raemzのレビュー一覧
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ネタバレ蔵セン、美咲先生の高校時代の物語、なずな目線の話。本編は藤志高祭も終わり、新たな展開が始まっていくというところでの閑話休題的な話ながら、蔵センと美咲先生の話が良すぎた…
進路希望調査に際して「無理して夢を語れとは言わないが、せめて希望ぐらいはみせてみろ」
羽を伸ばしにきてもいいですか?→羽目を外すよりはましだ
そいつも背の高い女ばかり好きになるんだろう?
こんなに場面に合って気の利いた言い回しないだろと思うくらい、そのシーンが印象に残った。
あと西野父から蔵セン、千歳と地方の街で受け継がれていくものが美しい。
藤志高祭の催しで若干の匂わせはあったものの、二人がこんなに面白いストーリーを持ってる -
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夕湖の告白から加速してしまったチーム千歳のすれ違い。誰かのトクベツになんてなりたくないと思っていた女の子と、フツウに傍に要られたらそれでいいと思っていた女の子の、ずっと胸にしまっていた醜い心が曝け出される展開に惹き込まれました。
夕湖を想い続ける海人の真っ直ぐさやかっこよさも、熱血になりきれない自分に苛立ちを覚える和希も、相互理解をしてこいとかつて言われた言葉を投げ返す健太も、皆かっこよかったです。
そして、これから愛され方は知っていても、愛し方を知らない千歳がどう女子たちに向き合っていくのか? それに注目をしていきたいと思います。爽やかかと思えば泥だらけで、冷たいのかと思えば熱くて、かっこい -
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Posted by ブクログ
大好きなスマートアクアリウムデート回!!!
神回でした♡(๑′ฅฅ‵๑)キャ
ばら撒かれたビラと素直との曖昧な気持ちに悩むナオを元気づけようとデートに連れ出すアキくん優しくてきゅんきゅんしちゃいます♡
スマートアクアリウム、聖地巡礼行ってきた時のことを思い出しながら解像度増し増しで楽しめて良かったです〜!ブラックゴーストとノコギリハギ、ちゃんと覚えてます笑
りっちゃんも見てるだけで元気もらえますね笑
りっちゃんの名にかけて!(ドヤ顔)めっちゃ決まってました⟡.*
本編はここから切ないレプリカのしくみに迫っていくお話なので覚悟を持って次話以降読もうと思います。もう既にりっちゃんのお婆さん目 -
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ネタバレ前巻、ナオの物語のラストで少し気になっていた部分もきっと答えがあるはず...!と楽しみにしていた素直側の物語。
まず、先生も仰られてたように、素直とナオでは文章が全く違ってて、元は同じ1人の愛川素直だったことを感じさせる部分もありつつナオとは違う素直をたっぷりと感じられる1冊でした。
ナオにとっては毎日同じ景色でも些細な変化さえも楽しみ、全てが明るくキラキラして見えるカラフルな世界も、素直にとっては何事も本気になれず憂鬱で気だるくて代わり映えしない毎日は灰色で色のない世界なんだなぁと。梅雨というじめじめとした天気も相まって自分がどうすべきかどうしたいのかに悩む、ちょうど進路としても大きな岐路 -
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野球部を辞めた朔の過去が明らかになる4巻目だったので、とても真剣に読んでいたように思います。自分の背中で誰かに努力の価値や壁に挑むことの大切さを伝えようとする朔のかっこよさに、終始やられてましたね。亜十夢とのライバルのような関係も良かったですね。お互い言いたい放題しているのに、仲が悪くなるどころか絆が深まっていく。こういう男子の友情も書いてくれて嬉しかったです。綿谷先生も指導が行き過ぎてしまった部分はあったのかもしれないですが、改心している部分が見えたのも良かったです。左手首を痛めながらもチームの勝利に貢献しようとバットを振り続ける姿もかっこよかったです。陽が惚れるのも仕方がないですね。舞との
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作『夜が明けたら朝が来る』のスピンオフ作品で、海の向こう側のもう1つの温かな家族の物語。
前作では既にYoruはいなくなってしまった後でどんな子だったのかはぼんやりとしていましたが、彼女が何を思いどう感じながら音楽配信活動をしていたのか、彼女はどんな家庭で育って来たのか、その全てがこの1冊に詰まっていました。
raemz先生のキャラデザやアサを通して感じるYoruはしっとりとおしとやかで大人しい感じの子なのかな?と思っていましたが、年頃の少女らしく明るく活発で結構気が強いんだなぁとほっこりしました(❁´ω`❁)
配信活動を通して好きな音楽をもっと多くの人に知って欲しい、たくさんの人の心に残 -
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Posted by ブクログ
この作品と、この作品の後日談になる『極彩の夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。』の2冊で完結。
現実の東京の月島あたりのことが親近感をもって描かれている。登場人物は異能を持たないただの人である。不可思議現象など起こらない、ただただ普通の大学生の話。大学は東京海洋大学。
"普通"かな?
目が見えない者が居ることを特に気を使うわけでなく、さりとて触れないこともなく、馬鹿話して酒飲んでもんじゃ焼いて恋ばなする、あぁ普通だ。奇跡の 普通だ。この関係性はこの四人だから為し得たのだろ。
1巻は空野かけるの視点で、2巻は冬月小春の視点で描かれている。だからか1巻は小春が視覚障がい者であ