大野裕のレビュー一覧
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ネタバレドジっ子のCAが凹んでは回復するお話の中で、心を前向きにする手法を解説している。スチュワーデス物語っぽい漫画。ただし教官が優しいお姉さんで、認知行動療法にやたら詳しい。
落ち込んだり、悩んだりした時に役に立つ。
ただ重度のうつ病に即効的に効く本ではない。
下記のような点は役に立つかも。
・誘いは断ってもいい、必ずしも相手はそれを気にしない
・気分を天気のように表して残しておくと、自分を分析するのに役に立つ
・自分の認知の癖を知る(認知再構成法=コラム法)
3つ目は以下のようなコラムを書き続けると、自分の思考の癖が見えてくるらしい。
1 状況
2 気分(分析前、何%か)
3 自動思考(浮か -
Posted by ブクログ
うつについて,症状から治療方法までを平易に概説.うつ状態からうつ病まで連続的なものであること,原因を追求するよりも目下の問題解決に目を向けるほうが有意,脳内の伝達物質のバランスが変化した状態が要因,環境の変化などで強いストレスを感じた時に精神的な態勢を立て直すための適応的な意味をもつなどの記述に共感.心の「風邪」といってすぐ治ると軽視するのは禁物.寛解状態になってからも1年くらいは薬物治療を継続すべきであるし,かつ再発性が高いと注意を促している.治療に関して,心理的方法として3C(Congnition,Contorol,Comunication)が大事と簡潔にまとめられるとともに,薬物療法の概
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Posted by ブクログ
一回目はざ~と読んでしまったので結局頭に何も残らないで唖然とした。けど指導者にもいろいろあるから全部を参考にしようとしたら芯のないリーダーになる。自分に合うタイプのリーダーはどれかな・・自分ができそうなリーダーのタイプはどれかな・・っていう視点で読んでみた。
そうしたら体育会系は苦手だけど、ほかの三人のはところどころ参考になった。
・完成度を重視せず60%の先が見えたら実行に移して実行しながら軌道修正する
・上司が頑張りすぎない
・いつもと違う状態に気づく
・なぜよりなに
・部下のタイプ(コントローラー・プロモーター・アナライザー・サポーター)に合わせて強みを見つける -
Posted by ブクログ
認知療法の入門編、みたいなもんでしょうか。
この本を読んだからこころが晴れるってわけでは決して無い。誰でもチャレンジ出来そうな切り口で、自分の考え方のクセを自覚して、コントロールしようっていうトレーニングを積むことが出来るみたい。
例題の後にはありがちだけども、読者がトレーニング用に書き込みができるようにノート欄が設けられている。
シンドくって最近なぁ~んにもする気が起きないんだよね。って人から、ちょっと精神的に追い詰められちゃってる人には是非読んでみてもらったら良いんじゃないだろうか。
勿論、効果の程は定かでないが。
それに、特に精神的にシンドいなんて事は無い、って人でも読む意味は -
Posted by ブクログ
まず、非常に分かりやすくまとまっている点が好印象。臨床経験のある著者の言葉は、誰が読んでも分かりやすいように平易な言葉でコンパクトにまとめられ、それだけに説得力もある。
「うつは心の風邪のようなもの」という標語が普及する中、病気としての「うつ」の深刻さが薄れつつあることに警告を発し、同時に繰り返し訴えられる「適切な治療を施しさえすれば必ず治る」との一言が頼もしい。精神医学的診断基準により「うつ」と規定される症状だけでなく、私たちが日々感じているような「ぼんやりとした不安感」「理由のない気分の落ち込み」といった身近な状態までもを対象に含め、今からすぐにでも参考にできる実用的なアドバイスや対処法が