スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチのレビュー一覧

  • 戦争は女の顔をしていない

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    ネタバレ

    ・それについて書いたものはさらに多い。しかし、書いていたのは男たちだ。わたしたちが戦争について知っていることは全て「男の言葉」で語られていた。わたしたちは「男の」戦争観、男の感覚にとらわれている。男の言葉の。女たちは黙っている。わたしをのぞいてだれもおばあちゃんやおかあさんたちにあれこれ問いただした者はいなかった。

    ・戦争の映画で色つきなんてありうる?  戦争はなんでも真っ黒よ。血だけが別の色……血だけが赤いの。

    ・老人は死を恐れるもの、若者は笑えるんです……若い人って自分は不死身だと思ってる。私は、自分が死ぬなんて信じられなかった……

    ・せめて一日でいいから戦争のない日を過ごしたい。戦

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    2025年01月10日
  • 戦争は女の顔をしていない 2

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    悲しいというより「重い」。住み慣れた故郷を出て戦闘する男も気が重いが、故郷を祖国を守るために「死をいとわない」覚悟で「女も戦います、戦わせてください」と立ち上がる勇気(または狂気)なくしては国の存立はなかった。
    ドイツの機甲師団はあっという間に首都レニングラードに迫り、油田への要衝にあるこの都市を奪われては亡国は必至となる/住み慣れた故郷を出て戦闘する男も気が重いが、故郷を祖国を守るために「死をいとわない」覚悟で「女も戦います、戦わせてください」と立ち上がる勇気(または狂気)なくしては国の存立はなかった/孤立して長い時間の待ち伏せする狙撃兵は女子に向いているかもしれない。(防衛には必然とはいえ

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    2024年12月04日
  • 戦争は女の顔をしていない 1

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    1939.8独ソ不可侵条約→41.6独ソ開戦、同12月モスクワ攻略失敗→反転攻勢失敗→スターリングラード攻防戦900日。ロシア民族の魂が立ち上がった「女に戦争ができないはずはない。戦わせて」真の「総力戦」社会主義国の男女同権/死傷者は枢軸85万ソ側120万、60万住民は終結時点1万。博物館には1日の配給125gパンが展示。
     WW2をソ連では大祖国戦争と呼ぶ。2000万の犠牲と焦土作戦で失われた発電所、惜しげもなく川に投げ捨てた機関車・壊した橋など交通インフラ(途絶での自損)は計り知れない。

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    2024年12月04日
  • 戦争は女の顔をしていない 4

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    戦時中の国が本巻のテーマ?慰安婦的に女性が使われていたなんて。理容師さん、通信士さんのエピソードも感慨深い。

    p.26 私たちの歴史を書くためには、あんたみたいな人が何百人も必要よ。私たちの苦しみを全部書いて表すには。私らの数え切れない涙の粒を書き止めるには。

    p.130 あの人たちが信じたのは、スターリンでも0人でもなく、共産主義と言う思想です。人間の顔をした社会主義。すべてのものにとっての幸せを一人一人の幸せを。

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    2024年11月11日
  • 戦争は女の顔をしていない 3

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    1.2につづくソ連女性従軍歴書。必死に人を助けていたらドイツ軍(敵)兵だったお話、国のために命をかけて戦ったのに嫁入りしたら罵られた話、心が痛い?

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    2024年11月11日
  • 戦争は女の顔をしていない 2

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    1に続く、女性の戦争体験記。日本は女性子供は守られる側の存在だったが、ソ連軍では戦力・防衛力としての働きがよくわかる書。

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    2024年11月11日
  • 戦争は女の顔をしていない 1

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    ソ連軍女性たちの戦い。洗濯婦、狙撃手、機関士、衛生兵と、立場は様々だが、家族との別れ、生理との戦い、髪を切ること、さまざまな葛藤が当時を経験した当事者たちの証言に基づいて描かれている。マンガであることでリアルな部分も読むのが辛い部分もあるが、その分描写がリアルなのだと感じる。最後2ページの、監修の速水さんの解説が秀逸!

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    2024年11月07日
  • 戦争は女の顔をしていない

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    この本を読み終わった感想として、何を言うべきなのかわからない。
    記録として読んだのか、記憶として読んだのか、物語として読んだのか。
    それら全てであって、そのどれでもないなと思ったけど、まさしくそれがこの本で繰り返し書かれていたことだなとも思った。ただわかるのは、女の身でこの本を読めて良かった。何一つとして共感のできない自分で良かった。この時代の今の私が、この本を手に取ってくれて良かった。それだけ。

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    2024年11月06日
  • 戦争は女の顔をしていない

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    先の大戦に従軍した女性らのインタビュー集。ソ連では200万を超える女性の従軍があったそうだ。それも最前線で、狙撃手や飛行士や工兵、衛生士、あらゆるところにおよぶ。しかも志願である。男性のほうが困った様子がよく証言されている。
    つい先日に「同志少女よ~」を読んで少し興味をもったのがきっかけだったが、やはり戦争は人間を変えるものだとつくづく思う。

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    2024年11月02日
  • 戦争は女の顔をしていない 3

