることに気がつかされること、本名の世界は自分を傷つけるものだということに気がついてしまうこと。

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    2024年02月23日
  • 江戸POP道中文字栗毛

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    昔、「『舞姫』の主人公がバンカラとアフリカ人にボコボコにされる明治文学の話〜」みたいなタイトルうろ覚えの本があって、へー明治時代って現代と比べたら堅苦しいイメージあったけどこんなにパンクだったんだ、って感じたのを思い出した。
    江戸時代、って括ると広いけど、この時代もこんなにポップだったんだ。昔も流行り言葉やイキりやそれをダサいと見る目なんかは今と変わらずあったようで、著者の狙い通り江戸文学がとても身近なものに感じられるようになった。

    だいぶライトな作りだったので、もう少し扱っている文学作品一作一作を深く掘り下げてほしいという物足りなさも少しあった。

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    2024年01月24日
  • 江戸POP道中文字栗毛

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    YouTube’’ゆる言語学ラジオ''で紹介されていて読みました。
    東海道中膝栗毛などの江戸時代の物語の解説。
    その時代の人々の暮らしや風俗のことが分かりました。現代風に翻訳してくれてるのは分かりやすくて親しみを持てた。
    よく言えば一つ一つが短くまとめられてたけど、もう少し深掘りして欲しかったな

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    2023年12月30日
  • 誰にも奪われたくない/凸撃

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    著者が作詞家さんとのことで毛色の違う文章を読んでみたく。
    コロナ禍、YouTube、iPhoneSE2、AirPodsPro、あつ森等が頻出し「現代の文章」を摂取した感覚。
    会話の描写がテンポがいいようで流れるようにぬるりとした感覚を受けたのはLINEやチャットでの会話に慣れているからなのか、意外と目が滑らない。
    自分を奪われたくない、だが無意識に自分も誰かから奪っているのか?盗んでいるのか?それがいいのか悪いのか。自己の生成とその中身を考えさせられた。

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    2023年10月21日
  • 江戸POP道中文字栗毛

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    ハロプロあたりの作詞家の先生なのね。先生の趣味の世界。どうせなら自作曲解説ももっとしてくれりゃよかったんじゃないだろうか。

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    2023年10月14日
  • 誰にも奪われたくない/凸撃

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    主人公のセリフ「わたしを林の中のわたしに変形させようとしないで」これはとても思い当たる節があるというか、私の気持ちであり私の周りの人の気持ちであるんだろうな。自分はとっても嫌なのに、私も他者を私の考えで変形させちゃってる。

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    2024年02月22日
  • 誰にも奪われたくない/凸撃

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    面白いかと聞かれると答えづらいんだけど、なんか良かった。タイトルと内容がA面B面みたいな感じも良い。

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    2022年12月25日
  • 誰にも奪われたくない/凸撃

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    ネタバレ

    歌詞だと伝わってくるものが大きい。それと比べるとまだ小説はという気がする。何か「純文学」になっている気がする。

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    2022年07月11日
  • 誰にも奪われたくない/凸撃

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    iPhoneやどうぶつの森、コロナに自粛生活の正に「今」の物語。
    スタンプの絵柄の説明まであって、令和だなぁ〜という感じ。

    表紙に惹かれて読んでみたが、著者は作詞家らしく作家ではないようだ。
    そのおかげか、アイドルの裏事情がやけに生々しく、著者の言いたいことではないのだろうが、アイドルなんてろくな仕事じゃないと思った。
    歌手なのに声すら奪われて、ルックスだけのポジション争いなんて、そりゃ病むだろうな。
    読みながら、真子を抱きしめて「もういいよ」と言ってあげたくてたまらなかった。
    真子からしたら大きなお世話で、心の中に土足で入ってこられて迷惑だろうけど。
    生きているって、寂しいな。

    真子がど

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    2021年12月30日