大野裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日経新聞夕刊のコラムでも親しみを感じている、大野先生による新書。
入門書とはいえ、症状別の薬についても書かれていることから、通院している人も対象にしているのでしょう。
しかし、とても平易に書かれており、事実をきちんと伝えようという先生の意思が感じられて、好感が持てました。
最近、「事実」と「真実」ということについて考えることがありましたが、本書に書かれていた「現実の見え方は一人ひとり違う」ということにも、考えさせられました。
社会不安障害と病名がつかなくても、不安を感じやすい人や、不安を感じる人が回りにいる人は本当に多いと思います。
そういう点で、全ての人におすすめの新書だと思い、☆4つ。 -
Posted by ブクログ
「アンガーマネジメント」、「アサーション」と並んで、研修の中で出てきた概念の最後の一つ、「認知行動療法」について勉強するために読んだ一冊。先の二つについて勉強してくると、「自動思考」、「スキーマ」、「コラム法」などなど、見覚えのある概念も多く、すんなりと理解できた。
正直に言って、「アンガーマネジメント」や「アサーション」の話は、非常に胡散臭く読んだのだけれども、「認知行動療法」まで概念を遡ると、その問題意識から治療のプロセスまでよく分かる。
「認知行動療法」は、うつ病や統合失調症に対する薬物療法に代わる治療法として提案されたカウンセリングの手法らしい。この考え方が、うつから慢性的な怒りに応用されると、「アンガーマネジメント」になる。また、認知行動療法の治療フローは、「行動的技法」と「認知再構成法」という二つからなっていて、前者の具体的な方略の一つとして、「主張訓練」と訳されている「アサーション」がある。
こうやって見ると、三つの概念の関係性がよく分かり、非常に納得感があった。逆に言えば、こうした概念同士の関係をきちんと理解した上で、勉強をしていく必要性を強く感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ以前より、認知行動療法について気になっていて、1番読みやすい物をと思い、購入しました。
特に今辛い気持ちでは無い人でも、一度は読んでおくといざという時に何らかの形で役に立つかもしれないなと思いました。
逃避かやる気を出す行動かの違いについても、成る程と思いました。ネットサーフィンで元気になる人もいると思うから、人によって捉え方が違うかとは思います。
人間の一部の感情は危機回避の為に備わっていて、必要なものなんだなと分かりました。こういう根本的な事は結構大切で、例えば不安に感じる事自体について、責める必要はないなと思えるのが良いと思います。
また、落ち込んだ時に無理に自分を奮い立たせて何とかしようとするのは、意外と良くないのかと思いました。何とかして頑張る方向に向かせようと動いてしまいますが、エネルギー充電期間大切なんだなと思います。
コミュニケーションの部分で、他人との相互関係の図が納得でした。
自然とやってる事をきちんと文章で形にして貰えてるので、生活の中でふと思い出せるかもしれません。ただ、具体例がもっとあったらイメージしやすいなとも思いました。 -
Posted by ブクログ
精神科医YouTuberの樺沢先生が、動画で紹介していので読んでみました。
『認知療法は、マイナス思考をプラス思考に変えるのが目的ではない。問題解決に役立つような現実的で柔軟な考え方ができるようになるのが目的である』ということを知って勉強になりました。
認知療法を理解するには、
「自動思考」と「スキーマ(思いこみ)」
というのが、キーワードになるそうです。
自分の場合のスキーマを考えてみました。
何でも上手くできないといけない、
他人に迷惑をかけてはいけない、
人に弱みを見せてはいけない、
という3つのことが浮かんできました。
その思い込みから生じるネガティブな気持ちを、認知療法で少しでも軽減させたいなと思いました。
自分にとって、重要になる要素は「反証」であると思います。これは、思い込みを否定する根拠を集めることです。
認知療法を習得するには練習が必要であり、これはすなわち技術です。
これから、少しでも、反証を挙げて思い込みの濃度を薄めていきたいです。 -
Posted by ブクログ
仕事に対して「不安」を感じて、それを解消する手段のひとつになるかと思い手に取った。
1.危険を過大評価
2.自分の力を過小評価
3.周囲の力を過小評価
などは、そうだな、と納得する点であった。
「嫌われる勇気」などを読んでから、ありのままの自分を受け入れるようになってきたので、そんな自分でも「これでいいのだ!」と思っている。
不安に感じることが悪い訳では無い、本書でも書かれているが、不安を多く感じるひとは、慎重であり失敗がすくない。
一見悪い面だけみえるけど、良い一面もあるのだ、と。
得るものが多い本ではなかったけど、半分漫画であり、読みやすい本だったと思う。