あらすじ
●年金の不足は投資で補う ●分散投資でリスクは回避できる ●株価が下がったときこそ投資のチャンス ●働き続けて健康と生きがいの一石二鳥 ●大都市は老後も魅力に溢れている ……これらはまやかしに過ぎない! 2019年6月、金融庁の金融審議会市場ワーキング・グループが報告書に記したいわゆる「老後2000万円問題」以降、政府やマスコミがさかんに囃し立てる「貯蓄から投資へ」のキャッチフレーズと、その発想を具現化した「新NISA」。しかし著者は、こうした施策は政府の欺瞞にほかならないと指摘する。わずか数年で世に広まった「6つの投資神話」と「6つのライフスタイル神話」の問題点を検証しながら、「自由を享受できる最後のチャンス」である老後の暮らしを、心身ともに豊かなものにする方法を伝授する。
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Posted by ブクログ
時代の流れで新NISAをやった方がいいのではないかと何も考えずに漠然と思っていた。しかし、よく考えてみれば、老後の資金を不確実な投資に頼るくらいなら、自給自足の生活や最低限の生活に転換することにお金を費やしていく方が最終的には必要最低限の幸せな生活を生涯営むことに近づくのではないかと感じた。
Posted by ブクログ
森永さん終盤の著作 命を削って執筆している
日航機事故の真相を告発したり、もう怖いものはないのだと思う。株投資本というより、ライフプラン本だと思う
・ずっと投資するのでは無く、前月比で株価が上昇した月は株式で運用。前月比で株価が下落した月は株式から預金に乗り換えて運用すると、暴落が避けられるかもしれない
・エヌビデイア株には絶対に手を出さないこと。バブル
・為替は平均購買力に戻っていくのでドル/円は110円に向けて減価していく 投機で円が安くなっているだけ
・75歳以上 窓口負担 その時点で確認する事
・投資の収入も、収入に加算されるので、早めに投資終了させておいた法が良い。
・太陽光発電 一軒家は導入したほうが割安 安い製品だと20年間 70万円で済む。
・1r(30坪)の土地があれば、夫婦2人が食べていけるだけの野菜が出来る。
・銀行預金口座 整理するのに4ヶ月はかかる
・生前整理 エコトミー(現在静岡無し)お勧め
・2DK遺品整理 10万円~100万円
・
Posted by ブクログ
みんなが、やったほうがいいと勧めているものには疑問を持つという姿勢は大切だと思った。詐欺の仕組みと似ているという指摘には、なるほどと感じるところもある。iDeCoについても検討してみようと思う。
Posted by ブクログ
3年ほど前から積立NISAを始め、利益が出ていましたが、森永卓郎氏が亡くなる直前に書いてくださった書籍を何冊か読み、売却しました。
<グサッと刺さった文章 抜粋>
自分で汗水たらして働くのではなく、リスクを負うわけでもなく、他人任せで勝手にお金を増やしてもらえる。そんなよこしまな心を持つから、詐欺師たちの格好の餌食になってしまう。
あの世に、カネもモノも人間関係も持っていくことはできない。だからこそ、自由を享受できる最後のチャンスである老後は、カネやモノや人間関係に縛られず、自分の幸福だけを追求する人生を送るべきだと思うのだ。
Posted by ブクログ
大部分、今までの話と被るけど、読んだよー。森永さん、2世とか嫌いそうだけど、がっちりマンデーに息子出てたね。それは意地悪な私が思っただけかー。もっと生きてほしかったなー。
Posted by ブクログ
『老後』と言うのがまだピンとこないけど、どう過ごそうか、、、
投資で儲けても税金は上がるわ、リスクもあるわで生きにくい社会なのかなぁと思うけど、考え方を変えて、『トカイナカ』生活は凄い楽しそうだなぁ。
die with Zero を目指して生きようかな。
Posted by ブクログ
国やマスコミをあげての、NISAや投資をすすめるのは、とても怪しいとおもっていたけれど、やはり危ないとわかった。無責任とも言える国に憤る。森永さん、ありがとう!ご冥福を祈ります。
