オールタイムベスト・マンガ編(1/18)
マンガは好きだと公言しているのだが、自分がどれくらいマンガを読んでいるのか数えたことはなかったため、今回別のサイト(コミックログ)で数え上げてみた。
読破した作品に限って言えば110作品、蔵書数にしたら1700冊を超えていた。ほとんど電子書籍だし、多くは家族管理なので全部が全部私のものではないのだが、かなりの金額を溶かしてそうで寒気がした。
これがどれくらいの量なのか。マンガ好きと名乗るには少ないかもしれないが、その中でも私が強く影響を受けたマンガ全18作について記載していこうと思う。
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一作目は『ワールドトリガー』。既刊29巻。
ファンの間では”遅効性SF“の通称で親しまれているSFアクション。おそらく私が今現在最も面白いと思っているのはこの作品だ。
異世界から現れる侵略者「近界民(ネイバー)」に対抗するため、界境防衛機関「ボーダー」が戦う世界。ある日、平凡な中学生・三雲修の前に、謎の少年・空閑遊真が現れたことをきっかけに、物語は大きく動き出す。仲間との出会いや数々の戦いを通して、それぞれが成長しながら“異世界への遠征”という大きな目標へと歩みを進めていく。
本作最大の魅力は、ジャンプ連載作品でありながら派手な主人公補正に頼らない、緻密な戦略戦とチーム戦。アクション漫画としても異質で、思考と読み、そして発想力でバトルを進めていく唯一無二の世界観として大成している。個々の能力だけでなく、情報戦や連携、地形の活用まで勝敗を左右し、「どう戦うか」が最後まで読めない面白さがある。
各キャラの作り込みが尋常ではなく、150人を超える人物が登場しながらも、それぞれがそれぞれの魅力があり、このマンガを差し置いて”全員が主人公”と呼べるマンガは存在しない。群像劇としてキャラが立っているのでもちろん「誰が誰だかわからなくなる」なんてことはまずあり得ない。
その作り込み故に、能力のインフレを起こさずとも話が進むほど面白さが増していく。物語が進むほど各キャラの深みが増していくので、そんな特性から「ワールドトリガーは初登場時がキャラの底値」なんてことがよく言われる。
”トリガー”と呼ばれる武器を用いて”トリオン体”という戦闘体を生成し、並外れた身体能力と特殊能力で戦うという特性上、各キャラの純粋な身体能力や装備は統一されており、その中で自分の特性や向き不向きを理解し、どう立ち回るかが物語の鍵となる。
少年漫画でありがちな”年少者を戦いに出す”という負の側面を仮想体での代理戦闘という形に置き換えることで、”死”を軽く扱わない姿勢も好感度が持てるし、これのおかげでキャラの使い捨ても起こらない。
その特性上序盤は設定を除いて一山いくらのバトルマンガという印象が拭えなかったが、先に進めば進むほどおもしろさが加速していくので、初見の人や挫折した人は第6巻の”大規模侵攻”までたどり着いてほしい。