児玉雨子のレビュー一覧

  • 私の身体を生きる

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    他の方も書いていたが、生にまつわるエッセイだと思っていたら、性にまつわるものだった。
    性に関するネガティヴなことは、思っているよりもかなりありふれていて、忘れていたけどネガティヴな体験を思い出した。きっと、書きようによっては、深め方によっては、同等のものもあるのだと思う。

    そして…この世の中のことは、性に纏わって起きていることが多いこともまた認識できた。小説も映画もファッションも、モテたいという願望そのものが。

    今年の始めからあらわになったフジテレビ問題も何度も色んな角度で思い起こし、考えさせられた。

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    2025年08月05日
  • ##NAME##

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    初めての作者。
    第169回芥川賞候補作、との帯が目をひいた。だから手に取ったわけではないけれど。
    偶然にも直前に読んだ光のところにいてね、と通じるものもあった。
    親と、一人だけの人と、自我。そして時間が流れる。
    意外にも?読後感はスッキリ。
    作者のデビュー作も読んでみたくなった。調べてみよう。

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    2025年05月25日
  • ##NAME##

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    自分の中では3.4という評価です。児童ポルノの被害にあった主人公の当時と現在の心情を織り交ぜて描写されており、どのように過去と折り合いをつけ進んでいくのかを決めるところまでを描いている作品かと思います。児童ポルノの被害を受けたと明確に主人公から明言されることはなく、当事者だからこその事象や第三者からのセカンドレイプに対する混ぜこぜになった感情が繊細に描かれていたため、没入感をもって読めました。
    現代パートでのSNSを使ったコミュニケーションの解像度等も高く、場面場面が思い浮かべやすいのも魅力の小説だと思います。
    ただ、完成度が高い分スッキリとしない、正解がない、本人にしか分からない気持ちを正確

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    2025年02月14日
  • ##NAME##

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    ⭐︎3と4のあいだ。
    作詞やってる雨子さんの文が好きなので新鮮!
    なんとなく2,30代のうちに読めてよかったな〜…というのも読む時の年齢が開いていくごとに、この作品の世界観についていけ(いか)なくなって、手に取りにくくなるような気がするから。

    こんなこと言ったら燃えるかもだけど、あんまり男性からこの作品読んだよ、って言われたくない本かも。色々想像したらエグい。お願いだから秘めといて、私もリアルでは秘めとくからさ。

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    2024年11月24日
  • ##NAME##

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    ジュニアアイドルとして活動していた主人公。各年代の視点を交互に挟み、デジタルタトゥーを抱える女性の葛藤を描く。

    NAMEは名前であり芸名であり、思い出深い呼び名であり汚名でもあり…## ブランクで自らを客観視する。
    怒れてよかった、と思えたラスト。

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    2024年11月04日
  • ##NAME##

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    ジュニアアイドルの仕事の描写は興味深かった。
    児童ポルノの問題のあたりは、そんなに踏み込んでいないせいかあまり感じるものがなかった。もしこれを大きなテーマに据えるならば、もっと主人公を動かす必要がある。
    この小説のテーマは、ジュニアアイドルでも児童ポルノでもなさそう。何かになることをやめて何者でもない自分に戻る、なのかなあ。夢小説の名前入力欄をタイトルに据えて、名前入力が空欄のままの夢小説を差し込むというアイデアがとてもいい。

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    2024年08月05日
  • ##NAME##

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    長年アイドルが好きで、同じ女性としてグラビアを見ると、スタイルいいな、綺麗だなと憧れの気持ちを抱く反面、複雑な気持ちになることもある。特にまだ中高生の子は、これは自分の意思なのか、それとも大人にやらされているのか…。
    あるアイドルに対して水着などのグラビアをやらないことについて、Instagramのコメントで「逃げてる」などと厳しい言葉で指摘する人がいた。自分の肌を世間に見せること(一生残る)がいかに勇気のあることで、覚悟が必要なことか、よく考えてほしいなと思う。
    それとはまた児童ポルノは別の話で、絶対に許してはならないこと。でも正直その線引きについて知らないからもっと調べてみようと思った。

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    2024年07月15日
  • ##NAME##

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    ネタバレ

    夢小説と改名。一貫して名前の物語になっていて、構造がとても綺麗だった。君が名付けた私の名前は、私のために鳴る最も短い歌。
    そして児童ポルノを許さないという怒りの表明でもあった。るろ剣の作者の書類送検をきっかけに書かれた小説なのかも。あのとき確かに私も激しい嫌悪を抱いたはずなのに、毎日流れてくる気色悪いニュースに押し流されて記憶の片隅に追いやってしまってた。この児ポ大国で生きていく以上、絶対にあの怒りを忘れちゃいけないのに。虐待の被害者、特に子供が自分の言葉でうまく怒れないのなんて当たり前で、怒らなくちゃいけないのは私たち大人だ。その想いを強くしてくれた。

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    2024年07月13日
  • ##NAME##

