あらすじ
ある事情から仕事を辞めた久瀬宗子は、お世話になった人の紹介で『古物商 阿弥陀堂』に面接を受けに来た。 しかし、阿弥陀堂はただの骨董品屋ではなく、幽霊がとりついた曰くの品である【忌物】を貸し出しているという――。 人には言えないような怨みや憎しみを持つ客たちが、幽霊の力を借りに来る。その先にとんでもない結末が待ち受けているとは何も知らずに……! 『ナキメサマ』『贋物霊媒師』で話題の著者がおくる、どんでん返し×ホラーミステリ―連作短編集!
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Posted by ブクログ
幽霊がついている曰く付きのものを貸し出す店が舞台。
貸し出された人間も、貸し出した人間も曰く付きが多くてやっぱ人間怖いな。ってなる。どんでん返しがうまくてなるほどーってなった。面白い。
Posted by ブクログ
元警察官の久瀬宗子は知人の紹介で『古物商 阿弥陀堂』の面接を受ける。そこは死人の口入れ屋、事情を抱えた人が霊が取り憑いた忌物を借りにくる店だった…。
婚約者を亡くした男性の部屋に女性の霊が現れる『嗤う婚約者』、主宰者を亡くした劇団のスタジオに男性の霊が出る『死者に捧ぐカーテンコール』、十四年ぶりの同窓会が開かれた小学校で子供の霊が怪奇現象を起こす『再会の校舎』、空き巣に入られてからおかしなことが起きる少年の家『マイホーム・ゴースト』。
人を呪わば穴二つ、かな。忌物を借りる人々・使われる相手には秘密がある。忌物を使って秘密を暴きたい。相手を追い詰めたい、怖がらせたい。
店主は忌物の使い方は問わない。相手を追い詰めよう、排除しよう、といわば悪いことに使っても構わない。それを良しとしないのが元警察官の宗子。だが、そんな宗子にも秘密があることがわかる。
ホラーミステリとあるが、ホラーは要素程度の印象。霊が宿った物を使っているのでホラー。ミステリは確かに読み始めと明らかになる結末がどんでん返し。なんだけど、店主や宗子などのキャラクター含め、個人的にはあんまり印象に残らない感じだった。
Posted by ブクログ
最初は倫理観や善悪を勘定に入れない阿弥陀堂のやり方に宗子ではないがついていけないと思った部分もあったけれど、読み進めていくと慣れたというか、ついつい読み進めちゃったというか。
特に有能な宝生さんが気になって仕方がないという。
それぞれの話も、容易に想像つく展開と思わせておいてから予想を裏切るオチへと持っていく、そのどんでん返しが小気味よくて「やられたー!」と何度唸ったことか。
一方で宗子が抱えていた「謎」の解き明かしが、他の事件に比べてあっさりめだったことが少し物足りなかった。
ついで感があったというか。
お客様に対しての話には前述通り大きなどんでん返しがあって面白かったのですが。