raemzのレビュー一覧
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ネタバレ5巻は勉強合宿。
いわゆる水着回というやつだけど、最後のシーンのインパクトが強すぎて霞む…海水浴のシーンはすごく楽しい感じで最高に青春っていう感じだったけど、この巻全体的に何か起こりそうな雰囲気が横たわっていて、最後にそれが現れた。この後の展開がどうなるのか気になりすぎる。
朔と夕湖、優空の出会いとなったクラス委員長決めの回想では、人気者の影響力の強さについて触れられていた。そんなこと高校生のときに理解して行動できるかと思う。朔に言われてそれを瞬時に受け入れられる夕湖がすごいと思ったし、すごく良い子なんだなと思った。
これまでの巻では朔と一人の女の子がフューチャーされた感じだったけど、この回か -
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ネタバレ4巻は部活動が主題の話。野球部から身を引いた千歳と新キャプテンとなった陽。
野球とバスケどちらの展開も試合も熱くて良かった。二人とも、いくら言葉で言おうと伝わらないことを自分の姿勢で見せる。すごく熱くて青くて良いなぁと思った。
そして流石に陽が可愛すぎる。
最初はいけすかない奴という印象だった上村との関係性もできてきて、千歳の過去の深堀もあって物語としても進んできている感じ。
相変わらずページ数は多いけど、すごく読みやすい。エモい行間、詩的な文章、軽い掛け合い。どんどん読み進めてしまう。
1章の第一文「夏の入り口には目印が転がっている。」そこから4章の終わりの文章。良いなあ…。踏み出した一歩の -
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ネタバレストーカーの気配を感じる七瀬悠月が、千歳朔に偽の恋人になってほしいとお願いする。徐々に被害が表面化していき、ガラの悪いヤン高の関わり、そして悠月の過去も絡んできて…という展開。
1巻ではひきこもりの更生から始まったが、ここから本格的なラブコメ展開が始まる。ありがちな設定ではありながら、文章が良くて物語に引き込まれる。ラノベらしい読みやすさはありつつ、文学的な表現だったり、ウィットに富んだやり取りだったりで軽い物語を読んでる感があまりない。また舞台である福井の高校生っぽさもあってなんかエモさを感じる。
プロローグとエピローグが印象的。プロローグの男の子っていうのは智也のような人を指していたんだろ -
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ネタバレ第13回ライトノベル大賞。主人公が超絶リア充というありそうでなかった?タイプの青春ラブコメ。自他ともに認めるイケメン、スクールカーストのトップ千歳朔が主人公。1巻は不登校になったオタク男子 健太の更生がテーマ。
スクールカースト、リア充、非リア、オタクといったレッテル貼りに対する思いが感じられた。健太から千歳に浴びせられた言葉も共感できる内容だったと思うけど、千歳目線から言えば理不尽以外のなにものでもない。でも同じようなことが結構あって、コミュニケーション不足が原因のことが多い。今回の更生も面と向かってコミュニケーションを取ったことで上手くまとまった物語だった。
中高生のときに読みれば良かった -
購入済み
切なさ
ラノベのコミカライズである。原作がそれなりにしっかりしているので、ストーリー展開がなかなかに良い。身代わりの切なさ という感じが実によく出ている。そしてなによりも可愛らしい絵柄が特長である。コミカライズがうまく行った例だと思う。
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読みやすかった。
ラノベでは珍しく、キャラクター萌えやオタク受けを狙った展開などはなく、純粋に物語の設定と地の文の表現力などで勝負している感じがした。
情景描写などは結構爽やかな印象で、テンポよく読み進めることができた。
個人的には泣けるほどではなかったしどのタイミングで泣けたのかもあまり覚えてないが、読後感は悪くなく、ほっこりした感じで読み終えることができた。
最後に、些細な事だが、ナオがレプリカであることにとある人物が気付くが、自分だったらまず多重人格等を疑いそうだなと思った。もしかしたらそこに説得力を持たせる展開が次巻以降にあるのかもしれないが。 -
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ネタバレあー、よかった。
ナオの物語の(一応の?)大団円。
前巻の引きからある程度ストーリーは予想出来たのだけど、最後、どうなるのかまでは確信が持てなかった。
これは見たかった結末だ。
別れの苦しさに涙し、諦めきれない想いに熱くなり、素直への感情に心揺さぶられた。それは愛だよね。
そして再会の喜び。
ああ、良かったと素直に思う。
読み終わって表紙イラストを見返すとあらためて感動する。
ちなみにレプリカの国から蜘蛛の糸になるとは思わなかった^ ^
素直サイドの続編があるようだけど、その先にさらに、ナオとアキのその後のお話とかあったらいいな。 -
購入済み
原作も読んだうえでなら
原作を既に読んでいる人が、あらすじを気軽に読み返すのに良いなと思いました。
私は原作1巻の序盤だけ読んで、どうにもあわないかなと数年寝かせた経緯があります。その後、改めて読んでみようかなと読み進めたところ、現在は自分の好きな作品の最上位の一つになっています。布石はありつつも序盤にはあまり表現されていない、切ないラブストーリー、青春群像劇です。
もちろん人によって好みに合う合わないはあると思いますが、個人的には、少なくとも原作を数巻は読んでみて自分にとってどうか判断してみていただくと良いのでは、と思います。長文失礼しました。 -
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いやなんと言うか、心が上に下に揺さぶられるお話だなあ。
前巻ラストの衝撃の展開から、ナオの不安は解消されなくて、オリジナルの素直が学校に通い始め、素直が修学旅行に行くと同時にナオもアキくんと旅行に出かける展開。
初めて素直側の視点でもお話が進んで彼女が一体なにを考えていたかが明かされる。
それぞれの旅行を経て、将来への展望というか覚悟みたいなのができてよかったねと思った瞬間、アレだよ。
いやあ、前巻と言い今巻と言い、盛り上げといて落とされる感じが心臓にわるい。
そしてどうにも気になるところで引き。
うーずるい^^ 次巻が出るまで気が気じゃないよー
さて、この先一体どうなっていくのかなあ -
Posted by ブクログ
本編が終了した後の二十歳の時や社会人になり同棲している時、安達や皆の死後のおばあちゃんになった時、死後、3700年後の安達としまむらを描いた短編集。
登場人物の心情が丁寧に掘り下げられて描かれており、時を経て変わってしまうこともあるものの安達としまむらのお互いを思いやる心や愛は変わらないことがヒシヒシと伝わってきた。また、死後の風景は今までの軌跡を思い返すような美しい描写で、幸せな最期を迎えられたと知れたのが嬉しかった。
どこまでも時間の流れに対し無力な人間に対し、全く変わらないものとして、ヤシロの存在があり、3700年経ってもしまむらの願いを叶えているのが象徴的だった。二十歳になった章 -
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Posted by ブクログ
ネタバレいや、あの、終盤の展開が辛すぎるのだけど…
レプリコ二巻目はナオとアキくんの恋が順調に進む文化祭編。
文芸部の存続もかかって頑張る二人とりっちゃんが愉しい。
お化け屋敷の場面とかいっそお姫様抱っこすれないいんじゃない! と思った^^
そして現れるもう一人のレプリカ。
そうだよなあ。
二人いるんだから三人目がいても何も不思議じゃない。
もしかしてこの世界って結構たくさんレプリカいるんじゃないのかな?
でも、それぞれのレプリカの境遇は違ってて。
今回の彼女はなんと言うか辛いね。
それでも吹っ切れてこれからって言う時に、ラストのあれは衝撃的。いや、心折れそう。
ナオの慟哭に胸が痛い。
そして彼