あらすじ
ある事情から仕事を辞めた久瀬宗子は、お世話になった人の紹介で『古物商 阿弥陀堂』に面接を受けに来た。 しかし、阿弥陀堂はただの骨董品屋ではなく、幽霊がとりついた曰くの品である【忌物】を貸し出しているという――。 人には言えないような怨みや憎しみを持つ客たちが、幽霊の力を借りに来る。その先にとんでもない結末が待ち受けているとは何も知らずに……! 『ナキメサマ』『贋物霊媒師』で話題の著者がおくる、どんでん返し×ホラーミステリ―連作短編集!
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Posted by ブクログ
幽霊がついている曰く付きのものを貸し出す店が舞台。
貸し出された人間も、貸し出した人間も曰く付きが多くてやっぱ人間怖いな。ってなる。どんでん返しがうまくてなるほどーってなった。面白い。
Posted by ブクログ
相変わらず、めぐの彼氏繋がりの作家さん。
面白い!!!
これは面白い!!!
ついついホラー系見たくなってしまって、映画もついでに見ちゃうくらいに、ハマった!
これ、つづくだろうなぁ。続いてほしいなぁ。
オバケが取り憑いたものを貸し出して、問題解決する。
なんて、すごい発想よね。
取り憑いたオバケに問題を解決させるなんてさ!
ラストのオチもなんかほっこりだったー!!!
これはもう超お勧めなので、
ホラーが好きな姪っ子ちゃんにあげよう。
この著者。
正直、知り合いだから。と思って仕方なく読みはじめたのも最初はあったけど、
どれもめっちゃ面白くて、最初のときより断然読みやすくて引き込まれるようになって来た!!!!
ふと、置いていかれる感覚。
あれ?私、なんか勘違いしてない?
あれ?これって、
え?なんか違う?
って読みながら取り残される感じ。
この感じたまらん!!!
一瞬浮くの。
読みながら、ふと、あれ?って思う瞬間がある!
これ!!!
この作家さん!これうまい!!!!
どれもシリーズ化してほしい本ばかりで、今後もどんどんよろしくお願いします!!!!!
#ホラー少し
#怖くはない
#面白い
#取り憑いてるオバケがまたいい!
#味がある
#一瞬置いていかれる
#その浮遊感たまらん!
#え?何の話?
#あの感じすごい!
#すごいうまいのよ!
#あれ?わたし、なんか勘違いしてる?
#そう思わせる技術!
Posted by ブクログ
幽霊も怖いが生きている人間の恨み・妬みも、怖いと思った。
どんでん返しも、見事にひっかかってしまって…『まじかぁ。』と、なりました。
めっちゃ、面白かった。
ホラー×ミステリーは最高です。
Posted by ブクログ
めっちゃくちゃ面白かった!忌物の買取と貸し出しを生業とする阿弥陀。彼から借りた幽霊の力で復讐を果たす勧善懲悪モノかと思ったら…そんな薄っぺらい予想をした自分を激しく反省。短編だけど何度もアッと言わせる仕掛けがあった。新入社員の宗子、仕事の出来るクールな宝生のキャラクターや掛け合いも楽しいし、なんと言っても阿弥陀のいかがわしさが最高!ミステリアスな宝生や宗子のサブストーリーなど次巻の期待が高まる!
