スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「人間の血が染み込んでいない地面は1グラムだってなかった」「それでもこれより一歩でも引けない/国全部が‥ロシア国民が滅びるか勝利するしかないとみんなわかっていたのよ」
文明社会で戦争以外ではありえない人命の浪費、停滞前線対峙の消耗戦。
人を信じないスターリンが唯一信じたのがヒトラーで不意打ちを受けた。民はドイツ軍をファシストと呼ぶが独裁者の盟約は〈石油〉をめぐって裏切り前提/勇敢な者から死んでいく/占領軍が撤退する前に旧政権協力者となりそうな者を射殺する。朝鮮戦争下ソウルでも見られた/WW2で戦略的には勝者となったソ連はダントツに多い1450万の戦死者、700万以上の民間人死者を出した(し -
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Posted by ブクログ
証言の1つ1つが、読んでいてキツかったので、中々読み終わらなかった。「女であること」は、戦争においては必要無く、むしろ平和であることを意味しているのだろうかと思った。読み終わって、タイトルの意味の素晴らしさ、深さを感じた。
この本を読んでいると、男女平等を推進する事は、軍事においては果たしてプラスになるだろうかと考えてしまう。確かに、男性にも劣らず勇敢に戦った女性がいた一方で、同じ兵士や共に戦う仲間として、女性を見る事ができない男性もいた。戦後、結婚する時に、従軍経験が無い女性を選びたがる男性の気持ちも分かってしまうなあ。
つまり男性にとって、どんな場面でも女性は女性で、守るべき存在なんだろう -
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