東野圭吾のレビュー一覧
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ドラマチックで面白かった。スッキリして気持ちのいい読後感でした。読み進めるとどんどん脳裏に映像が浮かんできて、映画映えしそうだなあと感じました。
本作はお手紙での「ナヤミ」に答える「ナミヤ」雑貨店の話です。いろんな相談者がいますが、作品をとおして、みんなが少しずつ絡まり合っていく感じです。
非の打ち所がない良作だと思います。冒頭に悪い子たちが出てくるので、もしかして殺人とか起きちゃう!?ってヒヤヒヤしましたが、そんなことはありません笑
悪い子たちによる手紙の扱い方がかなり雑です。そこが気に食わなくて、読んでてイライラしました。悪い子たちの描写は正直いらなかったかも…親族目線とかにした方が気持ち良く読めたかも。そこだけ残念でした。 -
Posted by ブクログ
800P越えの大作
主人公の桐原と雪穂を中心に、その周りにいる人物の視点で物語が進んでいく群像劇のような小説
スルスルと読みやすく、それでいて要所でのエグ味がアクセントになり、終盤まで退屈せずに読めた
登場人物たちの生活の描写が生々しく描写され、そのバックでの桐原と雪穂の暗躍が仄めかされており、終始不穏な雰囲気でハラハラした
才色兼備で一見、順風満帆に人生を送っているかに見える雪穂と、その陰で時に手を汚しながらも雪穂を支える桐原が光と影で対比されているようにみえる。一方で、共犯者である以上、2人に失うものはなく、お互いにとって互いの存在が太陽となる、という意味でタイトル”白夜行”にもしっくりきた。
結末はあっけないとも感じたが、却って2人の覚悟が伝わり、19年も事件を追い続けた刑事の執念もあわせて堂々の終結だったと思う。 -
Posted by ブクログ
東野圭吾は『白夜行』と『秘密』以来だと思う。あまりにも映画が有名だったのと、過去に読んだ『秘密』が気持ち悪くて(偏見)食わず嫌い。加えていっとき、私の周辺で東野圭吾の赤川次郎化。というのが話題になり、輪をかけて読まなくなった。先日亡くなったことで今さらながら見直すことに。
結果、とてもよかった。けれど、堤真一と松雪泰子、福山雅治が浮かんで浮かんで…。それがやっかいだった。
p117
P≠NP問題
数学の問題に対し、自分で考えて答えを出すのと、他人から聞いた答えが正しいかどうかを確認するのとでは、どちらが簡単か。
p166
人に解けない問題を作るのと、その問題を解くのとでは、どちらが難しいか。ただし、解答は必ず存在する。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小学生の三兄妹が流れ星を見に行った夜に洋食屋を営む両親が何者かに殺される。功一、泰輔、静奈は大人になり詐欺で生計を立てていたが、とある飲食店経営者の息子にダイヤモンドを売りつけようとした際に、経営者を見た泰輔はあの時の犯人だと思い出す。
『とがみ亭』のハヤシライスが『アリアケ』のハヤシライスと瓜二つだったため、経営者の政行がやはり両親を殺したのだと確信する三兄妹。しかし、息子の行成に恋をしてしまった静奈は葛藤する。
借金の金策で政行にレシピを売ろうとしていたこと、刑事の柏原が難病の息子の手術費用捻出のために殺人をしてしまったこと。犯行として、ミステリとしてはそんなでもないけど、三兄妹の絆と行成のいい人すぎる所は良かったねー