森永卓郎のレビュー一覧

  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

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    日本は輸入に頼り食糧自給率がかなり低い問題は昔から言われて来た話だが、物価上昇の裏側の問題定義が色んなケースを元に記載されてあって為になった。地産地消すれば今の格差も資本主義の問題も解決すると記載があった。

    政府や財務省が農地や酪農などを潰す毎に補助金を支給して農家を減らしている。農家を潰していると嘆きながらも地産地消をすれば資本主義からの脱却が出来、地球を守りながら庶民が二極化せず貧困化せずに暮らせるとあった。良い案と感じた。

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    2025年03月11日
  • 発言禁止 誰も書かなかったメディアの闇

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    他の著書でも述べられているように財務省についての話が多かった。
    ラジオはテレビ(報道関連の番組)に比べると言論の自由が保たれているが、最近はYoutubeでも規制がかかることもあるらしい。

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    2025年03月11日
  • 絵本でわかる経済のおはなし バブルが村にやってきた!

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    チューリップと不動産にIT。あの時なぜあんなに価値があると思ってしまったのだろう。もっと上がるかもの期待。買いが買いを呼ぶ。最後につかまされたものがババを引く。はじけて初めてわかるバブルの怖さ。まるでロシアンルーレット…できるだろうという見込みの信用創造。資金を投入することで生産性を向上させる。実際の豊かさよりもお金は先行して増える。お金を増やすことが経済を回すことでもある。投資は悪いことではない。だが、マネーゲームに巻き込まれてはいけない。バブルのからくりを絵本で伝える。子供たちにも正しく理解させたい。

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    2025年03月09日
  • マンガ 日本を破滅に導くザイム真理教の大罪

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    生前、森永さんがラジオで「安易に薮を突っつくと火傷をするから誰突っつかない。」という事を言ってた。

    勇者堕つ。

    財務省という薮を突っついたり現在の税収のあり方に警笛を鳴らす勇者がいなくなってしまった…

    御冥福をお祈りします。

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    2025年02月25日
  • 遺言 絶望の日本を生き抜くために

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    経済アナリストと元竹中平蔵大臣補佐官、病魔に冒され余命を宣告された二人の対談。アンチ財務省は共通するが意見は異なる。森永さんがつっこみ岸さんが返して対談が進む。何が正しいかはわからないけれど、自分は次世代に負担を秋送りしたくないので財政再建をしてほしいと思っている。少なくとも現在国会で議論が進んでいる財源論を無視したポピュリズム政策はごめんだ。

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    2025年02月24日
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

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    2022年現在 農家の平均年齢は68.4歳。
    「世界で最初に飢えるのは日本。特に東京、大阪の大都市から」と唱える鈴木宣弘さんと先日亡くなった森永卓郎さんのコラボ。
    農家の高齢化が進み、自給率がさらにさがり、有事に輸出規制などがあったら当然そうなるだろう。小学5年生で自給率の学習をするが、子ども達でも危機感を抱いている。
    森永卓郎さんは、あとがきの中で、長野県南箕輪村がなぜ人口増加しているのかその理由を語っている。
    徹底した子育て支援で移住者が増えている。それだけではない、農業技術や就労支援、太陽光発電などの新エネルギー導入支援などを行い、村で助け合い、地産地消の試みをしているからなのだ。
    マルクスは150年前に、資本主義が行き詰まり、格差拡大、地球環境の破壊、仕事の楽しさの喪失、少子化の進展を説いていたそうだが、今日本の現状はその通りになっている。
    南箕輪村の実践は農業を中心にしたひとつのモデルになっている。
    そんな中、「食料供給困難事態対策法」が可決され、4月から施行される。「農業を知らない人が作った法律」と言われているが、私も最近まで知らなかった。もっと世の中の動きに敏感にならなくては。

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    2025年02月01日
  • 新NISAという名の洗脳

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     私たちは意図的に老後の不安を煽られているのだろうか。真実とは、そして幸せとは何か。投資の話から、人生を考えさせる一冊。
     以下、「おわりに」より
    思い切り好きなことをすることで、生まれる表現。そのなかで、たまたまスポットライトを浴びた個性がスターになる。でも、当たらなくても、それは不幸ではない。
     

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    2025年01月12日
  • 遺言 絶望の日本を生き抜くために

