スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチのレビュー一覧

  • 亜鉛の少年たち アフガン帰還兵の証言 増補版

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    兵士となり、戦闘に加わり、帰還した少年たちの叫び声
    わたしたちは、彼らを目の前にした時、どういう言葉をかけられるのだろう
    私にはわからない

    こういうときだからこそ
    no more war

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    2024年09月06日
  • 戦争は女の顔をしていない

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    第二次世界大戦中に看護師や軍医としてではなく(そういう人もいたが)、実際に武器を取って敵を殺した女性達の体験を聴き取ったもの。最初の数ページを読んだだけで心が痛み、なかなか読み進められなかった。女性達のほとんどが自ら熱烈に志願して戦場に行ったこと、スターリンを信奉していたことはショック!戦争中は英雄として崇められたのに、戦後は男達の軽蔑の目に遭い、結婚にも差し支えがあったことにやりきれない思いがする。

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    2024年10月08日
  • チェルノブイリの祈り 2巻

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    ネタバレ

    初めて、原作を読んだ時を思い出す。
    ドイツに行った時、夕食に鹿肉が出された時にこの肉は養殖されたものだから、安全ですと言われた時の強烈な違和感と共に。

    ロシアウクライナ戦争で核を使う用意があると簡単に宣言する独裁者。あなたはチェルノブイリの悲劇を現実に見た世代だろう。でも政治家は忘れるのが得意な生き物だから、彼は忘れてしまったのだろう。

    この悲劇はもう繰り返してはいけないのに。

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    2024年08月26日
  • 戦争は女の顔をしていない 5

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    ネタバレ

    『私が一番きれいだったころ、戦争があった』
    敗戦した日本人の詩人である茨木のり子さんがそう詩に書いた。
    そして、勝戦国で戦うこと選んだ女性が同じことを語った。
    戦争は勝っても負けても被害者しか出さない。
    同じことを何度繰り返しても人は変わらないことが切ない。

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    2024年08月24日
  • 戦争は女の顔をしていない

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    圧倒的。インタビューした一人ひとりの戦争経験で編み上げられた壮大な曼荼羅の織物のような読み物。1000人いれば一千通りの話がある。聞き書きゆえの話のとっ散らかりぶりも、かえって生々しい。
    ソ連が物量的に不足していたことや生きて虜囚の辱めを受けず魂など、日本とも共通する要素はあったこと、しかし特攻隊(海も陸も)ほどの人命の軽視はなかったことを知る。
    愛国心の熱狂は、人をこんなふうに戦場に駆り立てるのだということを体験談の多様さ(あるいは共通する血のにおい)と量でいやというほど知らされる。熱狂の先にある地獄と、生還後の肉体と精神の傷みのすさまじさ、理不尽な扱い。経験した人はとにかくもう二度と戻りた

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    2024年08月16日
  • 亜鉛の少年たち アフガン帰還兵の証言 増補版

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    作者は、作中の元兵士や母親などに寄り添おうとしていると思う。
    アフガニスタンの元兵士や母親たちの話を同様にまとめる必要があるだろう。

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    2024年07月15日
  • 戦争は女の顔をしていない

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    『嘘は言うまい、この道を進んでいけるという自信はなかった。しまいまで行くことができるのか。やめてしまいたい、脇道にはずれてしまいたい、というような迷いや不安の時があったがもうやめられなかった。悪というものにとりつかれてしまっていた。何か理解できるのではと覗き込んでしまったら、それは底なしの淵だったのだ』―『思い出したくない』

    世の中がこれまでになくきな臭くなっている中、読んでおかなければならない一冊と思って手に取る。スヴェトラーナ・アレクシェーヴィナはウクライナ人の母とベラルーシ人の父の下に生まれた作家。そんな出自は旧ソビエト連邦時代であれば恐らく「京都生まれの母親と大阪生まれの父の下に生ま

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    2024年05月08日
  • チェルノブイリの祈り 1巻

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    その時、起こったことが何なのか分からないことが怖かった。現実に起きていたと思うと辛い。こんなものを作ってしまった人間って何なんだろう。

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    2024年05月01日
  • 戦争は女の顔をしていない

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    伝えたかったことが沢山あったと思う。伝えられなかったことも沢山あったと思う。
    それでも女たちの声を聞くことができて良かった。

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    2024年04月18日
  • 戦争は女の顔をしていない

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    これが戦争の、人間のリアル

    憎しみが勝ってしまうと人はどこまでも残虐になれるんだなと思ったし、優しさも併せ持っているのが人間なんだと思った

    いいとか悪いとかじゃなくて
    極限状態ではこうなんだと思う

    だから戦争は嫌だ、どんなに腹がたっても会話で解決したいな

    戦後、心を閉ざした女性たちの心を開いて会話を引き出した著者はすごい人だと思う
    聞くのも辛いと思うし、寄り添い続けるのも難しかったのではないかと思う

    国のために戦い
    戦争から帰った女性は差別されたり

    戦場でも女の子はやっぱり女の子で
    かわいく思われたいとか女性らしくありたいと思う気持ち

    戦争中でも結婚式やほっこりするような一幕もあ

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    2024年04月05日
  • チェルノブイリの祈り 1巻

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    アレクシェーヴィチ「チェルノブイリの祈り」のコミック版。
    「戦争は女の顔をしていない」もコミックになったことで多くの人に原作が読まれた。この作品も世に出て多くの人がチェルノブイリで何があったか、当事者たちの声を聞くことができるだろう。コミックになったことで、よりリアルに伝わるのではないか。

