大森藤ノのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大森藤ノ著『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか14』は、シリーズ屈指の重厚さと緊張感を宿した一冊だった。極限の深層で仲間たちが命を賭して戦い抜く姿は、冒険譚の王道を超え、人間の精神力そのものを試す壮絶なドラマとなっている。ベルが危機の中で示す冷静さと成長、ヴェルフが鍛冶師として己の限界を打ち破る瞬間、そしてリューが過去と向き合いながら未来へと歩みを進める決意は、いずれも読者に深い余韻を残す。絶望が支配するダンジョンで輝く希望の火は、仲間を信じる心と不屈の意志にほかならない。圧倒的なページ数に込められた濃密な物語は、単なる戦闘の連続ではなく、登場人物たちが己を超え、絆を確かめ合う
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Posted by ブクログ
ネタバレ大森藤ノ著『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか13』は、シリーズの中でもひときわ緊迫感と重厚さを湛えた一冊である。深層に追い込まれたベルとリューの姿は、単なる冒険譚の枠を超え、極限における人間の脆さと強さを鮮烈に描き出している。リューの過去と罪を背負う苦悩は、彼女という人物を“疾風”という異名以上に生きた存在へと引き上げ、読者の心に鋭く迫る。一方で、仲間を想い、運命に抗おうとするカサンドラの覚悟は、希望の灯火として物語に力強さを与えた。
また、ジャガーノートという存在が象徴する“ダンジョンの免疫機構”は、この世界そのものの厳格な論理を体現し、人知を超えた深淵の恐ろしさを浮き彫 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズの原点に立ち返ったような一冊でした。仲間と共に深層へと挑む冒険譚は、危機と緊張の連続でありながら、ページをめくるたびに高揚感を呼び起こします。ベルの戦いには確かな成長が刻まれており、少年が勇者へと歩みを進めていく過程が誠実に描かれているのが印象的でした。また、リリルカが指揮官として仲間を導く姿は、彼女がこれまで積み重ねてきた努力と信頼の結晶のようで、物語に凛とした重みを添えています。仲間同士の絆や信念が鮮やかに描かれ、ただの冒険譚にとどまらない“人と人との物語”として心に残りました。前巻までの重苦しさを経て、本巻では清々しい余韻が残り、次なる物語への期待を自然と抱かせてくれる佳編でした
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Posted by ブクログ
ネタバレベルくん真っ直ぐで眩くて格好いいね!春姫はお姫様として英雄に救われ、コレから仲間として活躍していくのでしょう、めでたしめでたし。 というわけで今後春姫の強い所も見れると良いな。というかこの子シンプルにキャラデザの完成度が高すぎるんだよね。 そしてゴメン、ヒキガエルの色仕掛けにキレるオッタルとフレイヤとイシュタルの差は品性って部分笑う場面じゃないのに笑ってしまう。
そして地味にアイシャの詠唱で何となくベルくんのモチーフが分かってくるけど、ヘラクレスとイアソンの役割兼任とか正直楽に死ねないというか一生試練を乗り越え続ける事になるのでは?ベルくんお前