鈴木祐のレビュー一覧
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息子へ)
時間に対する向き合い方についてかかれた自己啓発本。父さんにとってはあまり学ぶべきところはなかったが、時間有効活用に対する切り口としてはおもしろいところもあったので、いくつかポイントを書き残しておこう。
まず、時間効率化術を否定。本書のユニークポイントだ。なぜなら、時間を効率にすればするほど、仕事が増えて時間をなくすからだ。
つまりは時間のとらえ方。フロー状態になれる何かに時間を使うが正しい時間のとらえ方。
時間に追われる。時間通りに追われるか不安。は、みんなが思うことだから、自分のとってポジティブになれて、不安にならないことに時間を使うべきということだ。
父さんにとっても常日頃意識している「フロー状態を目指せ!」なることが書かれてある。チクセントハイミの「フロー」を、まずは読んでみて欲しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本来の人間の習性は、抽象的、難しいなものより具体的、簡単なものを好み、刺激にすぐ反応する。エネルギーの浪費を防ぎ、危険にすぐに反応するため。
カフェインは、脳への作用が強い。起床から90分はコーヒーを飲まない。起床直後のコルチゾールが出る時間と併用しない。
地中海食を摂る=野菜、フルーツ、オリーブオイル、魚介類を食べる。
すぐに手に入りそうな報酬に手を出しやすい=難しすぎるとチャレンジしない、簡単だといつでも得られるのでやらない。
目標達成の方法=本能を騙す方法
目標達成の理由を確認する。具体的にイメージする。数字よりもイメージ。サブゴールを設ける。
達成した状態をイメージする。
目標達成を妨げるものの対処方法を決めておく。
儀式を行う。
反復は、フェイクニュースも信じ込ませる=反復をうまく使うことで、達成度が高まる。
最初は、簡単な作業から始める。5分で終わる業務から。
普段から小さな忍耐を繰り返す=忍耐強くなる。小さな不快はこころの筋トレ=辞めたくなったらあと5分だけ、頑張る。
儀式と組み合わせて、行動をスタッキングする。
最終的には、自己像を変える=私は先送りしない人間、集中力がある人、という自己イメージを作る。
自我消耗は、正しいくない。脳科学では脳のブドウ糖消費量はいつでも同じ程度。意志力が消耗した、と感じるのは、ネガティブな気分のせいで自分のコントロールが嫌になって優先順位を本能に従わせた結果。
感情が暴走しそうになったら、10分間我慢する。
やりたいことに没頭できる空間、環境をつくる。
BGMは、インストルメンタルで。壁をワークスペースに使う。
隠れ家で安全を得たい欲求と、見晴らしがいい空間を好む気持ちが共存する。
米軍式快眠エクササイズ=顔、方、腕、足をリリースする。思考をリリースする=考えない、静かな湖畔で青空をぼーっと見ている風景。 -
Posted by ブクログ
毎日しっかり寝ているはずなのに、なぜか心がスッキリしない。SNSでたくさんの人と繋がっているのに、ふと強い孤独感に襲われる。そんな「現代人特有の息苦しさ」の正体と解決策を、科学的なエビデンスに基づいて提示してくれるのが、鈴木祐さんの著書『最高の体調』です。
この本は、古代の狩猟採集民と現代人のライフスタイルの「ギャップ」に不調の原因を探るという面白いアプローチをとっています。今回は本書の中から、特に心に刺さった「心と人間関係を整える2つのテクニック」を要約してシェアします。
① 感情の波に飲まれない「自己観察(マインドフルネス)」
日々生じる「イライラ」や「不安」に対して、私たちはつい正面から向き合って消耗してしまいます。そこで本書が推奨するのが、ブッダの「悟り」へのロードマップにもある「自己観察」です。
やり方は、自分の内面をひたすら眺めること。「いま自分はイライラしているな」「頭がぼーっとしているな」と、自分の感情や思考をリアルタイムで客観視します。これを繰り返すうちに、「いかなる現象も刻一刻とうつろうフィクションに過ぎない」という感覚が生まれ、ネガティブな感情に巻き込まれなくなるそうです。古代の宗教的なアプローチが、現代の心理療法(マインドフルネス)として科学的にも認められている点に、人間の根本的なメカニズムの奥深さを感じます。
② 「この人は裏切らない」という同盟関係を作る「自己開示」
現代人が失いつつあるもう一つのものが、強固な人間関係です。誰かと本当の信頼関係(同盟関係)を築くために心理学で重視されているのが、「セルフディスクロージャー(自己開示)」というテクニック。
自分の悩みや秘密を打ち明けることで、「私はあなたを信頼していますよ」という強烈なシグナルを相手に送ることができます。とはいえ、いきなり重すぎる相談をして引かれるのも怖いですよね。
そこで役立つのが、社会心理学者ゲイリー・ウッド氏がまとめた「自己開示に効果的な10の話題」です。
・お金と健康に関する心配事
・自分が改善したいこと(体型や性格)
・自分の弱点やマイナス面
・恥ずかしかった体験 など……
こうした「少しの弱み」を適切なレベルで見せることが、相手の心の「友達ランキング」を上げるスイッチになるのです。
【まとめ・感想】
自分の内面を客観視して「不安」を手放し、適切な自己開示で他者との「孤独」を解消する。この2つは、情報過多で人間関係が希薄になりがちな現代において、最強の武器になると感じました。
「進むべき方向に迷ったときは、古代の人々がどんな暮らしをしていたかを想像してみる」
本書のこの言葉が胸に落ちました。まずは「いま、自分は焦っているな」と自分の感情を実況中継してみること。そして、身近な人に少しだけ「実は最近、こんなことで悩んでて…」と自己開示してみることから始めてみようと思います。心と体のコンディションを根本から見直したい人に、全力でおすすめしたい一冊です。 -
Posted by ブクログ
「ぼんやりした不安」ありませんか?