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    ネタバレ

    最後、主人公のひとりよがりな感じが否めず馴染めなかった。
    引退したみさのちゃん、一般人として穏やかに暮らせるのかなと思ったけど、ママタレントになるルートもあるはず。
    妊娠してグラドルはやめてもアカウントをそのままにSNSを更新しているのは、一般人ではなく夫と娘と自分の容姿と日常を消費しながら生きていく将来の可能性をみさのちゃん自身が否定していないからなのではと思う。
    主人公はみさのちゃんとの再会を前向きに考えてるけど、みさのちゃんは呼んでほしいときに「みさ」と呼んでもらえず助けてくれなかった主人公のこと許せるのかな……被害者同士だからって関係が修復できるかどうかは別のように思う。

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    2024年06月09日
  • ##NAME##

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    ハロプロの曲の作詞を多く手掛けている作詞家の方の小説。(余談:ハロプロじゃないけどスパガのスイート☆スマイルが好き)こういうことはきっと現実のどこかで現在進行形で起きていそうだなと思う。

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    2024年05月20日
  • ##NAME##

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    児玉雨子さんの作詞が好きで、小説も書いてることは知らず芥川賞候補作でこの作品を知って興味を持って読み始めました。

    なかなか厳しい展開が続く中、最後は前向きに向き合っていくところがよかった。

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    2024年05月15日
  • ##NAME##

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    薄味の展開を常温の文章で淡々と進む。時系列から想像させる余白もありつつ、核心部分は本人にとって大きな事であっただろうし実際の話であれば心の痛みは想像に容易い。しかし、小説的かと言われれば、事件といえることも少なくそういうことはみんなある、と言ってしまえるものであった。ただ詩的に描写する風景や感情にはグッとくるものがあった。

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    2024年04月20日
  • 誰にも奪われたくない/凸撃

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    今っぽい〜!と思った。著者が作詞家ということを読んでから知って、なんか納得した。

    「誰にも奪われたくない」の主人公の「わたしを林の中のわたしに変形させようとしないで」という言葉にハッとなったんだけど、「凸撃」がアンサーになってて良かった。

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    2024年03月03日
  • 江戸POP道中文字栗毛

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    昔、「『舞姫』の主人公がバンカラとアフリカ人にボコボコにされる明治文学の話〜」みたいなタイトルうろ覚えの本があって、へー明治時代って現代と比べたら堅苦しいイメージあったけどこんなにパンクだったんだ、って感じたのを思い出した。
    江戸時代、って括ると広いけど、この時代もこんなにポップだったんだ。昔も流行り言葉やイキりやそれをダサいと見る目なんかは今と変わらずあったようで、著者の狙い通り江戸文学がとても身近なものに感じられるようになった。

    だいぶライトな作りだったので、もう少し扱っている文学作品一作一作を深く掘り下げてほしいという物足りなさも少しあった。

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    2024年01月24日
  • 江戸POP道中文字栗毛

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    YouTube’’ゆる言語学ラジオ''で紹介されていて読みました。
    東海道中膝栗毛などの江戸時代の物語の解説。
    その時代の人々の暮らしや風俗のことが分かりました。現代風に翻訳してくれてるのは分かりやすくて親しみを持てた。
    よく言えば一つ一つが短くまとめられてたけど、もう少し深掘りして欲しかったな

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    2023年12月30日
  • 誰にも奪われたくない/凸撃

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    著者が作詞家さんとのことで毛色の違う文章を読んでみたく。
    コロナ禍、YouTube、iPhoneSE2、AirPodsPro、あつ森等が頻出し「現代の文章」を摂取した感覚。
    会話の描写がテンポがいいようで流れるようにぬるりとした感覚を受けたのはLINEやチャットでの会話に慣れているからなのか、意外と目が滑らない。
    自分を奪われたくない、だが無意識に自分も誰かから奪っているのか?盗んでいるのか?それがいいのか悪いのか。自己の生成とその中身を考えさせられた。

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    2023年10月21日
  • 江戸POP道中文字栗毛

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    ハロプロあたりの作詞家の先生なのね。先生の趣味の世界。どうせなら自作曲解説ももっとしてくれりゃよかったんじゃないだろうか。

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    2023年10月14日
  • 誰にも奪われたくない/凸撃

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    主人公のセリフ「わたしを林の中のわたしに変形させようとしないで」これはとても思い当たる節があるというか、私の気持ちであり私の周りの人の気持ちであるんだろうな。自分はとっても嫌なのに、私も他者を私の考えで変形させちゃってる。

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    2024年02月22日
  • 誰にも奪われたくない/凸撃

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    面白いかと聞かれると答えづらいんだけど、なんか良かった。タイトルと内容がA面B面みたいな感じも良い。

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    2022年12月25日
  • 誰にも奪われたくない/凸撃

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    ネタバレ

    歌詞だと伝わってくるものが大きい。それと比べるとまだ小説はという気がする。何か「純文学」になっている気がする。

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    2022年07月11日