raemzのレビュー一覧

  • レプリカだって、恋をする。3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表紙から切なさいっぱいのエモエモな3巻はリーフレット欲しさにゲマズで購入⟡.*

    衝撃のシーンから終わって、何事も無かったかのように再生されたナオの痛みも恐怖も確かに感じたのに人間じゃない自分という存在の不安定さに対する複雑な気持ちをコミカライズだとこんな風に表現されるんだと、内容を知っているのにまた新鮮な気持ちで惹き込まれながら読みました...!!

    可愛くて平和で幸せな夢からのレプリカという存在への不安で一気に現実に引き戻される感覚......そして原作小説でも印象的だった海のシーン。。。
    ふんわりと儚げなレプリコの世界観をそのままに不安定な様子やちょっぴり怖い人間じゃない存在の不思議な部

    0
    2025年02月11日
  • 安達としまむら12

    Posted by ブクログ

    いい物語だった。
    人が誰かを想うときのあの言語化できず、ただなんとなく感じいるものを、真っ向からではなく右斜め上や後方1200 mからぶん投げてくるので、なんか知らんけど心が熱くなってしまう。それは、あの頃を思い出しての郷愁なのか、それとも、あの頃得ることができなかった矜持への憧れなのか...。
    長くもあり短くもあった物語も12巻まで来てしまい、安達としまむらの未来は、もはや安泰で、なんの心配もいらないのだけれども、彼女たちの、静謐な輝きをもう少しだけ眺めていたかった。

    0
    2024年11月23日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 9

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    学祭本番回であり、紅葉を巡る一連のエピソードの(一応の)決着回なのだけど、それよりもやっぱりこの巻は悠月の回だよなあ。
    そして夕湖の告白からどこかヘタレていた朔がようやく”千歳朔”を取り戻す回でもある。
    その決定的な役割を悠月が果たすのだけど、朔を叱りつける彼女のなんとかっこいい事か!いやマジで惚れる。

    それにしてもこの物語に登場する女の子たちは誰も彼もズルくないんだよなあ。むしろちょっとぐらいズルくてもいいんだよと言ってあげたくなるのだけど、そうじゃないからこそグッとくるのだ。
    サックスのソロを吹く優空や、二人三脚の陽とか。
    もちろん紅葉を追いかけろと怒る悠月も。

    今回朔は”千歳朔”を取

    0
    2024年11月05日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 8

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とっても感動しました!七瀬がナナに全てを委ねて奪ってしまおうとしたところ、ヒーローがいつもの七瀬悠月に戻してくれた!!いつもの冗談を交えながら彼女の罪悪感を受け止めながら、自分を押し殺しながら、最後の2人の掛け合いに涙が出てきました!!「抱く」以上にあの2人がくっついて冗談を交わし合ってるシーンがより特別に見えた!!素敵なシーンを見させていただきありがとうございました!!

    0
    2024年09月22日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 7

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった!!!1人の少女によって皆の居場所が、皆の立ち位置が!!そして七瀬の本気!!ずっと興奮が収まらず、読み進めてしまった!!すぐに次を読みたくなってしまうそんなストーリーでした!!

    0
    2024年09月20日
  • レプリカだって、恋をする。4

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    気づけば本編の最終話の模様。3巻までの表紙イラストは、二人ともつらそうな表情だったので、本書は納得感のある表情で良かった良かった。ラストシーンなのかもしれない。終盤はまあそうなるしかないよなあという展開ながら、ラストはどうなったのかよく分からなかったけれど、なんだかきれいにまとまったような気がするのでいいんじゃないかと思う。巻末の予告ページによると、別サイドの第5巻の企画があるようで、続きなので読んで見ようと思う。

    0
    2024年09月16日
  • レプリカだって、恋をする。3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1巻で書きそびれていたけれど、本シリーズを読む前は、アンドロイドやAIが関連したレプリカの話なのだと思い、そちら寄りの、結局人間とは何かみたいなSFや哲学的展開を予想していたので、まったくかすってない展開で、ちょっと肩透かし(って勝手に想像したの自分ですが)。ナオと素直、それぞれの視点から書かれている本書、シルエットでどちらサイドなのか分かる仕掛けは分かりやすくて良き。別々の修学旅行をそれぞれで楽しんで、そのまま行けばいいのにと思った矢先、京都で合流することになり、波乱含みの展開。このまま曖昧にしていてはいけない、決着をつけなくちゃと思えた二人は頑張ってるね。

    0
    2024年09月16日
  • レプリカだって、恋をする。2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1巻の自己紹介的内容やレプリカの存在意義からはいったん離れて文化祭イベントでのワチャワチャ感は若さの特権だね。ラストでは、今後主要キャラとして活躍できたかもしれないリョウの存在感がぐっと高まり、しっかりと本題と絡めてくるあたりは、がっちり心を持っていかれる。ラストの一文、素直の言葉に、今後どうなっちゃうんだ?と次巻を読まずにはいられない。

    0
    2024年09月15日
  • レプリカだって、恋をする。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    たぶんフォーマットに則った恋愛もの。レプリカのナオはこれでもかってくらいに、健気で頑張り屋で、このキャラは応援したくなるよね。それとは対照的に素直は悪者役を引き受けていて、でもそれって自分に自身がないから強がっていただけだったと分かる展開、ありがち展開とは言え、下げてか上げる作戦は成功しているよね。森博嗣さんのS&Mシリーズみたい。

    0
    2024年09月15日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 6

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    5巻の続きが気になり過ぎて一気読み。まさかあの告白にこんなにたくさんの伏線が隠れていたとは。途中ミステリーかな?って思うぐらい最後は本当にワクワクした!最高でした!

