阿泉来堂のレビュー一覧

  • 死人の口入れ屋

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    ミステリーホラーをベースに、コメディ風味に主要人物のキャラを立たせてから一癖かます、この作風はもはや阿泉来堂節と言って良さそう。今回は短編4話で、ホラー初心者も読み易い。忌物を誰が借りたのか、誰が呪われたのかが終盤までわからない(思い込まされる)展開は、最後に一捻り入れた上での真相に驚きがあって楽しい。特に後に引っ張るものもないので読後感も良い。これもシリーズになりそうだし、コミカライズ、アニメ化、実写化しても面白そう。

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    2024年03月12日
  • ナキメサマ

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    最初は「ちょっと長くない…?」って思ってたけど、なんだかんだで読み進めていた。
    終盤は「え?!そうだったの?!」の連続で、最後の最後もびっくり。
    まさにミステリホラー。

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    2024年03月10日
  • ぬばたまの黒女

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    ナキメサマに続き、今回も怪異の恐ろしさは抜群でした!!
    心に沈着する罪悪感や後悔から登場人物の一面を垣間見ると、街ですれ違う見知らぬ人々にも、身近な友人、自分の家族にさえ、自分の知らない人生の側面や心情があるんだな、とふと考えてしまう。
    そして衝撃のラスト…
    予想だにしない展開だったのでまんまとびっくりしてしまいました!
    シリーズの次の巻も楽しみです!!

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    2024年03月05日
  • 忌木のマジナイ 作家・那々木悠志郎、最初の事件

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    ネタバレ

     那々木悠志郎シリーズ第三弾。今回は現実の怪異と作中作の怪異がどのように繋がってくるか、というストーリーが面白かったし、怪異の描写も変わらず不気味で良かった。ただ、作中の那々木悠志郎≠現在の那々木悠志郎(篠宮悟)の仕掛けにはなんとなく気づいた。

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    2024年03月01日
  • 死人の口入れ屋

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    忌物に取り憑く幽霊を貸し出す阿弥陀堂の、決して善人ではないけど物事を俯瞰で見ている、というキャラが際立っていた。怪異の描写も怖かったが、「この作者は嫌な人間、もとい人間の醜悪な部分を書くのが上手いな。」と思った。今から続編が楽しみな作品。

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    2024年02月23日
  • ナキメサマ

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    ネタバレ

    いやぁーなかなかに、ロクデナシ揃いのお話だったなぁ。おもしろかったけど。
    小夜子はどこまでも救われないなぁ…。

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    2024年02月17日
  • ぬばたまの黒女

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    ネタバレ

    しまった、2巻を先に読んでしまった。
    いやぁーでも面白かった。
    みんなギタギタに死んでしまうし、解き明かされた謎も胸糞悪いしなんかもうやるせない気分だったけど、「妻」には驚いた。でも妻にちゃんと連絡くらいはしてあげてほしい。

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    2024年02月15日
  • 死人の口入れ屋

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    霊の取り憑いた品物、「忌物」を貸し出す古物商のお話。客は忌物を通じて霊を借り、その霊を自分の目的のために使う。
    アイデアは面白いし、キャラも立ってる。ただ1冊目ということもあってか、各お話は比較的オーソドックスな感じがする。霊を使って何かをなすというお話に、それほど多くのパターンは見出せないかもしれないですが、1冊で終わるにはもったい設定なので、シリーズ化を期待したい。

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    2024年02月12日
  • 死人の口入れ屋

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    もし、幽霊がとりついた曰く付きの品を借りられたとしたら…

    やましい気持ちがあると、幽霊を見るとより怖さを増すんだろうなと思いました。

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    2024年02月12日
  • 死人の口入れ屋

    匿名

    人を呪わば穴二つじゃ済まない?