Posted by ブクログ
私たちは意図的に老後の不安を煽られているのだろうか。真実とは、そして幸せとは何か。投資の話から、人生を考えさせる一冊。
以下、「おわりに」より
思い切り好きなことをすることで、生まれる表現。そのなかで、たまたまスポットライトを浴びた個性がスターになる。でも、当たらなくても、それは不幸ではない。
Posted by ブクログ
森永さんの本2冊目。
投資依存症と重複する内容多めだが、投資ブームで良い話しばかり見聞きしていたのでこういった逆意見の話しは冷静になれて勉強になった。
Posted by ブクログ
1989年に4万近くとなった日経平均は、2008年に7千円を割った。この間、長期積立しても目減りする一方だっただろうか?世界には同時期に急成長していた市場もある。…トカイナカに家を買い、農地を手に入れ、太陽光パネルに投資する。周囲に商業施設はなく、食料も電気も自給自足。…不良債権化する確率はどちらが高いだろうか?真面目に考えても仕方がない。政府の目論見に乗せられ投資に勤しむだけでは痛い目に遭う。肝に銘じる。一方、Die with ZEROは目指さない。寿命は予測できない。残された人に感謝の印も残したい。
Posted by ブクログ
昨年末に末期癌を宣告された森永さんが、忖度なしに精力的に仕事をしている最新の本。投資依存症という本もあったけど、新NISAは政府の詐欺同然のキャンペーンだ、と始まる。耳に痛い話が続く。
否定される6つの投資神話と否定される6つのライフスタイルは、十分納得できる。というより、投資をしない方が異常、というような世界がおかしいと思ってた気持ちと一致した。
Posted by ブクログ
先日立川駅から小旅行に出かけたのですが、電車の時間まで15分以上あったので綺麗な駅構内を歩いていたら本屋さんがありました。そこで、この本の著者である森永氏の本を2冊見つけました、選んだのがこの本でした、もう一つの本はネットで購入しまたが。。
電車の中で読むために掘ってきた本を差し置いて、この本を読み始めてしまいました。森永氏は余命4ヶ月の宣告を受けて、大胆な見直し(断捨離)を行なっているようです。私より7歳上の先輩ですが、老後をいかに充実させるかというアドバイスが多く書かれていて参考になりました。
以下は気になったポイントです。
・本書では、新NISAを始めようとしている人には投資に手を出さないように、そしてすぐに手を出してしまった人には、1日も早い全面撤退をするようにアドバイスを送りたいと考えている(p5)
・6つの神話の嘘、1)年金の不足は投資で補う、2)分散投資でリスク回避できる、3)長期積立投資で利回りは預金を上回る、4)国内よりも成長性の高い米国株に投資すべき、5)専門家に任せておけば投資はほったらかしで良い、6)株価が下がった時こそ投資のチャンス(p12)
・金融庁の報告書(年金2000万円不足問題)には、1)年金額の将来の減少、以外に、2)95歳で死ぬという前提を置いている問題がある。2023年の簡易生命表によると、65歳の人が95歳まで生き残る確率は、男性9.7%、女性26.5%と相当高い。統計学で使われる検定基準に「5%有意」がある、これは確率が5%以下のものは「起こらない」とみなすが、それ以上の確率のものは「起こり得る」と考えるという基準がある。95歳で死ぬという前提は、この5%有意水準を男女ともに見たいしている。そこで100歳まで生き残る確率を計算すると、男性1.4%、女性6.5%となる、だから老後資金は100歳まで生き残ると仮定して35年間分を用意する必要がある(p17)ゼロ成長と仮定すると、35年間で「5876万円不足する」ことになる(p17)
・バブルが崩壊する時には株価は一斉に下がる、我々が目にする株式指標は分散投資がされている、日経平均は225、TOPIXは東京証券取引所プライム市場に上場する全銘柄(約1800)、ニューヨークダウ平均は30、S&P500は500社に分散投資した時の平均株価である、それだけの分散投資をすれば価格変動がかなり抑えられそうだが、現実には大暴落が起きる(p21)
