スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチのレビュー一覧

  • 戦争は女の顔をしていない 4

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    当たり前といえば当たり前だけど、戦場でも男女が居たら普通に恋愛が始まるという話は興味深かった。禁止されててもする人はする。

    前巻でも疑問だったけど、戦場帰りの女性がそうじゃない女性から白い目で見られるのはどういうことなのだろう。

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    2023年04月29日
  • 戦争は女の顔をしていない 1

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    「戦争は女の顔をしていない」を漫画化したもの

    原作を読んだことがないので、はっきりとは分からないが、漫画化することで、ある程度読みやすくなっているのではないかと思う。

    共産主義としての男女平等的な考え方からも戦争に参加した女性兵たち、インタビューをすることでリアルな状況が浮き彫りになる。

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    2023年04月23日
  • 戦争は女の顔をしていない 1

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    まだまだ子どものような少女たちが自らの意志で戦争に関わっていく。殺人も日常になって感覚が麻痺していく様子が生々しい。そしてその記憶は何年経っても残り続ける。
    戦争は本当にしてはならないと改めて思う。

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    2023年04月17日
  • 戦争は女の顔をしていない 3

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    パルチザンになって、捕虜になった母や子供を撃たなければならない状況とは、
    次々描かれる悲惨な内容に言葉もない。
    本で読んだ時より絵があることで生々しく迫ってくる。

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    2023年03月30日
  • 戦争は女の顔をしていない 2

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    本と違って絵が深みを与えてくれる。
    インタビューに答えた時と活字になった時の彼女たちの気持ちの違いが真実について考えさせられる。

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    2023年03月25日
  • 戦争は女の顔をしていない 1

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    ロシアによるウクライナ侵攻、当初はロシアの圧倒的な有利でウクライナが占領されてしまうと思われていたが、いざ蓋を開けてみると共産主義時代、それよりもっと前の大戦から変わらないのでは無いかと思われるような時代遅れとも言えるロシア側の戦術に驚かされた。この書籍はそのようなかつて(第二次世界大戦…ロシアでは違う呼び方をされるようだが…)のロシアが行って来た戦争を「結果として」勝利に導いた、その裏側で無理やり(或いは思想操作されて)戦場に駆り出された女性達の声を取材した原作の漫画化であるらしい…

    漫画、という事で読みやすくあり、その内容は一気に伝わって来るのであるが、それ故にいつまでも心に残る、という

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    2023年02月22日
  • 亜鉛の少年たち アフガン帰還兵の証言 増補版

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    ネタバレ

    やはりすごい本だった。裁判の記録も有難い。
    今回の戦争で,またこんな話がごろごろ生まれているんだろうなと思うと,気が重いというか本当に辛い。

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    2023年02月16日
  • 戦争は女の顔をしていない 1

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    ネタバレ

    ロシアのウクライナ侵攻が長引く現状の中で、テレビか何かで本書が紹介されてあり、とても読みたかった本です。
    戦争の悲惨さ、愚かさ等を知れることはもちろんですが、女性からの視点、思い、苦しみ等を知ることができます。
    戦争に参加する、それも戦場で実際に殺し合いするのは、ほとんどが男性であり、それを語るのも男性ばかりと思っていました。本書のように、戦争に実際に参戦した女性が語る、戦争についての本はあまりないのではないでしょうか。
    描かれてる女性たちは、ドイツのソ連侵攻に対抗するため、戦争に参加したロシア、ウクライナ等の女性兵士たちです。ドイツ対してロシア、ウクライナの女性兵士たちが女を捨て、命を懸けて

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    2023年01月28日
  • 亜鉛の少年たち アフガン帰還兵の証言 増補版

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    モスクワ五輪ボイコット。その原因となった侵攻。無事兵役から帰還した息子が起こす殺人事件。そこから物語は始まる。兵士、看護師、補助員という名目の女性、残された母。数々の証言で浮き彫りにする戦いの実態。何故か訴えられる著者。ドキュメンタリー小説とは?証言の持ち主は証言者その人ではない。それは創作であり事実である。戦争とは?侵略と防御。大義はあっても犠牲は伴う。圧勝、苦戦、敗走。程度の差こそあれ被害は被る。傷つくのは市民、身体だけでなく心も。平和憲法を抱く日本。戦わないはずの国で自分事として考えてみる。

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    2023年01月15日
  • 亜鉛の少年たち アフガン帰還兵の証言 増補版

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    1979年-1989年のアフガン戦争に派遣され、心と身体に傷を負った帰還兵士(と言っても臨時に徴収された少年が多かったようだ)や、死亡した子どもたちの特に母親から聞き取った内容、見せてもらった日記や手紙などを元にまとめた本である。

