東野圭吾のレビュー一覧
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「偽りの昼に太陽はない。さすらう魂の大叙事詩」というのが帯に書かれたコピーなんだけど、どういうもんでしょ?なんだか、物語を正確に評していないような気がするのですけれどね。一種のピカレスクロマンとでもいいましょうか?そこに誰が犯人なのかという答が見えているのに、不可思議なバランスの上にストーリーが展開していく。もちろん、これは計算しつくされたものなのでしょう。何というか絶妙な物語はこびです、すばらしい。とりわけ、あのラストシーンは絶品ですね。そうか、そこで切ってしまうのね、とたまらなくぞくぞくいたしました。タイプは全然ちがうのだけれど、なぜか読後に宮部みゆきの『火車』を思い出しました。
事件の背 -
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ネタバレ
過去と手紙で繋がる不思議なお店、ナミヤ雑貨店。
強盗の後、警察からの追跡から逃れるために入った廃墟同然の場所で、3人の青年たちが不思議な体験をする。
私にもナミヤ雑貨店みたいな悩みを相談できる場所が欲しい。
雄治さんみたいに、匿名で顔が見えなくても真摯に向き合ってくれる人が欲しい。
人との繋がりが希薄になってる現代に、ファンタジーであってもこういう場所があったら良いなって思いました。
個人的には、"夜更けにハーモニカを"の克郎と父親の微妙な距離感と不器用な思いやり、"黙禱はビートルズで"の浩介が辿った人生と、今になって知る両親の最期、が特に印象的で -
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東野圭吾の代表作を今さらながら読む。
1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。
容疑者は次々に浮かぶが、結局事件は迷宮入りする。
被害者の息子・桐原亮司と、容疑者の娘・西本雪穂。
暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女はその後、
全く別々の道を歩んで行く。
二人の周囲に見え隠れする幾つもの恐るべき犯罪。
だが、何も証拠はない。そして19年の月日が経つ。
まず、本の分厚さに衝撃を受ける。
延べ850ページにも及ぶ大叙事詩である。
その膨大な長さに目が回りそうになったが、
なるほど、読んでみてわかる。これでも足りないぐらいだ。
この物語において、徹底して亮司と雪穂の二人の心の内は語 -
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長かった!けど面白かった!
ノワール小説、と解説にあったが本当にその通り。私はこういう小説好きだな。東野圭吾はミステリーでもなんというか、単純明快なミステリーのイメージがあり、いわゆるイヤミスのようなイメージはなかった。この白夜行もイヤミスではないのであろうが、ダークな物語であることは確実。本格ミステリーも書けて、このような暗い心を持った人達が登場する物語も書けてすごいな。主要人物ふたりの心理描写が全くないからこそ、際立つというか想像することができて、深いなも感じた。また、幻夜も積読しているので幻夜も読み終えて、また数年後に読み返したい作品です。 -
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何故か頑なに拒んできた東野圭吾作品。ついに手に取った。帯の「今から読む東野圭吾」に懐柔された。
昔やってたドラマがすごく面白かったよね。
1番の感想としては、ドラマを見る前に読みたかった!!!!!ということ。結末を知ってしまっているので、ミスリードや伏線、トリックが分かってしまった。これ知らずに読んでたらもっともっとのめり込んで、ドキドキしながら読めただろうに。
悔しー。。。
他の作品も読んでみよう。
やっぱり映像化されるだけあって当たり前に面白かったな。文章もスラスラ入ってきた。これが売れっ子作家の力なんだな。
読まず嫌いを反省!
読んでいる間は功一、泰輔、静奈がそれぞれニノ、錦戸君、