・ドルコスト平均法は、株価が割高の時には少ない量を買い、株価が割安の時は多い量の株を買うことになるが、その主張が間違っている、株価が割高の時には株を少なく買うのではなく、買ってはいけない、それでも長期積立投資を推奨するのは、割高の時に株を買ってもらえなくなったら、彼らがひあがってしまうから。顧客が損をするのを分かっていながら、自分たちの儲けを安定化させるために推奨している(p29)
・アメリカ株のパフォーマンスが良いのは、1)アメリカ株式市場が大きなバブルを起こしている、2)不当な円安が進んだことによる(p30)2024年のIMFが明らかにしているドル・円の購買力平価は、1ドル=91円であり、本来90円に落ち着くべきである、乖離している原因は、投機が存在するから(p41)
・今回の株価下落の大きな原因は、急速に円高が進んだこと。1ドル=152円と、わずか10日間で10円も進んだ円高はまだ調整途中(理由は米・英が金利を下げる中で、日銀が利上げをした)である、モデル計算でも購買力平価でも、均衡為替レートは、1ドル=110円程度で、本来の姿に戻るのにあと40円ほどの円高が必要になる(p51)
・日経平均株価は中長期的には3000円程度まで下落する可能性があると話したが、私(森永氏)のコメントは全てボツになった、テレビ・雑誌・新聞にしろ、金融関係からの広告を受けていないメディアは、ほぼない(p53)2024年8月に起きた株価の暴落を機に、潮目が変わったと判断している、今度のバブル崩壊は同じこと(崩壊直後からバブルが形成)は起きない、資本主義の抱える矛盾が最高潮に達していて、バブルを引き起こす資本主義自体が終わると考えているから(p55)本来は2008年リーマンショックの時に資本主義は終わるはずだったが、それを妨げたのが中国が行なった天文学的は開発投資であった、アメリカが開発投資に100年かけて使ったコンクリートを中国はたった数年で使った、中国はその時の過大投資が原因で、今不動産バブル崩壊で身動きが取れなくなっている、もう救世主はいない(p55)
・老後生活で否定すべきライフスタイル、1)大都市は魅力に溢れている、2)電気は電気会社から買う、3)食料も金で買う、4)東京は安全で安心、5)働き続けて健康と生きがいの一石二鳥、6)都落ちなんてできない(p58)
・岸田政権は原発を重要なベースロード電源として活用し、原発の新増設を認めるというエネルギー政策の抜本転換に踏み切った、原因として、夜間も大量の発電をするベースロード電源がないと、大都市の生活が成り立たないから。例えば、高層マンションにエレベータは不可欠、そのため住民が出入りするたびに大量の電力が消費される、洗濯物はベランダに干せないので、乾燥機で乾かす、水道も水道管の内圧で水が上がるのは3階まで、それ以上はポンプであげる、高層マンションは、電気がないと水も出なくなる(p65)
・2019年10月の台風19号のとき(我が家の目の前の通りが川になった)は、東京ドーム9杯分、1200万立法メートルの水が埼玉県春日部市にある首都圏外郭放水路に貯められて(神田川氾濫対策)、もう一つが、荒川の氾濫を防ぐための施設が、さいたま市の荒川彩湖公園である。台風19号の時にはこの公園が調整池の役割を果たして、東京ドーム31杯分、3900万立方メートルの水が貯められた。この2つの施設の存在により、荒川の氾濫リスクは大きく減少した、そうした対策をしても当時の荒川は氾濫寸前まで増水した(p71)
・最近では2024年8月7日の夕方に埼玉県を襲った豪雨では、ときがわ町、鶴ヶ島市、鳩山町、東松山市などで、時間雨量が100ミリをこえた(注:電車も朝霞台でストップし、志木駅まで歩いている最中に冠水を確認)(p72)