    0
    2024年09月05日
  • レプリカだって、恋をする。4

    Posted by ブクログ

    フィクションなのだ、という事がわかっていても胸を引きちぎられる事というのがあるのだ。人を、人たらしめているのは他者への想像力である。
    レプリカたちの物語がここで幕を閉じるのは何とも悲しく、寂しくもある。
    それだけ彼らのその後や、これからがどうなるのか、気になって仕方がない。何はともあれ、この優れた物語と出会えた事に感謝である。

    0
    2024年09月04日
  • レプリカだって、恋をする。3

    Posted by ブクログ

    素直とナオ、それぞれの修学旅行が描かれるがここに来て物語はミステリ的な要素を入れてくる。
    当初からあった、「レプリカとは何なのか?」に対する答えとは。
    これが実によく、読んでいてため息を漏らしてしまった。あちこちに散りばめられた答えがあったというのに。
    そこに生きる人々の息遣いが確かに感じられる、とてもいい作品である。

    0
    2024年09月04日
  • レプリカだって、恋をする。2

    Posted by ブクログ

    文化祭準備中に起きるある事件。
    この作品、とにかく心を引っ掻き回すのが上手い。レプリカと言えども人として、自分としての「意思」や「心」がある。だが、彼女は複製品でしかない。
    その彼女が恋をし、学校に馴染み、生活をしていく。何も起きないでほしい。でも事件は容赦なく起きるのだ。
    SF的なアプローチと現実的な日常の組み合わせが見事だ。

    0
    2024年09月04日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 4

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作とは違ったスポーツに情熱を注いだエピソード!!色んなキャラの心情が読んでいて胸を熱くさせた!!主要キャラだけでなく、サブキャラの「才能」という言葉に言い訳つけて自分を傷付けないように振る舞う心情も、、それをぶっ壊してチームが一つとなる瞬間も、、全部引っくるめて青春だなー、って思えた!!最高!!

    0
    2024年08月25日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 9

    Posted by ブクログ

    美しくなければ生きている意味がない。自分の信念とひたすらに向き合う千歳。しかし恋愛においていついかなる時も自然体ではいられない。シリーズ前半は千歳無双を描き、後半、夏の出来事から長らく思い悩む千歳の成長が見て取れ、9巻で一つの結末を迎える。もちろんチーム千歳の面々も飛躍的に心が成長し、夏から秋にかけて忘れられない時になった。
    青春をこんなにも綺麗に切り取り、僕らが欲してやまない風景、感情を見事に読ませてくれる現代最強のライトノベルは、恋愛を通じて美しい生き方について提示してきた。
    着地の完成度が高い。

    0
    2024年08月23日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 3

    Posted by ブクログ

    高校生の頃の葛藤を凄く思い出した。また今だからこそ親がなんであんなことを言っていたのか、少しだけわかったような気がした。そんな懐かしい気持ちを掘り返してくれた一冊でした!最高でした!! あと明日風可愛すぎ!!!

    0
    2024年08月18日
  • レプリカだって、恋をする。

    Posted by ブクログ

    構成が上手い。それでいて展開も巧みだしキャラクター一人一人が立っている。おまけにとびきり切ないと来ている。
    一人の女子生徒の身代わりとして生み出されたレプリカ、この不思議な存在の視点から描かれた透明感溢れる青春劇だが巧みさに舌を巻いた。青春の淡々とした平穏の中にある様々な感情や景色を切り取るのが上手くてしばらくこの物語に埋没していたい。

    0
    2024年07月28日
  • レプリカだって、恋をする。3

    購入済み

    考えてもしょうがないんだけど・

    めちゃくちゃ気になる所で終わった今巻・・・

    考えてもしょうがないんだけど考えてしまう。


    「レプリカだって、恋をする。」


    このお話、笑顔で終われる展開ってあるのかなぁ

    想像すればするほど悲しい結末しか見えてこない・・・
    自分の想像力が乏しいだけだよね

    最近 涙もろくてリョウ先輩の時は号泣だったけど
    こんな涙は嫌だなぁ

    次巻を待つ 1読者の心境でした。

    0
    2024年05月31日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 8

    Posted by ブクログ

    いよいよ始まる文化祭に向けてチーム千歳の面々はそれぞれの準備をする。今回は悠月の無双がどこまで千歳に届くのかが見所なわけだが、ギリギリの気持ちのやり取りにこちらもヒリついた。
    誰も傷つけずに生きていくことはできない。自分のなかの葛藤を吐き出すことができた時、そしてその葛藤さえも受け入れてもらえた時、人は心からの安息と、そして受け入れてくれた人と共にいるこの先を望むものだ。
    千歳と悠月のウィットに富んだ会話、余韻を残す間、触れ合う心に、さすが殿堂入りするラノベだと感心。ずっと読んでいたくなるんだよな。

    0
    2024年02月10日
  • 安達としまむらSS

    Posted by ブクログ

    あだしまで描かれる言葉の数々が気持ちいいのは、本当には得ることができず、知ることもない、だけどいつかそんなこともあったなとの想いを感じさせてくれるから。ほんといい作品、てかもはや福音...

    0
    2023年12月09日