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    森永さんの命をかけた、魂をかけた、日本国民が知るべき、興味を持つべき情報が載っている。
    自分自身の出世や利益だけを考えた、政府や経済省官僚には憤りと怒りを覚える。(勿論信念を持って国のために働いている方々も居ることは承知だが)
    国や報道は必ずしも真実を国民に伝えているわけではない。国民に隠蔽していることも多々ある様だし、公平な報道ではないのかもしれない。私たちに開示されている情報は操作されているかもしれない。全てを鵜呑みにしない。情報を取捨選択する。興味を持つ。知見を持つ。この国に飲まれてしまわぬように。

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    2025年01月05日
  • 遺言 絶望の日本を生き抜くために

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    死ぬまでどう生きるか。余命の長さで発言の仕方が違うのもあるが、その人のもともとの感性の違い、バックグラウンドの違いなどもあると感じた。良い対談だったと思う。

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    2024年12月14日
  • 新NISAという名の洗脳

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    森永さんの本2冊目。

    投資依存症と重複する内容多めだが、投資ブームで良い話しばかり見聞きしていたのでこういった逆意見の話しは冷静になれて勉強になった。

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    2024年11月21日
  • 遺言 絶望の日本を生き抜くために

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    正直難しい経済の話や過去の政策の是非については私の理解力が低くよくは分からなかった。ただ、日本の国や経済がうまく進んでいるわけではないことはわかった。また、原発をどうするのかということに関しても、賛成と反対側からの意見が書かれており、大変興味深かった。

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    2024年11月20日
  • 遺言 絶望の日本を生き抜くために

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    森永氏と岸氏による対談本です、岸氏の書いた本は初めてですが、長く官僚を経験された後に今に至るとのこと、両氏の共通点は、癌で余命宣告を受けていて、それを公表した点にあります、違いは森永氏は半年と宣告されたのに対して、岸氏は余命10年とのことです。

    森永氏は本の中でも述べられている通り「失うものはない」という覚悟で、公表してはタブーとされている内容も多くかたらています、それに対して岸氏は違う意見を持ちながらも、オブラートに上手に包んで品のある解説をされています、どちらが良いという訳ではなく、二人とも素晴らしいと感じました。こうした本を読める私は幸せです。

    以下は気になったポイントです。

    ・日本経済がグローバル資本主義に巻き込まれ、高度経済成長期に上手く機能していた仕組みが続けられなくなったことが背景として存在していると考えている、その最大の原因がこの40年間にわたって強まってきた対米全面服従路線にあるという点についても、岸さん(共著)と認識を共有できた(p5)

    ・役所の中途採用の場合、それまでのキャリアの年数は2分の1でカウントするという妙なルールがあった(p24)

    ・ベストセラー「書いてはいけない」を出してみて、予想が綺麗に当たった、テレビの報道・情報番組のレギュラーは全て干され、唯一「ガッチリマンデー(TBS)日曜日730」のみが残っている(p41)

    ・GDP全体の物価を示す指標(GDPデフレータ=国内で作られた付加価値(賃金+利益)の物価で、輸入原材料の値上がりの影響を受けない純粋に国内要員だけの物価)は、昨年度(2023)は 4.1%上昇したが、そのうち賃金に回ったのは0.3%(全体の7%)であり、残りの93%は企業利益の拡大に回ったので、国民は豊かに慣れなかった(p45)

    ・最終処分地の立地は、地盤が安定していることが絶対条件になるので、昨年10月に地球科学の専門家300人が「日本に最終処分場の適地は存在しない」と声明を公表している、つまり地層処分は、そもそも不可能である、このことを小泉元総理は退任後に理解した(p67)

    ・太陽光や風力発電は発電効率の問題もあるが、発電できる時間が限定されるので、その電力を貯める蓄電池の重要性が大きい、大容量でしっかりしたものにならないと再生可能エネルギーばかりに頼れない、1)CO2削減、2)電力価格を下げる、3)火力発電用の輸入燃料を減らす、の3要素を満たす観点から、ある程度は原発が必要になる(p70)

    ・人事面で増税するとポイントがつく、というシステムがある。タバコ税は何度増税しているか分からないが、増税して「タバコ税」の税収全体が増えたことは一度もない、喫煙者は減るので(p78)