    阿泉先生のファンなので購入。連作短編集ということでなかなかのボリュームだったが、話のテンポ感が良くスラスラ読み進められた。
    ホラーに全振りしつつも、しっかりとミステリーの要素が詰まっていた大満足。

    #怖い

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    2024年02月07日
  • ぬばたまの黒女

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    ネタバレ

     那々木悠志郞シリーズ第二弾。今回は主人公がかつて暮らした村に旧友と会うために訪れるもそこで殺人事件に巻き込まれ、友人達や怪異譚蒐集に訪れたホラー作家の那々木悠志郞と怪異に見舞われながら真相を探っていくストーリー。前作みたいに大きなどんでん返しは少なかったものの、散りばめられた伏線の回収や村が隠してきた秘密、それによって起こる怪異の描写は変わらず面白かった。前作と違ってラストに救いがあるのも良かった。

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    2024年01月23日
  • 邪宗館の惨劇

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    ネタバレ

     ホラー×タイムリープ×クローズドサークル。やはりホラーとミステリーは親和性が良いと思う。もちろん事件解決後もお得意のどんでん返しが待っており、最後まで飽きが来ない一作。

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    2024年01月12日
  • バベルの古書 猟奇犯罪プロファイル Book2《怪物》

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     ホラー×猟奇殺人×ビブリオシリーズ第2弾。今回は作中に「フランケンシュタイン」が出てくる。「犯人はこいつだろう。」という予想は当たっていたが、最後のどんでん返しは分からなかった。前作に出てきた印章が、シリーズの鍵となることは間違いない。次回作も楽しみ。

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    2024年01月07日
  • バベルの古書 猟奇犯罪プロファイル Book1《変身》

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     ホラー×猟奇殺人×ビブリオが前面に押し出された作品。警察の捜査状況や真犯人との対決など見所が沢山あったが、作中に出てくる「変身」にものすごく興味を惹かれた。

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    2024年01月07日
  • バベルの古書 猟奇犯罪プロファイル Book1《変身》

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    ミステリ×ホラーの組み合わせで、プロローグからぐいっと引き込まれ、思いがけずホロリとくる部分もあって期待以上。book2も楽しみ。

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    2023年12月13日
  • バベルの古書 猟奇犯罪プロファイル Book2《怪物》

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    まあまあ重めの話をやっぱりライトなノリで進めていくので読み易い。前作に加えての新キャラに、違和感のある展開と少しのオカルト。思えば結構盛り沢山だけど、250ページに満たない量で、あっさり読める割に充実感ある。ミステリ色がやっぱり強めで、那々木シリーズと明確に差をつけてる感じなのかな。まだまだ面白くなりそうだし、今後にも期待。怜佳ちゃんがちょっと存在感薄い。

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    2023年11月11日
  • ナキメサマ

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    臭いがするくらいのホラー描写に顔をしかめながら、でも最後が気になって読み切りました…
    いやー、これは怖い。色んな意味で怖い!
    面白かったです!
    あー、こわくって多分もう一回読みたくなるなこれ…

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    2023年11月07日
  • 邪宗館の惨劇

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    最後の最後まで目が離せない!!

    那々木悠志郎シリーズ第4弾!


    天田耕平と恋人の真由子は、1年前の火災事故の慰霊祭へ向かう。
    途中、バスの事故で立ち往生し、近くにひっそりと佇む白無館《はくむかん》へ避難する。
    通称『邪宗館《じゃしゅうかん》』と呼ばれるこの廃墟は、宗教団体『人宝教《じんぽうきょう》』の施設であった。
    大量殺人事件のあったこの廃墟施設内で、また殺人事件が起こる——。


    『ナキメサマ』『ぬばたまの黒女』『忌木のマジナイ』に続く『邪宗館の惨劇』は、全ての作品の繋がりが重要なポイントとなります。
    きちんと順番に読んだ方が良いです。

    神道、邪教、密教、新興宗教……絶対おもしろいや

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    2023年11月06日
  • バベルの古書 猟奇犯罪プロファイル Book1《変身》

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    作者の新シリーズ、こちらは刑事のバディものでミステリ色強め、怪異ホラー弱め。カジュアルなノリで2人の主人公を変えつつ速い展開でサクサク進むので読み易いが、ときたま出てくる描写はやはり阿泉来堂、とてもエグい。何人か印象薄めのキャラがいるが、それはBOOK2で活躍するか?別シリーズのキャラがチラ見えするのも気になるところ。

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    2023年11月04日
  • 贋物霊媒師 2 彷徨う魂を求めて

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    ネタバレ

    櫛備さん、幽霊が視えることよりも、観察眼がすごい。何でもお見通しなかんじ。
    おもしろかったー。続きが楽しみ。

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    2023年11月03日