鈴木祐のレビュー一覧
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社会は、私を呪う…
そして私もわたし自身を呪っていたのかもしれない。物事が起きた時、きっとこうだ!だからだ!そーかそーか。と勝手に思い込み、誰かの(何かの)せいにして、気がついたら
「私は正しい、これしかない」みたいにして
自分で自分の視野を狭くしていた。他を知らないからだ、知る術を知らないからだ。考えることをしていないからだ。
物事を複雑に考える事は、とても大切な事だ。
1つのことがたくさん枝分かれし、一点集中にならないからだ。太陽光を一点に集めた虫眼鏡の先に紙があれば一点集中で燃える。それと同じ…変な例えかもしれないが、そんな気がしてくる。 -
Posted by ブクログ
「時間がなくて」「忙しくて」って口癖のように言ってしまいますが、言い訳でしかなくて、むしろ口に出すことで自分を追い詰めているのではと思う。結局は意識の持ち方、物事へのアプローチの取り方など、自分次第だと再認識させられるような内容。
◉効率重視での弊害。
①判断力を下げる。
②創造性を下げる。
短時間に複数のタスクを詰め込んで、大事なことに手をつけ忘れるなど。(大きな視点を失いやすい。)
良いアイデアを思いつきにくくなり、問題解決の能力が低下する。
創造的なアイデアには心と体のリラックスが必要不可欠。集中力を高めるなら創造性は諦めることになる。
◉未来は脳が「予期」したもの。過去は脳が「想起」したもの。人間が認識できるのは今の変化のみ。時間の概念をあとから当てはめただけ。時間術とは予期と想起を調整するしかない。
◉TODOリストがうまく機能する。
→心のモヤモヤを明文化することで、スッキリ感。
◉事務作業の47%、調整作業の41%は他人に任せても問題ない。
→実際そう思う。自分にしか出来ない仕事と思い込んで囲い込んで良いことはない。
◉ピータードラッカー:有能な者ほど自分の時間がどこに行くのかを探すことから始める。
◉セルフハンディキャップ:自分の能力が足りないことを知るのが嫌で、わざと時間を下手に使う。
→なんの仕事か分からんけど、いつも残業してる人。。おるな。
◉作業興奮:一旦取り掛かると、脳内にドーパミンが分泌されモチベーションが高まる。
◉想起がネガティブな人は1日にひとつでも小さな成功に思いをはせる。
◉ダニエルレビディン:何もかもが速すぎて多すぎては、些細なことと重要なことの区別が難しくなる。
◉認知の耐性:明確な答えをすぐ求めずに、あいまいさを放置できる能力。ない人は深い思考ができず、創造的なアイデアを出すのが苦手。
→いますね…根拠が明確にならないと動かないひと。少し苦手で、私とは合わない。
◉退屈が脳の感受性をアップレギュレート。あらゆる日常のなかに無常の甘露味を感じられる。減速は前向きなプロセス。
→ブレーキをあえて踏み込む時間の必要性を感じざるを得ない。
◉イベントタイム(効果を優先)とクロックタイム(効率を優先)。
→私のイベントタイムは読書。時間は決めていない。キリが良いところ、気持ちよくなるところまでって感じ。そんな時間を増やしていきたいが…。
◉時計の針に耳を傾けるべき時と、無視するべき時を意識する。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・多様な「苦しみ」の問題を個別のものとして取り扱うのではなく、まずはすべての苦しさに共通するポイントを深し当てる。それをもとに普遍的な対策を立て、あなたの精神機能を〝最高の状態〟に導くのが本書の目標です。
・私たちの脳は、ネガティブな事件ほど強く記憶するようにできているからです。
・大金を手にしても、住む場所を変えても、愛する人と結ばれても、その喜びは常にうたかたです。
・特に個人主義の文化が知られる国ほど孤独感が強かった
・ひとつだけ動物と人間には重要な違いがあります。それは、哺乳類は苦しみをこじらせない、という点です。
・あらゆる苦しみはランダムに発生し、いかなる知性でも予測は不可能でしょう。 これが〝一の矢〟です。
・最初の悩みがまた別の悩みを呼び込み、同じ悩みが脳内で反復される状態を、心理学では「反芻思考」と呼びます。
・反芻思考のダメージは計り知れず、複数のメタ分析で鬱病や不安障害との強い相関が出ているほか、反芻思考が多い人ほど心臓病や脳卒中にかかるリスクが高く、早期の死亡率が高まる傾向も報告されています
