児玉雨子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昔、「『舞姫』の主人公がバンカラとアフリカ人にボコボコにされる明治文学の話〜」みたいなタイトルうろ覚えの本があって、へー明治時代って現代と比べたら堅苦しいイメージあったけどこんなにパンクだったんだ、って感じたのを思い出した。
江戸時代、って括ると広いけど、この時代もこんなにポップだったんだ。昔も流行り言葉やイキりやそれをダサいと見る目なんかは今と変わらずあったようで、著者の狙い通り江戸文学がとても身近なものに感じられるようになった。
だいぶライトな作りだったので、もう少し扱っている文学作品一作一作を深く掘り下げてほしいという物足りなさも少しあった。 -
Posted by ブクログ
iPhoneやどうぶつの森、コロナに自粛生活の正に「今」の物語。
スタンプの絵柄の説明まであって、令和だなぁ〜という感じ。
表紙に惹かれて読んでみたが、著者は作詞家らしく作家ではないようだ。
そのおかげか、アイドルの裏事情がやけに生々しく、著者の言いたいことではないのだろうが、アイドルなんてろくな仕事じゃないと思った。
歌手なのに声すら奪われて、ルックスだけのポジション争いなんて、そりゃ病むだろうな。
読みながら、真子を抱きしめて「もういいよ」と言ってあげたくてたまらなかった。
真子からしたら大きなお世話で、心の中に土足で入ってこられて迷惑だろうけど。
生きているって、寂しいな。
真子がど