東野圭吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
強盗という立場だけ見れば悪人なのに、困っている人を放っておけない。そんな3人組がどこか憎めなかった。
手紙を送る人たちも、本当は自分の中で答えが決まっている。ただ、不安や迷いがあって最後の一歩を踏み出せず、誰かに背中を押してほしくて言葉を綴っているように感じた。
返事を書く側も、ただ優しく寄り添うだけではなく、時にはかなり厳しい言葉を投げかけることもあった。それでも突き放しているようには感じず、迷い続けて動けなくなっている人に対して、あえて背中を押しているように思えた。
言われた側からすれば簡単には受け止められないかもしれない。でも、ずっと答えを出せずに苦しむくらいなら、自分もあれくらい -
Posted by ブクログ
・ミステリーとして、はじめは殺人の犯人探しから始まり、正直、普通の作品だなと思った。でもやっぱり東野圭吾さんだよね。それだけでは終わらない。
・文でこちらに語りかけてくる。何か不穏な空気感、暗い雰囲気を纏った背景がずっと存在している。このことも相まって、犯罪のヒリヒリ感が伝わってくる。
・物語が進んでいくにつれ、犯人を探すようなミステリーっぽさが薄れていく。時系列が進んでいく。自殺なのか、事故なのか、それとも他殺なのか。明かされないまま進んでいく構成は見事だった。
・とにかく長い。読んでも読んでも終わらない。ただ、隙を見せたら足元を掬われるような、そんな物語。
・この作品が出版された時代はスマ -
Posted by ブクログ
まず2人の心情が全く書かれず、第三者目線で話が進んでいくのが本当にすごい。
にも関わらず、「雪穂とんでもねえ女狐やんけ…」と読者に感じさせるのもすごい。
少し間をあけて回収される、鈴のチリンチリンにはかなりゾッとしました。
で心情が描かれてないからこそササガキさんや、一成のようにとんでもねえ悪女と感じるのかもしれない。
雪穂の心情や過去の出来事が描写されてたら、絶対に雪穂に同情しながら読んじゃうもんね。
「おいおいこのクズいい加減にしろや…」と最後の方まで雪穂に対して思いながら読んでたけど、雪穂の方が世の中に対して憎悪の感情凄かったんだろうな、と、最後20ページくらいで思った。
ササガキさ