大野裕のレビュー一覧
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メンタルクリニックの先生に勧められて読みました。実際は同じ著者の別の本を勧められたのですが、こちらの方がすぐ手に入ったので購入。
自動思考、否定的認知の三特徴(自分を責める、みんなから嫌われてると思う、将来に対して悲観的)は、うつ病特有の考え方なのだと認識できたのが良かったです。
またコラム法も役に立ちそうだと思いました。本に書いてあるほど細かくできなくても、少し立ち止まって振り返ってみるくらいなら出来そうだし、効果もありそうです。
すごく目新しいことが書いてあるわけではないけれど、うつ気味のときに読むと心が落ち着くので、手元に残しておきたいです。 -
Posted by ブクログ
認知行動療法では、第一人者である大野裕先生の監修の漫画でわかる認知行動療法。ざっと外観をつかむためには、マンガのストーリーを追って、文章の説明で概観をつかむというのもよいと思う。これを最初で、次の本に進めばよいと思う。
プロローグ うつかなと思ったら
ステップ1 ちょっと立ち止まる(心の変化に気づく)
ステップ2 問題を整理する(何が大切で、問題に気付く)
ステップ3 行動で気持ちを刺激する(行動療法)
ステップ4 考えを切り替える(認知再構成法コラム:7つのコラム)
ステップ5 問題解決力を高める(明確に、問題を分けて取り組み始める)
ステップ7 伝え方を工夫する(人間関係から自由に)
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Posted by ブクログ
自動思考に気づく
→辛い気持ちになった時や動揺した時
「その時にどのような考えが頭に浮かびましたか」「その時に何を考えたか」
と、問いかける。
スキーマ
→心のクセ
特徴的な認知の偏り
①思い込み、決めつけ
→いつも、必ずという言葉が入っている時はまず間違いです。
→そう考える根拠はどこにあるか、具体的な証拠を考えるようにする。
②白黒思考
→灰色に耐えられず割り切ろうとするのは比較的安易な考え方です。
→曖昧な部分があるのが現実社会だと受け入れる。白黒それぞれに点数をつけてみる。
③べき思考
→あれこれ思い悩むクセが強い。現実的には時と場合によって柔軟に対応しないといけない -
Posted by ブクログ
うつ急性期の頃、あせって購入した際は、数ページで断念。知識を取り入れることも難しかったです。
ですが、回復期に入り安定してきた頃、再び取り組んでみました。
専門用語を分かりやすく説明して下さり、ていねいにやさしく導いてくれるので安心しました。
7つのステップを通して、自分が落ち込んでしまっている出来事と向き合っていきます。
大事なのは
③自動思考
④自動思考を裏付ける根拠
⑤自動思考と矛盾する事実
だと思いました。
③では、自分の感情をしっかりと吐き出す。(日記のようなものです)
④と⑤からは日記を超えます。笑
③の感情と起こった事実を正確に照らし合わせ、自分の思い込みや無駄なネガ -
Posted by ブクログ
自分でてきる認知療法の本。
ひとつひとつ、段階的に整理しながら進められるので取っつきやすいしやりやすい。心理学とか認知療法とか知らなくても全然いけます。
認知療法は考え方を理解しワークシートなどを見つけても、自分の問題に即して取り組もうとした場合、「こういう場合はどう考えればいいんだ?!?!」などどうすればいいのかわからない点が発生し、なかなか難しいのではないかと思います。
しかしその点、この本は例が豊富で考えるためのヒントなども書かれているので、やりやすい。(自分でも軽くやったみたところ、やりやすかったです。)
ただ、軽い心配事については有効ですが、結構うつ状態が深刻な場合は進めるのが難しい