東野圭吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
800ページを超える分厚い本を読んだのだから、それなりの時間がかかったはずなのに、読み終えると「あっという間だった」と感じてしまう。
ものすごい引き込まれ方をさせられた。
危うく寝食を忘れるところだった。
亮司と雪穂が主人公であり、これは彼らの物語なのに、彼ら自身の心情が語られる場面は一切ない。
ふたりが顔を合わせて会話する場面すら描かれない。
読者は、彼らに関わった人々の証言や視点からその言動を知り、心情はもちろん起きたことの真相まですべて推測するしかない。
しかし、そのヒントの散りばめられ方はあまりに緻密だ。
ほんのわずかな描写やたった一行から、無関係と思われたピースとピースがカ -
Posted by ブクログ
ずーっと気になっていた本作を、ようやく読み終えることができました。
石神さんの印象が、後半に進むに連れてどんどん変わっていき、感情が見えにくい人から、こんなにも愛情深いのに、決して自分から真相を語ることはせず、罪を1人で被ろうとするその様子に衝撃を受けました。
湯川がいなかったら、誰も真実を知ることはなかったのだと思うと、複雑な気持ちになるけど
結末はすっきりはもちろんしないけど、湯川の謎解きのおかげで、ある程度救われた気がしました。
家族でもない他人の誰かが存在してるだけで、別の誰かの生きる意味になることもあるのだと気付かされました。
優しい言葉をかけるだけが愛じゃない。
行動で本人