森永卓郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「お金の奴隷」にならないためには?
稼げば稼ぐほど重税が課されるため、課税対象外となるだけの収入であること。
都心ではなくトカイカナに住み、居住費を抑えること
大暴落が起きるから投資をやめて現金を持つこと
と言った考え方を勧める。上の生活を見ればキリがないですが、仮に多くの人が同様のことをした場合に、更に生活レベルを切り捨てる必要があること考えると、これで逃げ切れる自信がないと感じました。
病気になったり、老後の介護、医療費の問題など、人生で最も、必要な部分についての言及がないのが、残念に感じました。
以下は、納得な部分
ただ若いうちにガムシャラに働くという考え方は、歳をとって初めて感じる考 -
Posted by ブクログ
「株価は大暴落する」と断言する父に、「そんなことは誰にもわからない」と慎重な息子。「投資銀行はロクでもない」と暴露する父に「彼らも所詮は普通の会社員」と理解を示す息子。「田舎暮らしこそ天国」と薦める父に「地方に住むのは簡単ではない」と諫める息子。「ロクに働かない富裕層の存在は不公正」と指摘する父に「格差是正よりも全体を上げていくべき」と主張する息子。斬新な考えで人を惹きつける父に、良識を諭す息子。子は親のコピーではない。信念も芸風も違っていい。「ここは賛同、それは違う」。それぞれを評価し、楽しめばよい。
息子氏が原発再稼働に理解を示しているのは残念であり、腹立たしく感じた。父が諭している放射 -
Posted by ブクログ
死を賭して書いただけあって説得力があり
モリタクさんの人々の暮らしを良くしたい。という強い意志を感じます。
それにしても、日本国はなぜにここまで腐ってしまったのかと、読めば読むほど悲しくなります。
政治は一部の上級国民に操られ、政治家は自分の懐を肥やすことに明け暮れ、国民の生活にベクトルを向けようとはしない。
これが資本主義の最果ての地なのか。
仕事を頑張ればお金が稼げる。と言う時代は終わり、幸せな暮らしはお金があれば実現できるというものでは無くなった時代…。
そんな世の中でどう生きていけばいいか?という若い人に向けての指南書です。
とともに、私たち老人の余生に関しても豊かに生 -
Posted by ブクログ
神山氏と先日(2025/1下旬)にお亡くなりになった森永氏との対談本です。本の帯にあるように「森永卓郎氏の最期のメッセージ」となりました。昨年から現在に至るまで10冊以上の本を書かれていて、重複されている部分はありますが、それは彼が強調したかったことだと思い読みました。
この事実は、他の著者からは今後書かれることはなく風化していくとは思いますが、私の中では記憶に留めるべくこのようは形で残しておきたいと思いました。
以下は気になったポイントです。
・資本主義は15−17世紀にかけて欧州列強が世界各地の富を搾取した「大航海時代」にできた社会システムとする見方がある、資本家=国王や貴族が資本を