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    「人間の血が染み込んでいない地面は1グラムだってなかった」「それでもこれより一歩でも引けない/国全部が‥ロシア国民が滅びるか勝利するしかないとみんなわかっていたのよ」
     文明社会で戦争以外ではありえない人命の浪費、停滞前線対峙の消耗戦。
     人を信じないスターリンが唯一信じたのがヒトラーで不意打ちを受けた。民はドイツ軍をファシストと呼ぶが独裁者の盟約は〈石油〉をめぐって裏切り前提/勇敢な者から死んでいく/占領軍が撤退する前に旧政権協力者となりそうな者を射殺する。朝鮮戦争下ソウルでも見られた/WW2で戦略的には勝者となったソ連はダントツに多い1450万の戦死者、700万以上の民間人死者を出した(し

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    2024年12月03日
  • 戦争は女の顔をしていない 5

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    だんだんと読むのが辛くなってくる
    次巻は、読めるかな…

    女性が女性として、女性に扱われないって
    国のために頑張ってるのに、女子トイレも女風呂も断られるってありえない

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    2024年09月11日
  • チェルノブイリの祈り 2巻

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    前巻読んだとき、忘れてはならないし知らなくてはならない大事なことだけどでも苦しいと思った。2巻が出てるのを知ったけどでも注文はしなかった。だけど行った本屋に売っていて、やっぱり買ってしまった。
    また辛い目に遭った人がいる(おそらく今も辛い)ことを突きつけられて、読んでいて辛かった。
    だけどやっぱりとても大事なことだとも思った。漫画でとても分かりやすくダイレクトに伝えてくる。
    これを読むとやはり原発は果たして必要なのか、恐ろしいと考えてしまう。

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    2024年09月06日
  • 戦争は女の顔をしていない 5

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    男女が“平等”だと言うのは、男女が“同じこと”をするのが本当に“平等”なのか。この作品はいつも、私たちの思い込んでいる“何か”が違うと思わせているように思えてならない。

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    2024年08月28日
  • 戦争は女の顔をしていない 5

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    パルチザンの葬儀での死亡した兵士の母のエピソードが印象的。
    しかし、このまま原作の全エピソードをマンガ化するつもりなんだろうか?

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    2024年08月23日
  • 戦争は女の顔をしていない 5

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    今回のエピソードは、これまで以上に「女とは」を感じさせるものが多かったように思う。
    それにしても「あいつは女じゃない、兵士よ!」というのは重すぎる一言だ。

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    2024年08月15日
  • 戦争は女の顔をしていない 5

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    第二次世界大戦時の独ソ戦が舞台、戦時の体験を女性の目線で描かれた原作を漫画化したもの第5巻です。兵士として戦場で過ごす中でも女性らしくありたいと、いろんな工夫をして過ごすのですが、上官からは相応しくないと叱責される場面が印象的でした。いかに過酷な環境で非日常の連続であったのかがよくわかります。
    現実の世界でも戦争状態の場所があり、いろんなことを考えさせられます。

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    2024年08月25日
  • 戦争は女の顔をしていない 4

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    4巻目、読み終わりました。

    戦地に赴いた女性の恋のお話が多かったです。
    キス=結婚とされていた時代に恋のお話は軽々しく口にはできない。
    戦争が終わってからも心の中にしまっておいたのだろうと思います。
    『生涯の恋なの 後悔してないわ』と語ってくれた女性の戦地妻のストーリーが印象に残りました。

    それにしても戦時中に半分は餓死ら半分は戦死した村があったなんて、、、戦争ってなんのためにもならないと実感しました。

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    2024年05月26日
  • 戦争は女の顔をしていない 3

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    とうとう3巻目まで読み進めました。

    衛生指導員の女性のストーリーが印象的でした。
    思い出したくない、口に出すのも恐ろしい、でも伝えなければと懸命に話す姿が伝わってきました。
    沢山の友人や仲間の死、そして勝利をした時に『生きていたいと、熱烈に思った』という言葉が心に残りました。

    そして読んでいて戦争は『男』のものとされていたのだと思いました。
    その場に確かに存在していた『女性』は無いものとされ、隠されてきたのだと。
    でも彼女たちはしっかりとそこにいて、自分の人生を生き抜いたのだと思いました。

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    2024年05月26日
  • 戦争は女の顔をしていない 2

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    2巻では女性の取材をしているジャーナリストのストーリーも入ってきます。
    お祖母様の戦時中の体験談を聴いたことがきっかけで取材を初めますが、その難しさも書かれています。
    内容が内容なだけに出版社に拒否されたり、取材した女性から家族の眼を気にして世に出さないでと意見が来たりと…。
    時間はかかりましたが、こうして1つの本と形になったことは本当に良かったと思います。

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    2024年05月26日
  • 戦争は女の顔をしていない 1

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    第二次世界大戦に従軍した女性達をインタビューしてまとめたものコミック版です。

    ロシアでは女性が自ら志願して看護や身の回りのお手伝いでけでなく実際に戦った人たちが沢山いたらしい。 
    彼女たちは戦場で活躍しますが、戦後は戦争に行った女性としてまわりに白い目で見られることに。
    戦争で負った傷の後遺症やトラウマに悩ませられているにもかかわらず。

    沢山の女性のエピソードで心に残ったことは夫婦で戦地に赴いた女性のお話でした。
    『私は恋を葬るんです』というセリフに心が苦しくなりました。

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    2024年05月26日