・前頭葉が起動するまでの時間は平均で 4 ~ 6秒で、そこから 10 ~ 15分も経てばアドレナリンやノルアドレナリンの影響力はほとんど消えてあなたの怒りは鎮まります。つまり、暴言を受けてから 6秒だけやりすごせれば、〝一の矢〟の痛みは過ぎ去るわけです。
・まず重要なのが、人間が抱くネガティブな感情はニーズが満たされないサインだという点です。そしてもうひとつ、人間が苦しみをこじらせるのは、私たちが目の前の世界だけを生きられないからでした。
・このように、私たちの苦しみが長引く場面には必ず自己が関わり、目の前に存在しない過去と未来の脳内イメージが、あなたを〝二の矢〟で貫いています。
・自己とは、あなたの内面に常駐する絶対的な感覚ではなく、あなたの感情を支配する上位の存在でもなく、特定の機能の集合体にすぎないというアイデアです。
❶自己は日常的に生成と消滅をくり返し、「わたし」がなくても問題ない状況が多く存在する
❷自己は人間が持つ多くの生存ツールのひとつであり、感情や思考といった他の機能と変わりはない
・現代の神経科学者や心理学者は、私たちが知覚する〝現実〟の大半は、脳が生んだ物語で構成された〝世界のシミュレーション〟だとみなしています。
・要するに、同じようなトラブルにも苦しむ人と苦しまない人がいるのは、あなたのメンタルが強いか弱いかの問題ではありません。脳内に作られた独自の〝ストーリライン〟が適応か否かの問題なのです。
・自己 =脳が作り出す物語から生まれ、「私は私である」との感覚を生む機能
・自意識 =物語から生まれた自己に注意を強く向けている状態
・アイデンティティ =自己をもとに「私はこういう人間だ」と規定した状態
・自我(エゴ) =物語が形成する自己の輪郭をもとに、自分と他人を明確に分けた状態
・一番の難関が、人類の脳が現実よりも〝物語〟を重んじるように設計されている点です。
・私たちの脳の構造は、網膜からインプットされる生の情報よりも、高次機能が作った〝物語〟を格段に重視する設計になっています。
・本章の話をまとめると、私たちが直面する問題は次の通りです。
❶〝物語〟は脳内で自動的に動き出し、私たちには制御できない
❷私たちは〝物語〟を唯一の現実だと思い込み、それに気づいていない
・食事・運動・睡眠の改善についてはあえて触れませんが、なにか特別な手法を使う必要はなく、厚生労働省や WHOなどが提唱する一般的な健康ガイドラインを守れば十分です。
・感情の言語化がうまい人たちは総じてセルフコントロールがうまく、アルコールやドラッグに依存しにくいうえに病気にもかかりにくいと報告しています( 7)。
・人類はつねにグループの中で生きてきたため、社会からの孤立には慢性的なストレスを感じ、逆に信頼できる他者さえいれば大きな安心感を覚えるように進化しました。
・"現在"は未来の不安と過去の失敗が存在しない安全地帯であり、目の前の世界から振り落とされなければそれ以上の災いは起きようがありません。
・精神をトレーニングするには、ただ自己を学ぶことが重要であり、他のことに手を出す必要はない。自己について学び続けさえすれば、やがて自己は消えていくものなのだと道元は言ったのです( 1)。
・「スキーマセラピー」では、〝悪法〟のパターンを 18種類に分類します。まずはざっと読み進めて、普段のあなたに当てはまりそうなものがないか考えてください
・私たちが抱く「苦しみ」は、抵抗すればするほど逆に威力を増す性質を持っているからです。
・私たちは計画した人生をあきらめる意志を持たねばならない
・降伏する人は「治療には効果が出ないこともある」と思っており、予想より痛みが改善しなくても動揺せず、自分を責めることもありません。「いまの痛みはこれぐらいのレベルだ」とただ現実を見つめ、その上で心に波風を立たせないまま別の対策を探し始めます。
・本書で言う〝降伏〟は、あなたが直面している現実を認め、それに正面から向き合うことを意味します。
・ネガティブな感情に負けて苦しみを深めるか、それとも不安と恐怖を受け入れてなすべきことをなすかは、あなたのコントロールにゆだねられています。
・彼らが怪我をした際に行うのは、「私はいま傷の痛みを感じている」という事実を受け入れ、あとはできる限りの治療をすることのみ。いくら自分の運命を呪ったところで問題解決の役には立たないため、現実の痛みには潔く降伏した上で、なすべきことだけを行うのです。