    ・三菱重工の子会社が開発していた「三菱スペースジェット」という国産ジェット機は1兆円規模のお金がかかったのではないかと言われているが、昨年事業が撤退に追い込まれた(国内で製造しようとした)、アメリカが型式証明を出さなかったから、資金も人材も全てが無駄になった、日米同盟と言いながら、日本にはジェットを飛ばさせない、みたいな話である、ホンダジェットが世界中で評判良く飛んでいるのは、アメリカで製造しているから(p97)

    ・不良債権というと、バブル期に誰も来ないような場所にいい加減なテーマパークを造って、結局ペンペン草が生えてしまうというイメージを持つ国民が多いようですが、実態はバブル崩壊で都心の地価が3分の1に下落して、不動産担保の価値が融資額を大きく下回ってしまった、その担保割れの部分が不良債権の大部分を占めた(p102)

    ・外国人労働者の増加でメリットを受けるのは、それを雇用する企業だけで、そのツケは中長期的に国民全体に回ってくる、この結論は私(森永氏)が担当したシミュレーションで一度も揺るがなかった事実である(p115)産業界の要望にのみ基づいて、無節操に低技能の外国人労働者の受け入れを増やすことを決めた岸田政権こそ問題である(p116)

    ・新NISAに踊らされて「オールカントリー」とか「S&P500』に投資している人は、1つは株価の暴落、もう1つは3割以上の急激な円高、そのダブルパンチによって資産額が「7%=93%減少」にまで減ることになる(p122)

    ・AIが活躍できるのは、ポケモンのようなキャラクターを盗用するビジネス、もう1つは、フェイク動画である(p127)

    ・マルクスは資本主義が行き詰まる要因として、1)地球環境が破壊される、2)許容できないほどの格差が広がる、3)少子化が止まらなくなる、4)どうでも良い仕事が蔓延する、の4点を挙げた、今の日本社会は限界値を超えるほど深刻な問題になっている(p133)日本社会の問題として「東京一極集中」と加えるべき(p134)

    ・日本人の平均寿命は2022年まで2年連続で短くなっている(女:87.71→87.09、男:81.56→81.05)少子化も国が滅亡するほどのペースで進んでいる、大都市の高コストの中では子育てができないどころか、非正社員の場合は、結婚することさえできない、大都市生活への警告はすでに発せられている(p139)

    ・1992年12月24日に「国会等の移転に関する法律」が公布、施行された。この法律に基づいて国会等移転審議会が設置され、1999年12月20日に新議会は答申をまとめた、この中で移転先候補地に関する総合評価を行い、その移転席候補として、北東地域の「栃木・福島地域」と東海地域の「岐阜・愛知県地域」の2箇所に絞り込んだ。これを受けて2000年5月18日に再び決議を行い、それから2年を目処に候補地を一本化することを求めたが、これを最後に国会は動きを止めている。国会が東京一極集中を問題にした1990年の1188万人から、2020年には1400万人と17.8%も増えてしまった(p142)

    ・日本では表面上は若者の活躍を求める声が多いが、いざ現実に若者が新しいことを始めると、支配層である年寄りが自分達の価値観でそれを否定する(p148)

    2024年11月1日読破
    2024年11月2日作成

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    2024年11月02日
  • 森永卓郎の「マイクロ農業」のすすめ

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    2018年からマイクロ農業を始めた作者。コロナ禍でますます農業の魅力にハマっていく。そして、今の社会の、行きすぎた資本主義の姿に疑問を投げかける。
    農業の良さは自分でいろいろ自由に決められて、工夫と努力の成果が見えるところ。勤め人は縛られているのでそこが大きく違う。そして、次第にゆるくなってきた規制が、農業参入の後押しをする。最初から本格的にではなく、兼業農家的な取り組みをすすめる。
    農業の魅力と共に、今後の日本のあり方などにもふれ、ちょっと夢物語的とは感じたが、前向きな姿勢は見習おうと思った。トカイナカでマイクロ農業やるぞ〜!なんちゃって( ´ ▽ ` )

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    2024年10月29日
  • 新NISAという名の洗脳

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    1989年に4万近くとなった日経平均は、2008年に7千円を割った。この間、長期積立しても目減りする一方だっただろうか?世界には同時期に急成長していた市場もある。…トカイナカに家を買い、農地を手に入れ、太陽光パネルに投資する。周囲に商業施設はなく、食料も電気も自給自足。…不良債権化する確率はどちらが高いだろうか?真面目に考えても仕方がない。政府の目論見に乗せられ投資に勤しむだけでは痛い目に遭う。肝に銘じる。一方、Die with ZEROは目指さない。寿命は予測できない。残された人に感謝の印も残したい。

