あらすじ
「うつかもしれない」と思うすべての人のために――10万部突破の名著に、大幅な加筆修正をした待望のリニューアル!DSM-IVから、最新のDSM-5に修正、双極性障害をさらに詳しく解説する。家族が亡くなったり、大失恋をしたりすれば、気分が沈んで、何もする気が起こらなくなるのは特別なことではなく、誰もが経験すること。でもそれが1週間以上も続いて、食欲の減退や不眠も重なるようになったら「うつ病」かもしれない?いま「うつ」に苦しむ人が増え続けている。「うつ病」は「心の風邪」ともいわれるが、軽視すると、自殺などによる死に至る危険もあり、要注意と著者は警告する。ロングセラー『「うつ」を治す』に、DSM-5など最新情報を加え、薬もいま処方されているものに一新。「うつ」を知り、改善したい人、どう接したらよいか悩んでいる家族や同僚を優しくサポートする一冊。
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Posted by ブクログ
全てを読むのは体力が要るけど、自分が知りたい項目だけ読んでも分かる様になっているので読み易かった。精心的な事で悩んでいる人、周囲にそういう人がいて心配している人に読んで貰いたい一冊
Posted by ブクログ
産業医に勧められて大野先生の名前を知った。新書で読みやすく、うつの事を知りたい時に最適。「こころが晴れるノート」も購入したのでそちらは書きながら整理したいと思う。認知療法の先生なので、心理療法の7つのコラムが良かった。
Posted by ブクログ
うつの基礎的な知識を、当事者やその周囲の人々にもわかりやすいように書かれている。専門用語が少なく、あったとしても平易な説明が必ず付け加えられてあるので、ある程度の知的レベルのクライエントへの心理教育にも利用できるかも。
また、そのように一般レベルで読みやすいような内容となっているため、非常にあっさりしており、専門的に学びたい人にはやや物足りない印象。
繰り返し強調されていることは
・周囲の人々は、うつを有する人の表面的な問題行動に目が行きがちであるが、その裏にあるうつの存在に気づくことが重要
・精神疾患の薬は抵抗感がある人が多いが、薬はギプスのようなものだから併用した方が効果的なことが多い。そのためにはクライエントによる薬への理解を深めることも必要
といったことなど。
大野先生は認知療法寄りの認知行動療法を専門とされているが、当方行動療法寄りの認知行動療法を好む身としては、うつを有する人々の具体的な問題(回避行動の機能など)への言及がほとんどなく、切り込みが甘いように感じた。ただ、だからこそある意味でクライエントの「痛いところ」はあまりつつかないので、心理教育には向いてる書籍であると言えると思う。
Posted by ブクログ
この本に出逢うまでは、うつに関する事を正しく情報として学ぶことはありませんでした。
自分自身の病気うつの事を知ろうとしてこなかったのです。
そのことは、自分自身を知ろうとしてこなかったからかもしれません。
うつの基本的知識、心理的治療、薬物治療、社会的治療で学ぶことが出来ました。
特に、心理的治療の重要性と具体的な対処法、薬物の知識を知ることが出来て安心しました。
また自分が単なるうつだけだなく、躁状態になって双極性障害になっていたことにも気づきました。
気分グラフ法を使って躁状態、うつ状態になる前に
気づいて早めに対応出来るようにしていきたいです。
自分の今の状況をお医者さんに具体的に話してもっと医者に相談して、活用して行こうと思います。
今の経験や対処法を将来本に出来るようにイメージしていきたいと感じました。