それ、死に至る病かも、、、
それなりに生活して仕事できてるけど、
これでいいんだろうか?
これからどうなるんだろうか?
そんな「ぼんやりした不安」。
正体がわからないからこそ、掴みどころがなくて解決策もわからず苦しい、、、そう感じませんか?
芥川龍之介ですら、この「ぼんやりとした不安」を理由に命を絶っている重病です。
彼曰く、
「君は新聞の三面記事などに生活難とか、病苦とか、或は又精神的苦痛とか、いろいろの自殺の動機を発見するであろう。
しかし僕の経験によれば、それは動機の全部ではない。のみならず大抵は動機に至る道程を示しているだけである。
少なくとも僕の場合は唯ぼんやりした不安である。何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安である」
>>>本書p56-6
このぼんやりした不安、放っておくとヤバいことになるのは明らか。近代トックプラスの感性と知性の持ち主でもそこから逃れられなかったわけなので。
「ぼんやりした不安」は死に至る病と言っても過言ではないでしょう。
本書は、そのぼんやりした不安の正体も教えてくれます。
結論から言うと、脳のエラーらしいです。
全然ロマンチックじゃないですが、、
なんでも、人類が進化してきた過程では、現代文明みたいに10年後や20年後の未来を考えることなんかなかった。食って寝て子供を産んで死ぬってルートが明確だったからです。
でも未来の選択肢が無数に分岐した現代では、未来を考えないといけなくなった
これが全ての原因です。
不安は、目の前の未知のものに対するアラームとして発達してきた感情。なのに、ずっと遠い未来=未知を考え続けることでアラームが鳴りっぱなしで、ついにはアラームが常態化。何が不安なのかわからない「ぼんやりした不安」に成り果てるってことなんですね。
じゃあ、ぼんやりした不安を「はっきりした安心感」に変えるにはどうすればいいか?
本書ではいろいろなハウツーが紹介されているので、各自が合うものを見つけて欲しいんですが、原理は同じです。
つまり「未来と今を近づけること」
面白いのが、いくら具体的な未来でもダメってことです。プール付きの一軒家で子供が3人とか、そう言う話ではないんです。
具体性よりも、心理的に近いか、今の自分と重なっているかが、自分と未来の近さを決めます。だから、価値観を明確にさせることがポイント。
個人的には、この価値観をはっきりさせる問いが本書でいちばんブッ刺さりました。
>>>
「もしすでに使いきれないほどの大金を手に入れ、理想の仕事につき、毎日が幸福感に満ち溢れていて、誰からも尊敬されていたとしたら、私はどのように行動するだろうか? 自分や他者との関わり方はどう変わるだろうか?」
すべてが満ち足りた状態でもなお行動せずにはいられない物事こそが、あなたの心の底に眠る本当の価値観なのです。
>>>本書p188
価値観をはっきりさせることで最高の体調が得られるなら、この常識はずれの科学的健康、やってみる価値はありそうです
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## 科学的な転職 読書記録
転職や職業選択を「バイアスを減らして客観的に考える」ための考え方を学べる本。
やりたい仕事や満足できる仕事は本当に存在するのか?、と悩んでいたタイミングだったので、思考整理にまあまあ役立った。
具体的なノウハウというよりは、
・どういう心もちで仕事を選ぶべきか
・どうすれば冷静に判断できるか
・新しい仕事の中でやりがいを作るにはどうするか
という視点の話が中心で、前向きに考えられる内容だった。
以下心に残ったことのメモ
### ■ 正しい職業選択(AWAKE)
・職業に対する幻想から覚める
・新しい仕事の可能性を広げる
・ストレス要因を減らす
・思い込みによる歪みに気づく
・やりがいは「投入したリソース量」に比例する
・視野狭窄になると本当に大事な仕事を見失う
### ■ 幸福度が高い仕事の要素
・自由:裁量があり自分のペースを決められる
・達成:前に進んでいる感覚がある
・焦点:モチベーションと一致している