・DMNはあなたが何もしていないときに活動を始める神経回路で、内側前頭前野( MPFC)や前部帯状皮質( A CC)といった幅広いエリアから構成されます。
ぼんやりと空想をしているときや、風呂に入ってとりとめもない思考に身を任せているときなど、脳が意識的な活動を行わない状況で活動を始め、いろいろな情報をまとめて新たな発想を生むのに役立つネットワークです。
シャワー中に良いアイデアを思いつく人が多いのは、 DMNの働きが大きく関わっています。
・自分の思考や感情を観察するトレーニングを 8週間続けると、不安と抑鬱症状には 0・ 3、痛みには 0・ 33の効果量を持つ」
・「停止」と「観察」を実践するための方法として、主に以下の5つが紹介されています。
* **止想(しそう)**
もっとも手軽に「停止」のスキルを養うトレーニング。目の前で起きていることに意識を向け続けることで、思考をいったん止め、観察する状態をつくる。
* **語想(ごそう)**
同じ情報に何度も触れることで脳が慣れ、「もう処理する必要はない」と判断する**意味飽和**という現象を利用する方法。
* **観想(かんそう)**
物事をただ見るのではなく、意識的に観察することで、目の前の出来事や自分の状態への理解を深める方法。
* **慈経行(じきょうじん)**
原始仏教で使われてきた手法で、簡単に言えば**「歩きながら他人の幸せを願う訓練」**。日常の中で慈悲の意識を育てる。
* **畏経行(いきょうじん)**
日常の中で**超越性を探すトレーニング**。大自然に圧倒される、宇宙の大きさを想像する、名画に言葉を失う、といった「自分を超えたもの」に触れる感覚を意識する。
・解釈の難しい表現ばかりですが、いずれも無我に至ったあとで自分と世界をへだてる境界が消え、精神が拡大した感覚と強い幸福感を抱く点が共通しています。
・この世界における唯一の不変は「常にすべてが変化する」という事実のみ -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本は、転職におけるミスマッチを論理的・科学的な視点から防ぐための考え方が学べる一冊だった。
さまざまな状況に応じた思考法や、判断・意思決定をするためのフレームワークが網羅的に紹介されており、転職活動で何を基準に考えるべきかが整理できる内容だった。感覚や勢いではなく、客観的な根拠に基づいて判断するための指針として役立つと感じた。
自己啓発本のようにモチベーションを高める内容というよりは、統計やデータをもとに、自分に合った選択をするための考え方を学べる実践的な本だった。
今後、転職やキャリアについて迷ったときには、この本で紹介されているフレームワークに沿って考え、自分なりに納得できる意思決定をしていきたいと思う。 -
Posted by ブクログ
息子へ)
時間に対する向き合い方についてかかれた自己啓発本。父さんにとってはあまり学ぶべきところはなかったが、時間有効活用に対する切り口としてはおもしろいところもあったので、いくつかポイントを書き残しておこう。
まず、時間効率化術を否定。本書のユニークポイントだ。なぜなら、時間を効率にすればするほど、仕事が増えて時間をなくすからだ。
つまりは時間のとらえ方。フロー状態になれる何かに時間を使うが正しい時間のとらえ方。
時間に追われる。時間通りに追われるか不安。は、みんなが思うことだから、自分のとってポジティブになれて、不安にならないことに時間を使うべきということだ。
父さんにとっても常日頃意識している「フロー状態を目指せ!」なることが書かれてある。チクセントハイミの「フロー」を、まずは読んでみて欲しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本来の人間の習性は、抽象的、難しいなものより具体的、簡単なものを好み、刺激にすぐ反応する。エネルギーの浪費を防ぎ、危険にすぐに反応するため。
カフェインは、脳への作用が強い。起床から90分はコーヒーを飲まない。起床直後のコルチゾールが出る時間と併用しない。
地中海食を摂る=野菜、フルーツ、オリーブオイル、魚介類を食べる。
