あらすじ
≪シリーズ累計発行部800万部突破!!≫
理知を備えるモンスター『異端児(ゼノス)』との邂逅も束の間、ベルはウィーネと引き離されてしまう。
懊悩の日々に埋もれるベルだったが、ウィーネにも魔の手が迫ろうとしていた。そして、
「武装したモンスターの大移動を確認! ギルドは討伐任務を発令します!!」
暴走する『異端児(ゼノス)』によって賽は投げられた。
引き鉄となったのは暴悪な狩猟者(ハンター)達、代償は都市の全派閥を巻き込む動乱。
激動のオラリオで少年は決断を迫られる。
憧憬と怪物、現実と理想、英雄と罪人。
人類とモンスターの狭間で、ベルは──
「君は、本当に愚かだな……」
これは少年が歩み、女神が記す、
──【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
「出会い」に憧れるヘタレ駆け出し冒険者のベル君と、
ベル君と相思相愛の仲になることを夢見る、ダメ主神ヘスティア様。
この二人で構成されたダメファミリアと、
個性溢れる迷宮都市オラリオの住人たちが織りなすドタバタラブコメディ。
かと思いきや。
丁寧に丁寧に描かれた王道ジュブナイルファンタジーであります。
神々や他ファミリアの策略に翻弄されながら、
挫折し、もがき、冒険者として成長するベル君の姿は爽やかで小気味良く、
緊迫した戦闘シーンは手に汗握り、
酒場の店員達の優しさや、ヘスティアとの絆にはホロリときます。
1巻から全開のハーレム要素、ちらちらと見え隠れする俺TUEEEE要素も抜かり無く。
侮れぬ筆力で描かれた正統派ファンタジーに、お約束もきっちり盛りこまれた傑作です!
感情タグBEST3
匿名
偽善者か、はたまた英雄か。読むのが苦しくなるような辛い展開の連続でしたが、この巻がベルにとってのターニングポイントになると思います。これからも頑張れ、ベル
アニメへの期待を込めて
ついにベルくんが「英雄」への第一歩を踏み出した記念すべき回だったと思う。
ただ出会いを求めて一生懸命だった駆け出しではなく、強さを求めた結果、全てを守る存在へと高みを目指す。
少年から大人へと登り始めた回と言ってもいい。
10巻読みました。
異端児たちのため、ウィーネのために今まで積み上げてきた人たちからの信頼を捨てて立ち回ったベルは最高にかっこいい主人公だと思います。
愚者こそ英雄になれる。そうかもしれません。
最高の一言
ベルが本っ当にかっこいい巻。
それだけ。
鳥肌と涙がセットでこの値段。
買うしかないよマジで。
ダンまち9巻まで読んで疲れちゃっと
思ったそこの君。
ほんとに読んで欲しい。
是非、感動と憧れをその手に取っていただきたい。
Posted by ブクログ
下巻ということで、上巻の内容を思い出しつつでしたが、面白くて一気に読めました!
人間とモンスターとベルクラネルのあいだのストーリーで、後味悪い感じになりつつ、次に希望を持てる伏線が張られたので、また次作も楽しみに待ってます。
匿名
英雄から一転……
理知を持ったモンスター、異端児(ゼノス)たちにウィーネを預け、地上に帰還したベルたち。
しかし、イケロス・ファミリアの手によりウィーネたちが捕らわれてしまい……
面白かったけど、重い!
ベルは英雄から一転、白眼視される様になってしまった……
こういう展開は苦手なんだよね……
Posted by ブクログ
対イケロス・ファミリア後編。団長のディックス・ペルディクスはある有名人の子孫で血の呪縛に囚われている。彼らはモンスターを貴族に密輸し生計をたてる。そこでターゲットになったのが『異端児(ゼノス)』と呼ばれる理知を備えたモンスター達。途中までアニメで見ていたけど後半は全くの未知でハラハラしっぱなしだった。最後は「おいっ!?」ってなる展開だったが、フェルズが800年越しにやってくれました。エイナさんにもありがとうと伝えたいw。ただベルの立場が今後どうなってしまうのか、まだまだ続きが気になる展開で今後も楽しみ。
ダンジョンに出会いを求める
本格的ファンタジーこういうジャンルが好きな人なら買ってそんはないレベルやステータスなどゲーム的要素を上手く表現してすごく面白い
Posted by ブクログ
竜女ウィーネとゼノス達を巡る前後巻の後編。
とにかく全編通してシリアス展開で、正直読むのがしんどかった。
しかも最後までその重さは解消されないのがなんとも苦しい。
今までのような解放感に浸れるのはいつの日だろうか。
前巻でも思ったけど、この展開は結構微妙なところに来ていると思う。
もしくは難しいところに足を踏み入れた感がある。
知性を持つモンスターの登場はこれまでのようにモンスターイコール悪として冒険者が倒していく爽快感を減じさせてしまう。
そのモンスターは本当に悪なのか?という疑問を常に抱えることになってしまう。
だから、単純にベル達が強いモンスターを倒して成長していく展開には最早戻れないだろう。
もっと明確な悪や悪行がこれからは必要になってくる。
それは確かに物語に深みを与えるだろうけれど、一歩間違えれば、これまでの爽快感、面白さを損なう危険性がある。
……と、ここまで考えてきて、そういえばこれまでもベル達の戦ってきたのはモンスターよりもむしろ別の悪の方が多かったなと思い出した。
じゃあ、大丈夫か(笑)
とはいえ、この後の展開が少し心配でとても気になる。
Posted by ブクログ
前巻に引き続いて理知を備えるモンスター・ゼノス達とベルの邂逅が語られる第10弾。今回は前回と異なりベル以外のファミリアメンバーの出番が少なく、代わりにゼノスの側に焦点があてられていたような印象。
あと、全編にわたってフェルズ回でしたね。骨のおっさんがカッコイイのは最近の流行なのですかと。
とにかくラストの展開から目が離せませんでした。ご都合主義とか予定調和とか、それらを超越した終わり方でしたねぇ。だがそれがいい。
最悪の展開には至らなかったとはいえ、ベルの今後は茨の道どころじゃないでしょう。下手するとオラリオにいられなくなるかもですが。そこのところをフォローしてくれるのは、アイズではなくやっぱり神ヘスティア様なんじゃないですかね。今回、出番ほとんどなかったことですし。
Posted by ブクログ
この巻は辛すぎる展開が続き、最後は居たたまれないことに。猪突猛進で一直線なのがベル君のいいところだし、今回の展開でも彼にとってはこういう行動をとるしかないんだけど、読んでいて本当に居たたまれない。もう少しマイルドな話に抑える余地はなかったのか、と思わないでもない。
匿名
俺だけ?
正直な感想 騙された感がハンパない! 最初は 単純に憧れに向かって一生懸命な主人公で 人気を集めて
予想外に 金になると業界の悪い癖で外伝だなんだで 副収入稼ぎ
挙句 話を広げ過ぎて ネタに 詰まったのか 最初からかは 知らないが ダンジョンのモンスターにも 心が有るときた。
そして それに葛藤する主人公・・・
本当 萎えるっすよ〜 頭空っぽで 愉快痛快な話を読みたくて この作品を読んでいたのに何だこの路線変更は!