raemzのレビュー一覧

  • 千歳くんはラムネ瓶のなか

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    ネタバレ

    リア充と非リア充。スクールカースト。学校のいざこざ……青春の澱みがこれでもかと詰まった物語でした。
    他人と比べて自分の方が優れている気になったり、他人を何かに当てはめてわかった気になったりする人が多い中で、主人公の朔は自分の信じたいものを信じ、自分の信念を持ってい生きようとしていたので、とてもかっこよかったです。彼が周囲から男女の垣根を越えて信頼されていることに、とても説得力があるキャラ設定でした。
    途中に挟まれるギャグも面白かったですし、地の文も読みやすく、とても満足して読める一冊でした。

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    2023年10月15日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 8

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    ネタバレ

    ヘラヘラしているように見えて、蔵センはちゃんと生徒のことを見ているんだなぁ。ヒーローとしての朔じゃなく、1人の男としての朔にならなきゃいけないときが来たな。

    紅葉に駆り立てられ、悠月のタガが外れる。バスケのプレーも別人だし、色気も半端ない。その勢いで朔を落とそうとするけど、2巻で出て来た他校の先輩と同じことをしているのに気付くのが皮肉なんだよな。でもちゃんと朔は悠月の心を見ているところがかっこいい。お互いに一生に一度しかない「今」の中で悩みながら過ごすところが青春だなと思う。

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    2023年10月04日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 2

    購入済み

    文句なしの星5つ

    #胸キュン #アツい #ドキドキハラハラ

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    2023年09月24日
  • 透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。

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    なんらかのハンデを持つ人と付き合うことはすごくエネルギーを使うこと
    自分と違う相手の本当の気持ちをわかることは簡単には出来ないだろうから

    でも『冬月小春』は精一杯今の人生を前向きに生き、そして恋をした。
    『空野かける』はその思いを受け、そして恋をした。

    自分と違う人と関わりを持つってどんなに難しいことだろう。
    相手のことを想う気持ちってどんなに大変なことだろう。
    また来年になるだろうが、花火を見た後に独り静かにこの本を読んでみたい。

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    2023年09月13日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか

    tt

    購入済み

    序盤で合わないと一度は感じたが

    私は過去に、序盤だけ読んでどうにもあわないかなと数年寝かせた経緯があります。その後、改めて読んでみようかなと読み進めたところ、現在は自分の好きな作品の最上位の一つになっています。布石はありつつも序盤にはあまり表現されていない、切ないラブストーリー、青春群像劇です。

    もちろん人によって好みに合う合わないはあると思いますが、個人的には、少なくとも数巻は読んでみて自分にとってどうか判断してみていただくとよいのでは、と思います。長文失礼しました。

    #切ない #憧れる #感動する

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    2024年08月23日
  • 透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。

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    視覚障害を持つ小春。本作は、彼女とかけるとの、情感豊かに描かれた戦いの記録でしょうか。
    全体的に、風景が思い浮かぶような非常に精緻なタッチで描かれており、そのタッチが本作の情感豊かなテイストに非常にマッチしていてよかったです。
    大学のコンパの様子から、病院で子供たちと遊ぶ情景、そして二人で過ごす病室に至るまで、読んでいて色々と思い浮かぶのはただただ凄いなぁと。
    ただ、盲目設定と癌の設定の繋がりがイマイチ弱く、どちらを描きたかったのか分からなかったなぁという点は残念。

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    2023年08月20日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 7

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    あの夏を乗り切ったチーム千歳の面々。緩やかで、互いに気を遣い過ごす日々はとんでもない出来事によってぶち壊される。現代最強ラノベにして、本作も心揺さぶられるラストまでの流れが秀逸。
    悠月を物語の中心に据え、不穏な空気に飛び込み覚醒していく流れはあまりにドラマチックで最高にシビれた。もちろん悠月以外の登場人物の心の揺れ動きも丁寧に描かれている。(だから600ページ)
    楽しいはずの学園祭、本番までの準備は楽しい、、が。。
    夏からちょっと元気ない最強主人公千歳を放って、周りのヒロインの感情が爆発する注目巻だ。

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    2023年07月19日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 8

    匿名

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    良かった

    流石の文章力。読むのが止まらなかった。

    #切ない

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    2023年06月22日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 8

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    著者曰く、8巻と9巻で前後編の構成とのこと。8巻は第2章までしか記されていません。

    いや、8巻でこれだけの興奮を与えてくれますかっ!

    今回は、パーフェクトビューティ、七瀬悠月がメイン。
    7巻で皆をかき回した紅葉との関係性も含め、盛々で悠月の強さ、弱さ、そして美しさが描かれます。
    私の推しの陽さんも含め、7巻の顛末とそれぞれの決意も書かれていますが、何よりも、今回は悠月さんでしたね……いやぁ、たまらん。

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    2023年06月21日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 8

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    『終わり方、素晴らしい!』
    岩浅さんが書きました。

    特級ネタバレ警察が怖いでは無く(いや怖いか。。。)、本巻はこれに尽きる。完全に心が打ち抜かれた。

    下巻(9巻)が今から待ち遠しい。

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    2023年06月20日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 3

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    とても良かったです。若い世代に人気な理由がわかりました。作者の出身地である、作品の舞台「福井県」の描写はディテールまで細やかに描かれており、現地をつい訪ねてみたくなる(名物を食べてみたくなる)良さがあります。
    特に良かったシーンは、先生との交流のところ、三者面談のところ、東京に向かうところ、編集者のところ。自分が学生だった頃を思い出すということもありますが、「地方から上京する」ということが彼らにとってどんな意味があるのか、上京経験のない首都圏出身者の私でもとても身につまされる気持ちになりました。
    編集者のシーンなどは作者の方のご経験も踏まえられてのことか、とてもリアルに描写されている気がして、