    傷の覚めやらない内でのものなので、その気持ちや行いに偽りはないだろう。
    仲間内でのリンチ、命令に沿わなかった時の仲間への背後からの射撃、上官によるブーツや靴下を舐めさせる等のいじめ、新人工兵に対する地雷突破命令、罪もないアフガニスタン民間人の虐殺、強奪、強姦、これら凡そ人間的ではない日常を紛らわすために、麻薬を吸いウォッカをがぶ飲み、無ければ不凍液に手を出す。

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    2022年12月12日
  • 戦争は女の顔をしていない 3

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    1~3巻の感想をまとめて。
    戦争の最前線に行っていた女性たちのインタビューをもとに書かれた原作を漫画化したもの。
    ひどい話がたくさん。
    第二次世界大戦時の話なのだが、今も彼の地で繰り広げられている戦いを思うと、昔の話という一言ですませられない。
    ただ、漫画にすることで読みやすくなる一方、自分の考えを掘り下げづらい印象に。
    ぜひ原作を読んで、絵ではなく文章から受け取る自分の考えをまとめたいと思う。

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    2022年12月10日
  • 亜鉛の少年たち アフガン帰還兵の証言 増補版

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    WW2のソ連軍の女性兵士のドキュメント書いた人がアフガニスタンでのソ連兵士にインタビューした本。インパールまではいかないけど凄まじく劣悪な状況。今のウクライナもこんな感じなのかしら。

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    2022年10月06日
  • 戦争は女の顔をしていない 3

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    第二次世界大戦の独ソ戦で戦ったロシア人女性兵士たちの物語。
    「またまた殺し合っている。一番理解できないことよ……」この台詞が1番刺さる。

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    2022年06月17日
  • 戦争は女の顔をしていない 1

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    個々人に焦点を当てているのは良いと思う。

    但し、戦争ってこんなもんなのかな、と感じさせてしまう空気感が、少し怖い。

    人間は何でも慣れていくものなのだろうか。

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    2022年06月09日
  • 戦争は女の顔をしていない 3

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    「ねえ あんた 一つは憎しみのための心 もう一つは愛情のための心ってことはありえないんだよ 人間には心が一つしかない」

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    2022年05月13日
  • 戦争は女の顔をしていない 3

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    第3巻。女性たちの口から語られる当時の記憶、そのあまりの惨禍は想像を絶する。
    絵や文章でさえこれほど凄惨なのに、それを現実に目の当たりにし生きるというのはどういうことなんだろう。
    「この戦争に勝利しさえすれば素晴らしい人生が待っている、と信じていた」と話した女性の言葉が、心の底に澱のように留まって、ずっと繰り返し考え続けている。

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    2022年05月10日
  • 戦争は女の顔をしていない 1

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    原作本を漫画化したことで、幅広い年齢層の方々に読まれることになると思います。とても良い事だとつくづく感じます。
    ジェンダーが叫ばれるこの世の中ですが、ある意味これは全く違う観点。女性の美しさ、さらにはひたむきな想い、それに勝る強靭さ。
    ウクライナの紛争然り、必読書です。

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    2022年05月08日
  • 戦争は女の顔をしていない 2

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    ドストエフスキーの言葉が引用されている
    「1人の人間の中で人間の部分はどれだけあるのか?その部分をどうやって守るのだろうか」

    戦争は一つではない。そこにいた人にとっての戦争がある。戦争の中で生き続けている人もいる。人間の部分を必死に守りながら。

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    2022年05月06日
  • 戦争は女の顔をしていない 3

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    3巻で印象に残ったエピソードは、第16話タマーラ・ステバノヴナ・ウムニャギナ赤軍伍長(衛生指導員)の話だ。
    戦時下の過酷な環境で、なんとか生き残り、戦後を迎えるものの、戦地から帰ってきた女性軍人には冷たい仕打ちが待っていたことを知る。戦争は、戦地から日常に戻れば終わるようなものではないことを教えてくれる。長期間、全ての人に影響を与え続ける負の力がある。
    現実の世界では、ロシアがウクライナへ軍事侵攻を始めて50日くらい経過している。なんとも複雑な心境になる。
    我々は、歴史を学ぶことで、過去の事例を紐解き、未来に向けて歩んでいけるのだ。こんな現実だからこそ、学び続けることって大事なのだと思う。

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    2022年04月21日
  • 戦争は女の顔をしていない 2

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    漫画で読める『戦争は女の顔をしていない』第二巻。

    第一巻同様に、女性兵として戦った少女たちの過去が語られる内容。途中読んでいて辛くなる度合いは一巻よりも上なように感じた。

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    2022年04月17日