・2040年の労働力率は、男性:65-69歳が71%超(女性:54%)、70-74歳が49%超(女性:32%)となっていた、このような条件が満たされて初めて日本の公的年金制度が維持できるということ、男性の75歳というのは健康寿命(72歳)を超えている(p76)
・私(森永氏)の同級生の中には、60歳の定年を機に会社を辞めて、悠々自適の隠居生活を始めた人が少数派ではあるものの、一定数いる。彼らを話をしていると、幸せが伝わってくる。まだ体力があって自由に動けるので、サラリーマン時代にはできなかった様々な趣味に没頭することができる、彼らの共通点は、大都市での生活を捨てて、生活の基礎的支出を抑えている(p81)
・豊かな老後を過ごすためのマネー戦略、1)収入増でなく生活コスト減、2)投資から手をひく、3)嫌な仕事をしない、4)太陽光パネルで電気代をタダに、5)食料はできる限り自分で作る、6)最終目標は住民税非課税世帯(p86)生活コストを下げれば、大都市での暮らしを継続するのに必要だった「死ぬまで金を稼ぎ続けなければならない」
・医療費負担限度額を計算する場合の「合計所得」には投資収益も含まれる、つまり老後に働いたり投資で稼ぐと、社会保障負担がどんどん増えていく構造になっている(p93)
・若い人は新NISAではなく、iDeC(個人型確定拠出年金)が良い、イデコで一部または全部を預貯金で運用している人は、全体の30%以上いる、しかしメディアはそのこと自体もほとんど知らせず、彼らの大口スポンサーである金融機関のために、新NISAのキャンペーンに邁進している、一方、高齢者や高齢期が間近な中高年はどうすれば良いか、預貯金を続けるしか方法がない(p102)バブルが弾けた後には必ずデフレがやってくる、物価が継続的に下がっていくのだから、元本保証の預貯金の価値は確実に上昇していく(p104)
・住民非課税の所得水準は、大雑把な話(自治体によって異なる)をすると、単身世帯の場合、年金収入が168万円程度までなら、住民税非課税になる、月給5万円以下なら給与収入を加えても住民非課税になる、年金収入と勤労収入合わせて228万円という年収は決して難しくない、生活コストを下げて年収を減らすことができれば、住民税非課税世帯となる(p121)
・豊かな老後を築くために必要なこと、1)生きがいのためだけに生きる、2)教養を身につける、3)Die with ZERO、4)教養とアートは生前整理が不要、5)オープンな人間関係を築く、6)何も持たずに生まれ、何も持たずに死んでいく(p124)
・夢を持ってはいけない、持つべきものはタスク(課題=解決すべき問題):である、いつかできたらいいな、という夢は手付かずで終わることが多い、だからとにかく興味があったら「今やる、すぐやる、好きなようにやる」ようにしないといけない。そして毎日1ミリでも前進すれば、ゴールは着実に近づいてくる(p125)
・生きがいづくりのコツは2つ、1)できるだけ多くの分野に挑戦する、これは合わないと感じたらさっさとやめる、2)できるなら世界一のポジションを取る(p128)
・リネットジャパンという会社のサービスは、便利、パソコンや周辺機器を引き取ってくれる(p138)エコトミーというモノの生前整理の会社に委託した(p139)
・あの世なんて存在しないことを認識しながらも、親鸞や日蓮といった鎌倉仏教の創始者は、あえて民衆に対して「あの世」の存在をアピールし、現実には存在しないもの「あの世」での幸福という希望を抱かせることによって現世での生きがいを与えた、その嘘をつく、という決意が「悟りを開く」ということだと(注:森永氏が受けた日本史の需要)というのだ(p156)
2024年10月2日読破
2024年10月2日作成
Posted by ブクログ
新NISAや老後資金2000万の落とし穴的な内容が解説されている。
iDeCoの方がリスクは低いがNISAは運用側が儲かるから利用者はギャンブルさせられているとの持論。まぁやるならちゃんと勉強してリスクを承知でやりなさいってことかと。2000万もそもそも足らんし、時代の変化を加味したら完全に破綻している。