すぐに手に入りそうな報酬に手を出しやすい=難しすぎるとチャレンジしない、簡単だといつでも得られるのでやらない。
目標達成の方法=本能を騙す方法
目標達成の理由を確認する。具体的にイメージする。数字よりもイメージ。サブゴールを設ける。
達成した状態をイメージする。
目標達成を妨げるものの対処方法を決めておく。
儀式を行う。
反復は、フェイクニュースも信じ込ませる=反復をうまく使うことで、達成度が高まる。
最初は、簡単な作業から始める。5分で終わる業務から。
普段から小さな忍耐を繰り返す=忍耐強くなる。小さな不快はこころの筋トレ=辞めたくなったらあと5分だけ、頑張る。
儀式と組み合わせて、行動をスタッキングする。
最終的には、自己像を変える=私は先送りしない人間、集中力がある人、という自己イメージを作る。
自我消耗は、正しいくない。脳科学では脳のブドウ糖消費量はいつでも同じ程度。意志力が消耗した、と感じるのは、ネガティブな気分のせいで自分のコントロールが嫌になって優先順位を本能に従わせた結果。
感情が暴走しそうになったら、10分間我慢する。
やりたいことに没頭できる空間、環境をつくる。
BGMは、インストルメンタルで。壁をワークスペースに使う。
隠れ家で安全を得たい欲求と、見晴らしがいい空間を好む気持ちが共存する。
米軍式快眠エクササイズ=顔、方、腕、足をリリースする。思考をリリースする=考えない、静かな湖畔で青空をぼーっと見ている風景。 -
Posted by ブクログ
毎日しっかり寝ているはずなのに、なぜか心がスッキリしない。SNSでたくさんの人と繋がっているのに、ふと強い孤独感に襲われる。そんな「現代人特有の息苦しさ」の正体と解決策を、科学的なエビデンスに基づいて提示してくれるのが、鈴木祐さんの著書『最高の体調』です。
この本は、古代の狩猟採集民と現代人のライフスタイルの「ギャップ」に不調の原因を探るという面白いアプローチをとっています。今回は本書の中から、特に心に刺さった「心と人間関係を整える2つのテクニック」を要約してシェアします。
① 感情の波に飲まれない「自己観察(マインドフルネス)」
日々生じる「イライラ」や「不安」に対して、私たちはつい正面から向き合って消耗してしまいます。そこで本書が推奨するのが、ブッダの「悟り」へのロードマップにもある「自己観察」です。
やり方は、自分の内面をひたすら眺めること。「いま自分はイライラしているな」「頭がぼーっとしているな」と、自分の感情や思考をリアルタイムで客観視します。これを繰り返すうちに、「いかなる現象も刻一刻とうつろうフィクションに過ぎない」という感覚が生まれ、ネガティブな感情に巻き込まれなくなるそうです。古代の宗教的なアプローチが、現代の心理療法(マインドフルネス)として科学的にも認められている点に、人間の根本的なメカニズムの奥深さを感じます。
② 「この人は裏切らない」という同盟関係を作る「自己開示」
現代人が失いつつあるもう一つのものが、強固な人間関係です。誰かと本当の信頼関係(同盟関係)を築くために心理学で重視されているのが、「セルフディスクロージャー(自己開示)」というテクニック。
自分の悩みや秘密を打ち明けることで、「私はあなたを信頼していますよ」という強烈なシグナルを相手に送ることができます。とはいえ、いきなり重すぎる相談をして引かれるのも怖いですよね。
そこで役立つのが、社会心理学者ゲイリー・ウッド氏がまとめた「自己開示に効果的な10の話題」です。
・お金と健康に関する心配事
・自分が改善したいこと(体型や性格)
・自分の弱点やマイナス面
・恥ずかしかった体験 など……
こうした「少しの弱み」を適切なレベルで見せることが、相手の心の「友達ランキング」を上げるスイッチになるのです。
【まとめ・感想】
自分の内面を客観視して「不安」を手放し、適切な自己開示で他者との「孤独」を解消する。この2つは、情報過多で人間関係が希薄になりがちな現代において、最強の武器になると感じました。
「進むべき方向に迷ったときは、古代の人々がどんな暮らしをしていたかを想像してみる」
本書のこの言葉が胸に落ちました。まずは「いま、自分は焦っているな」と自分の感情を実況中継してみること。そして、身近な人に少しだけ「実は最近、こんなことで悩んでて…」と自己開示してみることから始めてみようと思います。心と体のコンディションを根本から見直したい人に、全力でおすすめしたい一冊です。