大野裕のレビュー一覧
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・ 「不安」はシャボン玉ニャ。そのうちなくなる
反すう状態のときには、いくら考えてもこころのエネルギーを消耗するだけで、前に進むことができません。
ぐるぐる思考になっていたら、「これは反芻だ」とつぶやく
・「不安」は現実以上に危険を大きく考えてしまっていることもある。失敗が怖くてとった行動のため、自らうまくいかなかったと考える状況を作り出し、自分を追い込んでしまう。
絶対・いつも、と言い切れることなどない!よいこと、よくないことをしっかり受け止め、その結果をどう生かすかを考える。
・外から内へのアプローチ。気持ちが楽になる行動は、やってみないとわからない。無駄かもしれないが、スモールステッ -
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Posted by ブクログ
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今私は鬱病ではないんだけど、いつなるか分からないし、自分の大事な人が鬱になるかもしれないから、ならないように予防しながら生きてるんだけど、この本は鬱病関連の本で一番良いと思った。10年以上前に書かれた本だけど。ちょっとググったら、皇后雅子様の長年の主治医らしい。
大野裕(おおの ゆたか)
精神科医。国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター顧問。一般社団法人 認知行動療法研修開発センター理事長。1950年、愛媛県生まれ。1978年、慶應義塾大学医学部卒業と同時に、同大学の精神神経学教室に入室。その後、コーネル大学医学部、ペンシルバニア大学医学部への留学を経 -
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鬱病を経験すると、色彩豊かな世界が灰色に見えます。
「休め」と言われても休み方もうまくわからなくて、美しい風景を見ても何も感じない、ご飯が美味しくない。自信もなく、達成感もうまく感じられず、今日を生きるだけで精一杯なのに明日のことなんて考えられなくて、次第に絶望が押し寄せるようにやってきます。
そんな自分を救えるのは、抗うつ薬でも周囲のだれかに寄りかかることでもなく、自分だけです。
そのためには、鬱病というフィルターを通して見ている世界、そして自分を知ることがたいせつで、この本には当事者の声がたくさん収録されています。
この本を読んでから、「この症状で苦しんでいる人は他にもいて、自分が悪 -
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Posted by ブクログ
作業療法士のコミュニケーション力を見て、会話の基礎となるものが認知行動療法にあるのではないかと興味を持ち、手にした本。
認知行動療法を学ぶにはお得すぎる程の情報量。論文の出所もしっかり記載されていて信頼できるし、簡易型認知行動療法ができる人を増やす目的で作られた本であるため、さらにホームページに必要な資料や動画があり具体的に勉強を進めやすい工夫もされている。
独学ではもちろん難しさはあるが、1度さらっと目を通した後にノートに書きこむなどして本を2、3回読み込む工夫をすれば非常に整理されていることに気づく。これを、臨床やプライベートでも活かせれば、より人に寄り添いやすく、事実を提示しな -
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うつ・不安が軽くなる、こころが晴れるメソッドとは?
第一人者による認知療法入門書が登場!
「うつ状態になると、私たちは、何事も悲観的に考えるようになり、本来の自分の力を発揮できなくなります。意識しないうちに、悲観的な自分の世界に入り込んでしまっています。認知療法では、そうした悲観的な自分の世界から少し顔を上げて、現実に目を向けながら新しい考え方ができるように手助けしていきます」──本書より
著者略歴
大野/裕1950年、愛媛県生まれ。1978年、慶応義塾大学医学部卒。85年から88年まで、コーネル大学、ペンシルベニア大学に留学。国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター長。日