Posted by ブクログ
いわく付きの品、幽霊を貸し出す。なるほどそういうどんでん返しかという話でなかなか面白かった。
歪んだ人間の坩堝のような登場人物が多かったけど、阿弥陀堂のメンツは好き。
Posted by ブクログ
ざまーみろ!と思うものもあれば、ちょっとほっこりするようなものもあり、四話とも飽きることなくあっという間に読み終えました。
これは絶対にシリーズ化されるでしょうから、楽しみです。
ホラー度は低く、あまり怖くないので誰でも読めると思います。
Posted by ブクログ
面白かったです。
忌物(霊が取り憑いている遺品)を貸し出すという、短編集。
各短編ともにミスリードからの伏線回収➕どんでん返しは読んでいてとても楽しめました。
Posted by ブクログ
忌物を貸し出す阿弥陀堂が織りなすホラーとミステリーが融合した短編集です。
忌物とは、霊が取り憑いた曰くつきの物のこと。それを貸し出すのだから阿弥陀堂の倫理観は崩壊していますし、当然借りる方も(基本的には)まともではありません。果たして忌物を借りに来た客は、どのように忌物ーー霊を使うのか。復讐のため?邪魔者を排除するため?そんな忌物を取り巻く物語が、4話分楽しめます。
どんでん返しに惹かれて購入したのですが、4話とも全て騙されました。
Posted by ブクログ
ミステリーホラーをベースに、コメディ風味に主要人物のキャラを立たせてから一癖かます、この作風はもはや阿泉来堂節と言って良さそう。今回は短編4話で、ホラー初心者も読み易い。忌物を誰が借りたのか、誰が呪われたのかが終盤までわからない(思い込まされる)展開は、最後に一捻り入れた上での真相に驚きがあって楽しい。特に後に引っ張るものもないので読後感も良い。これもシリーズになりそうだし、コミカライズ、アニメ化、実写化しても面白そう。
Posted by ブクログ
忌物に取り憑く幽霊を貸し出す阿弥陀堂の、決して善人ではないけど物事を俯瞰で見ている、というキャラが際立っていた。怪異の描写も怖かったが、「この作者は嫌な人間、もとい人間の醜悪な部分を書くのが上手いな。」と思った。今から続編が楽しみな作品。
Posted by ブクログ
霊の取り憑いた品物、「忌物」を貸し出す古物商のお話。客は忌物を通じて霊を借り、その霊を自分の目的のために使う。
アイデアは面白いし、キャラも立ってる。ただ1冊目ということもあってか、各お話は比較的オーソドックスな感じがする。霊を使って何かをなすというお話に、それほど多くのパターンは見出せないかもしれないですが、1冊で終わるにはもったい設定なので、シリーズ化を期待したい。
匿名
人を呪わば穴二つじゃ済まない?
阿泉先生のファンなので購入。連作短編集ということでなかなかのボリュームだったが、話のテンポ感が良くスラスラ読み進められた。
ホラーに全振りしつつも、しっかりとミステリーの要素が詰まっていた大満足。
Posted by ブクログ
忌物を貸出す古物商
怪異を起こす忌物をどのように使うのか、またその時、その後の対応も常識外れなのが楽しい作品。
ミスリードが多くて翻弄させられたのも面白かったです。
Posted by ブクログ
“忌物”を取り扱う謎の古物商の男と美人な従業員のもとで働くことになった元刑事の女性。
キャラが3人ともしっかりしていてアニメ向きな作品。
霊が取り憑いている品物を扱っているから幽霊系の怖い話かなと思っていたけれど、その忌物を求めてやってくる依頼者、そしてその依頼者の人間関係の方が恐ろしいというかおぞましいというか。
元刑事で事務員として働くことになった宗子の意外な生い立ちも綺麗に伏線回収されて終わったけれど、宝生は何か秘密がありそうだし、阿弥陀の素性や過去も気になる。
先代からなぜこの古物商=口入れ屋を引き継ぐことになったのか、シリーズ化されて明らかにされないかなぁ〜
Posted by ブクログ
最初は倫理観や善悪を勘定に入れない阿弥陀堂のやり方に宗子ではないがついていけないと思った部分もあったけれど、読み進めていくと慣れたというか、ついつい読み進めちゃったというか。
特に有能な宝生さんが気になって仕方がないという。
それぞれの話も、容易に想像つく展開と思わせておいてから予想を裏切るオチへと持っていく、そのどんでん返しが小気味よくて「やられたー!」と何度唸ったことか。
一方で宗子が抱えていた「謎」の解き明かしが、他の事件に比べてあっさりめだったことが少し物足りなかった。
ついで感があったというか。
お客様に対しての話には前述通り大きなどんでん返しがあって面白かったのですが。