後半は幸せに生活するにはの手段を説明。田舎に住むやら、自給するやら、他の著書にも書いてあった。
Posted by ブクログ
今、森永卓郎さんの本を色々読んでいる最中です
毎回きわどい事を書いてくれてるなと言う印象がありますが、信憑性のあるように個人的には思いました。
今、起きている社会情勢とリンクする所も、あって正しいのかな?と思えたりもします
Posted by ブクログ
ちょっと前に某お金の大学の集まりに参加させてもらった時、新NISAやってる人=お金の意識高い仲間だ みたいな雰囲気があった。その集会に集まる前まではやろうかと思っていたけどその盲信に疑問を持ち反対意見も知りたいと思って読む。
全体としては基本預金しつつお金に依存しない生活を送ろう と言った趣旨と読んだ。
オープンな人間関係を築く、マイクロ農業…等に面白みを感じつつ、やはり東京に住んでるビジネスパーソン向けかなと思う。
NISAをやるかどうかは、まずバブルについて等基本的なことを学んでからにする。読めてよかった。
Posted by ブクログ
【書名と著者】
新NISAという名の洗脳
森永卓郎
【目的】
新NISA、ようは年金の将来が怪しいから、国民は資産形成をせよという文脈で資産運用を奨励する制度との認識である。
この制度を活用すべき、S&P500やオールカントリーのインデックス投資をしましょうと、マネー系インフルエンサーが各所で発信していたのは記憶に新しい。
この投資しろしろと風が吹く中で、経済アナリストの目線で新NISAに異を唱える意見を知り、自分の投資行動を具体ではなく抽象論で大所高所から考えるべく手に取った。
【読後感】
ちょっと極端な論が混じっている。ファクトも交えているが、森永卓郎によるライフスタイル提案のような印象を持った。
すぐできることとして、物価連動国債ファンドの購入はアリと感じた。
ソーラーパネルで電気代を浮かせ、は現実論としてはありなのだが、これって割高な電気を売って、電気を買ってる人たちの負担を増やす政策に乗っかっているものなので抵抗感がある。
【印象に残ったポイント】
・森永卓郎は経済アナリストではなく、金を稼げている仕事が経済アナリスト
・売れるかどうかは時の運(売れなかったゴッホ、売れた小坂大魔王)、だから好きなことをやれ
【ふりかえり・気づき】
・カネやモノや人間関係に縛られず好きなことをやれ、は心理と思う。ライフオブイノベーションでもクリステンセンが語っていたのが記憶に新しい。
・好きなこと、ずっと継続できるか?を考えてしまう。見つけるためには、考えないことも大事。
【要点】
序論としては、貯蓄から投資へ、という号令がかかったものの本質的にコレは国家ぐるみのSNS投資詐欺みたいなものである。
ある日、このバブルは崩壊する。政府など権威のある実体する分、SNS投資詐欺に比べ、みんなが引っかかってしまうので悪質。
1.否定される6つの投資神話
・公的年金の不足には投資?
日本経済が低成長の場合にはハイリスクな投資が必要。
・分散投資なら安心か?
バブル崩壊したら株価は一斉に下がる。
・長期投資で預金より利回りいい?
そもそもCAPEレシオ(実質物価を加味した10年間のPER移動平均)で分析すると理論的に2.5倍の割高状態。
・米国株に投資をすべきか?
好調なのは為替投機で振れた円安と米国株のバブル起因だからやめとけ。
・専門家におまかせすべき?
専門家の9割はパッシブファンド以下のポンコツ。
・株価が下がったら?
買いではない。バブル崩壊に備えて早期撤退せよ。
2.否定される6つのライフスタイル神話
・大都市は魅力にあふれてる?
金がかかるし、暮らしの維持に投資詐欺のカモになるのがオチ。
・都会で電気を買うのはどうか?
地方にインフラ負担を強いるべきではない。
・食料は買えばいい?
日本の食料自給率は38%、金で買えなくなる時代が来る。
・東京は安全安心?
今まで幸運だっただけ。今後30年のうちに7割の確率で発生する首都直下型地震と大量の神流により感染症が高い。
・老後も働き健康と生きがいの一石二鳥?