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    2024年10月15日
  • 新NISAという名の洗脳

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    昨年末に末期癌を宣告された森永さんが、忖度なしに精力的に仕事をしている最新の本。投資依存症という本もあったけど、新NISAは政府の詐欺同然のキャンペーンだ、と始まる。耳に痛い話が続く。
    否定される6つの投資神話と否定される6つのライフスタイルは、十分納得できる。というより、投資をしない方が異常、というような世界がおかしいと思ってた気持ちと一致した。

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    2024年10月11日
  • 新NISAという名の洗脳

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    先日立川駅から小旅行に出かけたのですが、電車の時間まで15分以上あったので綺麗な駅構内を歩いていたら本屋さんがありました。そこで、この本の著者である森永氏の本を2冊見つけました、選んだのがこの本でした、もう一つの本はネットで購入しまたが。。

    電車の中で読むために掘ってきた本を差し置いて、この本を読み始めてしまいました。森永氏は余命4ヶ月の宣告を受けて、大胆な見直し(断捨離)を行なっているようです。私より7歳上の先輩ですが、老後をいかに充実させるかというアドバイスが多く書かれていて参考になりました。

    以下は気になったポイントです。

    ・本書では、新NISAを始めようとしている人には投資に手を出さないように、そしてすぐに手を出してしまった人には、1日も早い全面撤退をするようにアドバイスを送りたいと考えている(p5)

    ・6つの神話の嘘、1)年金の不足は投資で補う、2)分散投資でリスク回避できる、3)長期積立投資で利回りは預金を上回る、4)国内よりも成長性の高い米国株に投資すべき、5)専門家に任せておけば投資はほったらかしで良い、6)株価が下がった時こそ投資のチャンス(p12)

    ・金融庁の報告書(年金2000万円不足問題)には、1)年金額の将来の減少、以外に、2)95歳で死ぬという前提を置いている問題がある。2023年の簡易生命表によると、65歳の人が95歳まで生き残る確率は、男性9.7%、女性26.5%と相当高い。統計学で使われる検定基準に「5%有意」がある、これは確率が5%以下のものは「起こらない」とみなすが、それ以上の確率のものは「起こり得る」と考えるという基準がある。95歳で死ぬという前提は、この5%有意水準を男女ともに見たいしている。そこで100歳まで生き残る確率を計算すると、男性1.4%、女性6.5%となる、だから老後資金は100歳まで生き残ると仮定して35年間分を用意する必要がある(p17)ゼロ成長と仮定すると、35年間で「5876万円不足する」ことになる(p17)

    ・バブルが崩壊する時には株価は一斉に下がる、我々が目にする株式指標は分散投資がされている、日経平均は225、TOPIXは東京証券取引所プライム市場に上場する全銘柄(約1800)、ニューヨークダウ平均は30、S&P500は500社に分散投資した時の平均株価である、それだけの分散投資をすれば価格変動がかなり抑えられそうだが、現実には大暴落が起きる(p21)

    ・ドルコスト平均法は、株価が割高の時には少ない量を買い、株価が割安の時は多い量の株を買うことになるが、その主張が間違っている、株価が割高の時には株を少なく買うのではなく、買ってはいけない、それでも長期積立投資を推奨するのは、割高の時に株を買ってもらえなくなったら、彼らがひあがってしまうから。顧客が損をするのを分かっていながら、自分たちの儲けを安定化させるために推奨している(p29)

    ・アメリカ株のパフォーマンスが良いのは、1)アメリカ株式市場が大きなバブルを起こしている、2)不当な円安が進んだことによる(p30)2024年のIMFが明らかにしているドル・円の購買力平価は、1ドル=91円であり、本来90円に落ち着くべきである、乖離している原因は、投機が存在するから(p41)

    ・今回の株価下落の大きな原因は、急速に円高が進んだこと。1ドル=152円と、わずか10日間で10円も進んだ円高はまだ調整途中(理由は米・英が金利を下げる中で、日銀が利上げをした)である、モデル計算でも購買力平価でも、均衡為替レートは、1ドル=110円程度で、本来の姿に戻るのにあと40円ほどの円高が必要になる(p51)