    隠された事実、何も知らずに放射能を浴び続けた人々の最期。遠い国ロシアで起こったことだと片付けられない。おそらく日本で同じことが起こったら、同じ結果になるに違いない。

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    2024年03月23日
  • 戦争は女の顔をしていない

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    ネタバレ

    まず女性が戦争に行っていた事、そしてそれは看護士などもいたが狙撃兵もいたという事。読んでいてここら辺のところがえっ?どういう事?女性が?と頭がついていかなかった。タイトルを見て戦争って女性にとっては大変な事であり、そういう大変だ云々と言う事が女性の視点で書いてあるのかと思っていたから。私は何も知らなかったんだなと思う。まあ確かに大変な事ではあるのだけどそんな言葉で表現するのはあまりに軽すぎる。
    映像化したら目をそらしたくなるであろう場面も。行動も精神も何もかも無茶苦茶になるのが戦争なんだなとあらためて思う。
    これを読んで、戦争に行った人が戦争を語らない、固く口を閉ざしてしまって、という理由がや

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    2024年05月29日
  • チェルノブイリの祈り 1巻

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    実際に起きたことなんだけど、目を背けたくなる内容で…

    事故のこと、なんとなくニュースで見た記憶があるけど
    詳しく知らなかったので、今回初めて知りました

    続きは、読める自信がありません

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    2024年03月19日
  • チェルノブイリの祈り 1巻

    ネタバレ 無料版購入済み

    丁寧なマンガ化

    この事故の対応でソ連崩壊、早まっただろうと聞いています。消防隊の人たちが消火活動をしなければ、もっと被害が拡大していましたので、そもそもの原子力発電所に無理があります。放射性廃物の管理もできないというのに、原子力ムラは極めて無責任なままです。

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    2024年03月13日
  • チェルノブイリの祈り 1巻

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    ネタバレ

    1986年のチェルノブイリの悲劇は1989年のソ連邦の開放、東西ドイツの統合。そしてEUの結成で過去となった。

    あのお祭り騒ぎを覚えている一人として、どこの国の人間でも、誰であっても都合の悪い過去とは向き合いたくない、覚えていたくないのだと改めて思った。

    特に当事者以外のほとんどの人間は。

    魂を搾り出すような叫びに、広島も長崎も、福島ですら忘れている日本人を思う。

    あの悲劇の場所が戦場になっている事を考える。
    そしてプーチンがいつでも核兵器を使う準備があると言う言葉に、人は愚かでしかいられないのかと考えてしまう。

    原作と出会い、コミカライズとなるまで、私は多くのことを忘れていた一人だ

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    2024年02月29日
  • 戦争は女の顔をしていない 1

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    戦争は怖い、恐ろしい、嫌だ、悪などの言葉で表し、現実感の伴わない世界だが、そこにで前向きに毎日を生きた少女たちの話。そこに青春があったのは確か。思い出は美化されたり更新されたり、隠蔽されたりするのだろうがこのまま埋もれさせてはいけない。インタビュアーのアレクセイを通して彼女たちの戦争について考えなければいけない。
    ソ連(ロシアやウクライナ)についてもほとんど知識のないまま読んだが、おぼろげながらウクライナの位置づけもわかった。もっと多くの人に読んでほしい。

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    2024年01月14日
  • 亜鉛の少年たち アフガン帰還兵の証言 増補版

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    社会人になってから、近くに置いておきたい本の1つ。

    アフガンってこんなに悲惨やったんやというのと、よくもこれを出版したなというのが率直な感想。重い内容なのは間違いないのに、どんどんと引き込まれる。情景が鮮やかに浮かび情が湧きながらも、どこかでそれを冷静に落とし込みながら、アフガン帰還兵の証言と裁判に触れることができた。「戦争は女の顔をしていない」とはまた別の衝撃で、これは、本当に今のロシアがやっていることと見事に重なる。アレクシェーヴィチのようなインタビュアー・伝え手になりたい。自分の原点を思い出したような気持ちにもなって。さて、がんばるか。

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    2023年11月30日
  • 戦争は女の顔をしていない 1

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    逢坂冬馬さんの本を読んで。
    第二次世界大戦、男だけではなく女だって、戦争に傷つけられている。
    日本だけじゃなく世界中の町や村やでも。

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    2023年11月15日
  • 戦争は女の顔をしていない

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    とてもではないが、すぐに読み終えることができる本ではないと思った。いったい、この時代に生まれて、(女として)生きるとはどういうことだったのかということが、無数の人たちの語りによって眼前に突きつけられる。戦争、日常への帰還。戦争に行っていた女性への眼差し。捕虜だった兵士への祖国の仕打ち。無数の個人史が表すのは、戦争の勝利ではなく、戦争に巻き込まれ生きた(死んだ)人たちがいた、という単なる事実であり、だからこそ、「戦争」「国家」「社会体制」「時代」というものへの内省を迫るような、静かな怒りや悲しみ、威厳が一つ一つの語りから感じられた。
    「夏になると、今にも戦争が始まるような気がするんだよ。太陽が照

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    2025年01月30日
  • 戦争は女の顔をしていない 4

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    恋の話が多い。男には女が必要ってことなのか…?パン焼き、洗濯、郵便局員…そして、銃も持つ。女性は何でもしていたんだな。

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    2023年10月02日