現実的には生活費のために働く人が多い。だから、生活コストを下げればよいのだ。
・都落ちは難しい?
身の丈に合った暮らしと自由を味わったほうがいい。
3.豊かな老後を築くマネー戦略
・収入増よりも、生活コスト減による医療費負担の削減。トカイナカで暮らすべし。
・バブルがはじけるから投資から手を引き、預貯金。またはインフレ備えで物価連動国債を買うべし。ただし一般国民が買うのは難しいので、MHAM物価連動国債ファンドを買えばよい。
・金のためにいやな仕事をしない。公的年金で基礎消費をまかなって好きなことをすればいい。
・太陽光パネルで電気代をタダにせよ。「タイナビ」用い試算すると、ざっくり6年ライフ70万円で売電してトントン。
・食料自給せよ。農業すればメシウマだし支出も減るし楽しい。
・住民税非課税世帯となれ。年収をうまく下げれば何かと行政支援が手厚い。
4.豊かな老後を築くライフスタイル
・生きがいのために好きなことを、とにかく色々やってみよ。できれば目指せ世界No.1。
・教養を身につけよ。知識と興味がないと、楽しめるものも楽しめない。
・Die with Zero、お金は生前整理せよ。死ぬ直前まで金をためるのは金に依存した生活をしてるからだ。Goトカイナカ。
・モノの断捨離。まずは、、仕事を辞めたらスーツを捨てるところから。
・教養をインプットし、アートをアウトプットせよ。本人の創造性が発揮されれば、なんでもアート。
・目指すは一億総アーティスト社会。
・オープンな人間関係≒コミュニケーションの有料化により、自分の時間を守る。コストもリスクも負わない人や、事象友人からは距離をとるべし。
・何も持たず生まれ死ぬのが人生。だからカネやモノや人間関係に縛られず、自分の幸福を追求すべし。
Posted by ブクログ
タイトルが気になり読みましたがNISAに関する内容のページ数はあまり多くないです。
森永さんがこれから円高になると仰っているのをニュースサイトで見たことがありましたが、ドルと円の購買力平価が現在の対ドル為替レートと大きな差があるから、為替レートが購買力平価へ戻っていき今後円高になっていくという主張はある程度納得できるものでした。
本の内容の半分は老後をどうするかが書かれていますが私はあまり関心を惹かれませんでした。
Posted by ブクログ
亡くなっちゃったな〜森永卓郎さん…。
貯蓄派の私。貯蓄から投資の流れになっていてとても焦ってます。でも、まずは勉強してから。新NISAに関しては、なんの根拠もないけれど、国が進めるなんて怪しいと思っている私。
地方に住んでいるので、贅沢しなけりゃいいんだよな〜。
Posted by ブクログ
国があそこまで急にオススメし始めたのは何故?
と思っていたので、やはり といった印象でした。
新NISAを薦める本はあっても、反対する本はなかったので勉強になりました。
森永さん、他の著書も拝読します!
Posted by ブクログ
大部分は最近やたらと出ている著者の本と内容は被ってるけど
つまり人任せで金を増やそうなんて卑しい考えだと酷い目にあうよ ってこと
新NISA等含めて遅まきながら資産運用を ってぼんやり考えてたけど甘過ぎる考えだったと思い知らされてありがたかった
退職金をぶっ込む前に気付けて本当によかった
Posted by ブクログ
「洗脳」は言い過ぎな気もするが、自分で考えずに周囲に合わせる目的だけで新NISAをやろうとする人には良い本だと思う。結局、新NISAや投資に限らず、自分で調べて考えることが大事。老後資金2000万円の根拠とか、分散投資してもリスクは0にはならないとか。
本書には無かったが、豊かな老後への戦略の一つとして、「健康の維持と促進」は特に重要だと私は思う。お金があっても、身体が病気や不自由だらけでは何の意味も無い。健全な精神は健康な身体宿るとも言う。不摂生を避けて運動することは誰にでもできるのだから、最後の資本である身体をちゃんと大事にしていきたい。