    ・日経平均株価は中長期的には3000円程度まで下落する可能性があると話したが、私(森永氏)のコメントは全てボツになった、テレビ・雑誌・新聞にしろ、金融関係からの広告を受けていないメディアは、ほぼない(p53)2024年8月に起きた株価の暴落を機に、潮目が変わったと判断している、今度のバブル崩壊は同じこと(崩壊直後からバブルが形成)は起きない、資本主義の抱える矛盾が最高潮に達していて、バブルを引き起こす資本主義自体が終わると考えているから(p55)本来は2008年リーマンショックの時に資本主義は終わるはずだったが、それを妨げたのが中国が行なった天文学的は開発投資であった、アメリカが開発投資に100年かけて使ったコンクリートを中国はたった数年で使った、中国はその時の過大投資が原因で、今不動産バブル崩壊で身動きが取れなくなっている、もう救世主はいない(p55)

    ・老後生活で否定すべきライフスタイル、1)大都市は魅力に溢れている、2)電気は電気会社から買う、3)食料も金で買う、4)東京は安全で安心、5)働き続けて健康と生きがいの一石二鳥、6)都落ちなんてできない(p58)
    ・岸田政権は原発を重要なベースロード電源として活用し、原発の新増設を認めるというエネルギー政策の抜本転換に踏み切った、原因として、夜間も大量の発電をするベースロード電源がないと、大都市の生活が成り立たないから。例えば、高層マンションにエレベータは不可欠、そのため住民が出入りするたびに大量の電力が消費される、洗濯物はベランダに干せないので、乾燥機で乾かす、水道も水道管の内圧で水が上がるのは3階まで、それ以上はポンプであげる、高層マンションは、電気がないと水も出なくなる(p65)

    ・2019年10月の台風19号のとき(我が家の目の前の通りが川になった)は、東京ドーム9杯分、1200万立法メートルの水が埼玉県春日部市にある首都圏外郭放水路に貯められて(神田川氾濫対策)、もう一つが、荒川の氾濫を防ぐための施設が、さいたま市の荒川彩湖公園である。台風19号の時にはこの公園が調整池の役割を果たして、東京ドーム31杯分、3900万立方メートルの水が貯められた。この2つの施設の存在により、荒川の氾濫リスクは大きく減少した、そうした対策をしても当時の荒川は氾濫寸前まで増水した(p71)

    ・最近では2024年8月7日の夕方に埼玉県を襲った豪雨では、ときがわ町、鶴ヶ島市、鳩山町、東松山市などで、時間雨量が100ミリをこえた(注:電車も朝霞台でストップし、志木駅まで歩いている最中に冠水を確認)(p72)

    ・2040年の労働力率は、男性:65-69歳が71%超(女性:54%)、70-74歳が49%超(女性:32%)となっていた、このような条件が満たされて初めて日本の公的年金制度が維持できるということ、男性の75歳というのは健康寿命(72歳)を超えている(p76)

    ・私(森永氏)の同級生の中には、60歳の定年を機に会社を辞めて、悠々自適の隠居生活を始めた人が少数派ではあるものの、一定数いる。彼らを話をしていると、幸せが伝わってくる。まだ体力があって自由に動けるので、サラリーマン時代にはできなかった様々な趣味に没頭することができる、彼らの共通点は、大都市での生活を捨てて、生活の基礎的支出を抑えている(p81)

    ・豊かな老後を過ごすためのマネー戦略、1)収入増でなく生活コスト減、2)投資から手をひく、3)嫌な仕事をしない、4)太陽光パネルで電気代をタダに、5)食料はできる限り自分で作る、6)最終目標は住民税非課税世帯(p86)生活コストを下げれば、大都市での暮らしを継続するのに必要だった「死ぬまで金を稼ぎ続けなければならない」

    ・医療費負担限度額を計算する場合の「合計所得」には投資収益も含まれる、つまり老後に働いたり投資で稼ぐと、社会保障負担がどんどん増えていく構造になっている(p93)

    ・若い人は新NISAではなく、iDeC(個人型確定拠出年金)が良い、イデコで一部または全部を預貯金で運用している人は、全体の30%以上いる、しかしメディアはそのこと自体もほとんど知らせず、彼らの大口スポンサーである金融機関のために、新NISAのキャンペーンに邁進している、一方、高齢者や高齢期が間近な中高年はどうすれば良いか、預貯金を続けるしか方法がない(p102)バブルが弾けた後には必ずデフレがやってくる、物価が継続的に下がっていくのだから、元本保証の預貯金の価値は確実に上昇していく(p104)