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    2023年06月13日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 6.5

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    あの夏があり、乗り切ったあの時から数日経ったそれぞれの夏休みの様子が描かれる。
    今回は作者縁深い富山、石川の様子も描かれて登場人物と旅行したり日常を疑似体験できたりする。高校生の夏休みに思い出ができたり、大人へと進むチャレンジができたりと、チーム千歳の女性陣は本当に素敵だ。(こんなに素敵女子がまわりにいて朔の煮え切らなさもなかなかだがそれはラノベという特性ということで)
    新学期に向けた準備期間、各々の体験を通して成長した想いがどのように展開していくのかが楽しみだ。

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    2023年05月02日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 6

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    ネタバレ

    乗り越えた。
    あの衝撃的な出来事を全員で乗り越えた。
    朔、優空、夕湖が中心ではあるけれど、チーム千歳の面々も感情をあらわにして思いをぶつけ合う。最後はちゃんと話し合うことの重要性が説かれていて、健太の1巻からの成長も飛び出し、大団円へと結びつく。
    恋愛においてこんなにも思考して、言語化して、そしてそれを3者が理解するなんていう奇跡を目の当たりにして呆然とした。
    本当に乗り越えてきたとは…。
    二度と来ない17歳の夏を越え、皆の二学期が楽しみだ。

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    2023年04月12日
  • レプリカだって、恋をする。

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    いや、面白かった。
    これは設定の勝利だよなあ
    そして僕の好きなタイプのお話だ。

    初めて恋する高揚感と相手へのドキドキする想いはもちろんそれだけで良いのだけど、さらにこの設定だかこその叶わない願いの不安と苦しさ、何者でもない自分への、自分ではどうすることもできないことへの激情がとても良かった。
    特にラストの激情とそれに対する彼の一言は、うん、カッコいい。

    途中2回驚かされる展開があって、予想外の方向にお話が進んで、読みながらこのお話はどんな結末を迎えるのかと不安に思っていたのだけど、望む通りの結末でほっと胸を撫で下ろした。

    て言うか、後輩ちゃん最強では?
    だから彼女の小説タイトルはダブルだ

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    2023年04月07日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか

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    夏の勉強合宿や花火大会やら夏休みの楽しいイベントが目白押しの今回は、千歳のまわりの女性陣も様々な想いを抱えていて、迸る青春に身悶える……が、ついにこの時がきたという展開に全てを持っていかれる。楽しいだけではない、どうしても変化はおとずれる。
    なんて面白いんだ、これが現代のラノベなのか。
    イギリスでもラノベ作家が急激に評価されて、あの現代最強作家のアンソニー・ホロヴィッツもラノベ出身だ。(イギリスではラノベとは言わんか)面白いものは、面白い。
    文学における分類なんてどうでもいいかもしれない。

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    2023年02月22日
  • レプリカだって、恋をする。

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    ネタバレ

    ホントに最初から最後までキュンとする話でした。途中にあるイラストがまた可愛くて物語をまた美しくしてるような感じがして、感情移入も凄く出来ましたし、沢山の優しさがあって心が温かくなる作品です。レプリカだって、恋をする。というタイトルが本当によく合ってます!

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    2023年02月19日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか

    匿名

    購入済み

    千歳くんはラムネ瓶のなか

    とても面白い作品でした。陽キャと陰キャなどという学生生活では使われがちな言葉について双方の視点から描かれていて見ていて共感したり、そうなのかと思うシーンがあり読んでいて面白い作品でした。

    #カッコいい #笑える #アツい

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    2023年02月15日
  • 安達としまむら11

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    ネタバレ

    次巻で最終巻とのことですが、まだまだいけるんじゃね。後日談的や、日野長藤ペアの話も交えて。
    正直、高校生活が終わる時が物語の終わりだと思っていたので、その先が読めたのは、ファンとしては嬉しい限り。

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    2023年01月03日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 7

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    ネタバレ

    次も読みたいとなる一冊になった。1人の少女が周りに与える影響が伝染し停滞した関係が動きだす!
    恋は他人に譲る、他人の場所に踏み込んではいけないという日本人ならではというか仲がいい友達だからこそ譲ってしまう部分を突き進まないと本物の恋は勝ち取れないといった、自分自身を変えないと恋に結びつかない難しさを知れた。

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    2022年12月15日
  • 千歳くんはラムネ瓶のなか 7

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    ネタバレ

    いやあ、ヤバイヤバイ。これはヤバい。マジヤバイ。
    読み終わった後の胸に高鳴りが収まらないよ。

    前半は激動の夏を抜けて始まる新学期の、取り戻した穏やかな関係性の中、学祭の準備が進んでいくのだけど、
    中盤以降、今回初登場の後輩がヒロインたちの居場所を次々と犯していくあたりから胸がゾワゾワしてきて、
    これは単に無邪気なだけなのかそれとも確信犯なのかなとどっちだろうと思っていたのだけど、やっぱりそうかとなったし、
    そこで悠月さんなのはこっちもやっぱりそうだよなと思った。
    そして何がヤバいって悠月さんが完全にキレタ事。
    眠れる獅子を起こしちゃったよなあ。
    ヒロインズの中でナチュラルで一番強いのは実は夕

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    2022年10月28日