あらすじ
ニャ~ンだ、こうすればココロがラクになるニャ!
モヤモヤ・クヨクヨ・イライラ…からスポン!と抜け出すヒント
多くの人が感じる日々のモヤモヤ・クヨクヨ・イライラから抜け出して
こころがラクになり元気になる方法を「認知行動療法」をとりいれて、わかりやすく解説する一冊。
認知行動療法とは、【「現実の受け取り方」や「ものの味方」=認知】に働きかけて、心のストレスを軽くしていく方法のこと。うつ病の治療法として開発され、その後、不安症などのほかの精神疾患でも効果が確認された、世界で最も多く使われている精神療法(心理療法)です。
最近では、慢性の痛みや耳鳴り、目まいなど身体の慢性的な不調に伴う心理的ストレスを軽くするためにも使われるようになりました。さらには、心身の不調を強く感じるほどではなくても、生きづらさを感じている人が自分らしく生きていくために、地域や企業でも使われるようになっています。
本書では、その認知行動療法を応用して、生きづらさを感じている人がラクになり前向きになる方法を、認知行動療法の第一人者、精神科医・大野裕先生が解説。さらに、人気漫画家のねこまきさんの漫画でわかりやすく紹介する一冊です。
※カバー画像が異なる場合があります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・ 「不安」はシャボン玉ニャ。そのうちなくなる
反すう状態のときには、いくら考えてもこころのエネルギーを消耗するだけで、前に進むことができません。
ぐるぐる思考になっていたら、「これは反芻だ」とつぶやく
・「不安」は現実以上に危険を大きく考えてしまっていることもある。失敗が怖くてとった行動のため、自らうまくいかなかったと考える状況を作り出し、自分を追い込んでしまう。
絶対・いつも、と言い切れることなどない!よいこと、よくないことをしっかり受け止め、その結果をどう生かすかを考える。
・外から内へのアプローチ。気持ちが楽になる行動は、やってみないとわからない。無駄かもしれないが、スモールステップで何でもやってみる。映画見る。草むしりする。
・危険を過小評価するということではなく、かといって過大評価して恐れすぎることもない。的確に判断をすることが、こうしたときは必要。現実に足を踏み入れて問題にとり組むときには、簡単なことから段階的に実施
・こまったときには誰かに話す。人がいちばん幸せを感じるのは、人のためになにかができたときなので、相手もハッピーになる。
Posted by ブクログ
かわいい!だけじゃない本
にゃんこちゃんの表紙で興味を引かせて、ごく親切に語りかけるように本文が綴られている。細かくタイトル分けされていて読みやすく、心の疲弊した私には助かった。こういう自己啓発本じみた本はお説教ぽくなりがちで、特にストレスを抱えている人には耳障りに聞こえそうなところを挿絵のにゃんこちゃんが可愛くなだめてくれる。
自分自身について勉強中の人も、対人関係で悩んでいる人にも勧めたい一冊。
Posted by ブクログ
ねこまきさんの絵に癒されながら、認知行動療法に大事な3Cを中心に構成されていて読みやすい。
3つのCとは、コグニション(認知).コントロール感覚、コネクションとコミュニケーションということで、
認知とコントロール感覚の話は役に立った。外から内に働きかけることの大切さ(楽しくなくても口角を上げるなど)で行動活性化するとネガティブ感情にも効果的なこと、1日の活動量は決まっているから楽しいことと好きなこと増やせばよくない行動が減る、と言う点だ。
Posted by ブクログ
以前より、認知行動療法について気になっていて、1番読みやすい物をと思い、購入しました。
特に今辛い気持ちでは無い人でも、一度は読んでおくといざという時に何らかの形で役に立つかもしれないなと思いました。
逃避かやる気を出す行動かの違いについても、成る程と思いました。ネットサーフィンで元気になる人もいると思うから、人によって捉え方が違うかとは思います。
人間の一部の感情は危機回避の為に備わっていて、必要なものなんだなと分かりました。こういう根本的な事は結構大切で、例えば不安に感じる事自体について、責める必要はないなと思えるのが良いと思います。
また、落ち込んだ時に無理に自分を奮い立たせて何とかしようとするのは、意外と良くないのかと思いました。何とかして頑張る方向に向かせようと動いてしまいますが、エネルギー充電期間大切なんだなと思います。
コミュニケーションの部分で、他人との相互関係の図が納得でした。
自然とやってる事をきちんと文章で形にして貰えてるので、生活の中でふと思い出せるかもしれません。ただ、具体例がもっとあったらイメージしやすいなとも思いました。
Posted by ブクログ
表紙に書かれているようなかわいい猫のマンガで読めるのかと思っていたのに、大間違いでした……
内容の良し悪しは「なるほど、こういうものなのか」として、問いませんが、この書き方では「マンガ」とは言えないと思います。
基本的に活字で、これを読まないと内容は全く分かりません。
ネコは挿絵のようにちょっと書かれているだけです。まとめのようなイメージで書いているのかもしれませんが、残念ながらこれだけでマンガとは…
普段から活字も普通に読みますが、ちょっと疲れていたのでマンガでサクッと理解できるなんてありがたいと期待していました。