    ・住民非課税の所得水準は、大雑把な話(自治体によって異なる)をすると、単身世帯の場合、年金収入が168万円程度までなら、住民税非課税になる、月給5万円以下なら給与収入を加えても住民非課税になる、年金収入と勤労収入合わせて228万円という年収は決して難しくない、生活コストを下げて年収を減らすことができれば、住民税非課税世帯となる(p121)

    ・豊かな老後を築くために必要なこと、1)生きがいのためだけに生きる、2)教養を身につける、3)Die with ZERO、4)教養とアートは生前整理が不要、5)オープンな人間関係を築く、6)何も持たずに生まれ、何も持たずに死んでいく(p124)

    ・夢を持ってはいけない、持つべきものはタスク(課題=解決すべき問題):である、いつかできたらいいな、という夢は手付かずで終わることが多い、だからとにかく興味があったら「今やる、すぐやる、好きなようにやる」ようにしないといけない。そして毎日1ミリでも前進すれば、ゴールは着実に近づいてくる(p125)

    ・生きがいづくりのコツは2つ、1)できるだけ多くの分野に挑戦する、これは合わないと感じたらさっさとやめる、2)できるなら世界一のポジションを取る(p128)

    ・リネットジャパンという会社のサービスは、便利、パソコンや周辺機器を引き取ってくれる(p138)エコトミーというモノの生前整理の会社に委託した(p139)

    ・あの世なんて存在しないことを認識しながらも、親鸞や日蓮といった鎌倉仏教の創始者は、あえて民衆に対して「あの世」の存在をアピールし、現実には存在しないもの「あの世」での幸福という希望を抱かせることによって現世での生きがいを与えた、その嘘をつく、という決意が「悟りを開く」ということだと(注:森永氏が受けた日本史の需要)というのだ(p156)

    2024年10月2日読破
    2024年10月2日作成

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    2024年10月02日
  • マンガ 日本を破滅に導くザイム真理教の大罪

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    感想
    内容は、以前のザイム心理教の本と同じ。漫画テイストで読みやすいので30分くらいでサクッと読める。

    結構筆者のバイアスもかかってると思うが、財務省がどうしようもないことには賛成。

    アベノミクスを失敗と言い切るのはどうなのか?

    2024年8月の利上げも、財務省と洗脳されたマスコミの圧力だろうなぁ。どう考えてもまだなのに。

    子育て支援を充実するために子育て世代から税を搾取など今の財務省主導だと暗い未来しかないな。不必要な天下り組織潰せばいいのに。

    あらすじ
    ・財務省は素人の集まり
    ・財務均衡は国債発行すれば済む話
    ・アベノミクスは消費増税によって潰された
    ・官僚は国民のニーズを理解していない
    ・財務省とマスコミは利害関係にある

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    2024年08月18日
  • マンガ 誰も書かない「真実」 日航123便はなぜ墜落したのか

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    監修もされている青山透子氏が長きに亘り著作等により追及してきた事件を漫画化したものでしょうが、もう少し長編で詳細に表現してほしかったなと思う読後感。

    未だ闘い続けている青山氏の次回作品に期待しておくとします。

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    2024年08月07日
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

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    2020年。薬局に山積みになってたマスクが消えた。あって当たり前のものが突然なくなる現実。次にやってくるのは早ければ2025年。…生鮮食料品が店舗の棚にない。加工食品もない。スーパーにも、コンビニにも。ネットショップでは品切れが続く。最初に飢えるのは都市の住民。Anywhere族のグローバリストたちは早々にこの国を去る。残されるのは庶民たち。防衛費を増やして農業予算を削る。兵站を軽視するのはインパール作戦以来の伝統か。…森永節で引き寄せて、鈴木先生の存在を知らしめる。その目的を果たせてれば本書は成功。

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    2024年07月05日
  • マンガ 日本を破滅に導くザイム真理教の大罪

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    森永さんみたいな人が増えないと日本は沈没してしまう。政府とメディアその他もろもろ結局自分たちの利益や癒着が権化。この構造を、変えないと日本は変わらないし、もっと国民は声をあげなければならない。

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    2024年06月29日