M W クレイヴンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作から続くポーやティリーたちの成長やチームワーク、窮地を乗り切るサスペンス展開は健在で、読んでる間すごく楽しかった。
作中にわざとらしくはないけれど、割とわかりやすくヒントが配され、フェアプレー・ミステリとしての体裁は整っていたと思う。
ただ、1作目のようなティリー目覚ましい大活躍が控えめだった点と、終盤の解決への持っていき方が、ロジックで鮮やかに叩きのめすのではなく無理矢理丸め込むような力技に感じられた点は個人的に惜しかった。
前作の完成度が高かっただけに少し残念な部分もあったが、キャラクターたちの成長は感じられたので次作以降の展開に期待したい。 -
Posted by ブクログ
英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。犯人は死体を損壊しており、三番目の被害者にはなぜか停職中の国家犯罪対策庁の警官ワシントン・ポーの名前と「5」と思しき字が刻み付けられていた。身に覚えのないポーは処分を解かれ、捜査に加わることに。しかし新たに発見された死体はさらなる謎を生み、事件は思いがけない展開へ・・・。
評判が良くて気になっていた作品。シリーズものはもう追うのが大変だからと少し避けがちだったが、結構グロテスクな殺人現場が繰り広げられる、本格ミステリ。全体的にイギリスっぽい暗さが漂う。主人公のポーとティリーが徐々に心を通わせていく部分はなごんだが、被害者が -
Posted by ブクログ
今回も一見事件に無関係そうなエピソードから物語が始まる。
しかも、ポーと心理学者とのセッションで、事件を振り返る形式となっており、今までになかった構成。
前半(上巻)は、お馴染みのメンバーと行動しながら少しずつ真相に近づく経過が面白いし、話の起伏もあって楽しめる。
しかし後半(下巻)になってからは、残酷描写が増え、ポーの一人シーンが多くなるうえ、セッションシーンが随所に挿入されてテンポが悪くなってしまった。
オチも想像できるし、今までの高いレベルを期待しすぎたために物足りなく感じてしまった。
とはいえ完成度は高いし、次回作も本国では既に上梓されているので、期待しよう。 -
Posted by ブクログ
ワシントン・ポーシリーズ5作目。
今回、一つ一つの章が大分短いですね。体感で十数ページくらい読んだかな…と思ったら既に1/4くらい進んでて、えっ…と戸惑ってしまいました。ページ内の文字数が少なめなのであっという間に読めます。普段上下巻ある作品を読むと、読んだなぁという心地よい疲労感と達成感があるんですが、今作はいつの間にか読み終わっていたという感じです。
エンタメ度が高くてとても面白かったです。
楽しかったのですが、密室の謎が拍子抜けで…そこがちょっと残念でした。
今回は、ボタニストを名乗る犯人による連続毒殺事件と、ドイルが父親殺しの容疑者として捕まってしまう事件の両方を同時に捜査するという -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ4作目。安定して面白いし、700ページの長さだが無駄な描写があまりない。
今回は「MI5」という英国の暗躍組織が登場。日本の公安警察みたいなもの?
毎度犯人当て・動機の解明で終わらずに、犯人が判明してからの1対1での対決という劇的な展開に定評のある本シリーズだが、今回はそれに加えてMI5との諜報戦要素もあり。イギリス政府が隠蔽したかった秘め事がまるまる動機に繋がっており、スケールの大きい作品に仕上がっている。政治色もあり、英国民ならさらに評価は上がっただろう。
「ワシントン・ポーの出生の謎」というサイドストーリーがシリーズを通して着々と進んでいくのもシリーズ読者としては気になるところ。