・明確:評価やビジョンがはっきりしている
・多様:仕事内容に変化がある
・仲間:助けてくれる人がいる
・貢献:誰の役に立っているか見える
→ 仕事を選ぶ時は
「これがあるか」だけでなく
「これが無かったらどう感じるか」も考える
### ■ 自分の特性メモ
・攻撃型(効率重視・前進志向・ポジティブ)
・ただし準備不足で進めることがある
・成長や進歩を実感しやすい仕事が向いている
・似たタイプの人が多い環境は満足度が上がりやすい
満足度が高い仕事の共通点:
・他人に気を配れる
・新しい知見を提供できる
・社会に貢献できる
### ■ 冷静に判断する方法
・この選択をしたとき
→ 10分後
→ 10ヶ月後
→ 10年後
どう感じるか考える
・失敗した場合の未来も想像する(視野狭窄防止)
・三人称視点で分析ノートを書く
・友人の客観意見を聞く
### ■ やりがいを作る方法
・自分の仕事が社会の何に貢献しているかを考える
・価値観(何を達成したいか)を言語化する
・能力(何を発揮したいか)を整理する -
Posted by ブクログ
ネタバレあらかじめ一定の仮説を立てておかねば、そもそもどんなデータを集めればよいか分からない。そこで使えるのが進化論的なアプローチという、うったて。
スティーブ・ジョブズが
「顧客に聞いて製品をデザインするのは本当に難しい。人々は自分が何を欲しているか分かっていない」と言う通り、欲は本能に準じており無意識なのだと。
そして人類の最奥の本能のシステムは生殖と生存。これでは人の消費行動分析にはシンプルすぎるので、以下の8つに分けた。
①安らぐ②進める③決する④有する⑤属する⑥高める⑦伝える⑧物語る
それぞれの説明で共感した部分
②進める:昇給や昇進よりも、作業が少しでも進んでいる感覚がモチベーション上がる。
③決する:自分の力で物事を決められる感覚⇆子供の過保護でブレーキ
ユーザが自分で決められるスキームの台頭。
⑦伝える:自分の特性を周囲にアピールする。⑥高めるは、似ているが競争に勝つことを重視している。
⑧物語る:引用回数が多い論文ほど、ストーリーデリングの技術を持っている。評価される論文は感情に訴える内容が多い。
→ストーリーの力強さの証明。
これらの複数の本能に刺すことの重要性を説いている。
◉没入アプローチ
ターゲットになりきり、ジャーナリング
→マインドマップが描けるレベルまで。
ジャーナリング流行りなんですかね…よく目にします。考えることに億劫になりがちですが、その気持ちを断たないとだめなんでしょうね…
◉ひとつの強みのみでは、上位互換の競合に太刀打ちできない。
◉成功してるリーダーは問いのスキルが高い。美しい答えには美しい質問。
◉SEIQの七つの質問
①新たな視点で見ることは可能か?
(高いレベルにあげる、抽象レベルにさげる、逆にする、あえて悪くする)
②新しい方法で使うことは?
(転用できないか)
③機能する時間や場所を変えることは?
(数を増やす、減らす)
④何かと結びつけることは?
(コラボ、可視化)
⑤デザインや性能を変えることは?
⑥新しさを感じるものを加えられないか?
(ストーリー性)
⑦まったく違う価値を想像できないか?
(使用法、購入法、組み立て方を簡単化)
◉複数の本能を抽出するための具体策
①安らぐ
シンプル化、権威ディスプレイ(協力者)、伝統・実績重視
②進める
即時フィードバック、進捗トラッキング
③決する
カスタマイズ化
④有する
ユーザーコミュニケーション
⑤属する
社交コミュニティ、友達を誘おうボタン
⑥高める
採用率表示
⑦伝える
誇示メッセージ(あなたの重要なご意見を)
⑧物語
開発者ナラティブ(未来をどのように改善したいと考えているか)
本書は人類の行動の裏には複数の本能が存在することに着目、本能側からのアプローチでマーケティングすることを提案。
人類進化とのアナロジー思考でマーケティングなど諸活動を論じることに対して、私は腹落ち度が高いことが分かっているので本書への期待値が高かった。少しイメージとは違っていたのが正直なところ。
実践術が多く、読むのがしんどかった。手を動かさないと自分のものにはならない。使えるアプローチはあったので活用したい。