岡嶋二人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
先ずは今の時代に岡嶋二人の"新刊"が読めるとは思わなかった!いや~、この人たちの作品はほとんど制覇してるだけに本屋で手にしただけで感慨深いものがあったし、実際に読んで久し振りに味わう岡嶋二人テイストの世界観がとにかく懐かしい!!
以前刊行されていた「記録された殺人」も既読ではあるものの、それこそ何年も前なので記憶にもあまり残ってなかったから、初見のような感覚で単純にこの軽やかな作風を楽しめました。
岡嶋二人テイストも然ることながら、まだまだケータイもPCも普及していなかった時代を振り返ることがでる作品だ。。この時代だったからこそのトリックやアリバイ工作など、古臭さは否めな -
Posted by ブクログ
売れっ子歌手が収録中の楽屋から誘拐される→身代金も見事奪われ完全犯罪かと思われるが→刑事の勘から狂言誘拐を探り→実は成功に嫉妬したライバルプロダクションの狂言でしたっておち。
白昼堂々とやれば、逆に誰も疑わないっていうのは、もはや小説界の定説になってきましたね、伊良部医学博士といい。
身代金の受け渡しもなかなか実行できそうな感じだし、全体的に地に足が付いた雰囲気のある話でした。
ただ物語が淡々と語られて、人間味がないので切迫感はなかったです。
淡々と語って感動を呼ぶほどすごいトリックもなかったし・・・
ボ~って読んだのがいけなかったのかな?