三宅香帆のレビュー一覧

  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

    Posted by ブクログ

    若手文芸評論家である著者による「働いていると本を読む気力がなくなる」原因と対策について述べた本。
    2024年刊行。

    著者は冒頭で「本が読めなくなったから働くのをやめた」という自己体験を述べ、「働いているだけで本が読めなくなるのはおかしくないですか?」と問いを投げかける。

    そしてこの問いに答えるため、本書ではまず明治以降の「労働と読書」の関係を整理していく。
    その上で終盤に、冒頭の問いに対して原因と解決策を展開するという構成になっている。

    明治維新後、文明国として成熟するために日本政府が国民に読書を推奨した。
    さらに、印刷技術の発展により本が手に入りやすくなり、「黙読」の文化が生まれた。同

    0
    2026年08月29日
  • 文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

    Posted by ブクログ

    文体に注目してみる行為は
    普段は意識していなかったので
    引き寄せられる文書にはそんな理由があったのか〜と面白かった。

    コピーライトなどとは違った視点で解説され
    語り口調で進んでいく文章なので、
    軽い感じでまるで作者と話しているかのように サクサクと読み進められた。

    0
    2026年05月23日
  • ニュー日本文学史

    Posted by ブクログ

    古典文学については中高の歴史の授業で、タイトルと著者を試験のために覚えた程度。
    実際の内容や著者の人生、背景については知らないことが多く、楽しく読めました。

    ・方丈記ってタワマン文学だったのか…
    ・徒然草のくだらなさ/オチのなさ、逆に令和で受け入れられそう
    ・和歌の流れと芭蕉の俳句の新しさ、井原西鶴との対比
    ・本居宣長が作った古典への読み方の態度

    本書で一貫して書かれているのは、文学においても、イノベーションはその時勢、伝統を捉えつつ新しい試みをする人達によって生み出されているということ。だからこそ晩年や没後に評価される人もいる。
    三宅さんは「怒られ」の歴史と書いているのも、ズバリその通り

    0
    2026年05月14日
  • ニュー日本文学史

    Posted by ブクログ

    「古典って、こんなにバッチバチの抵抗の記録だったとは!!」

    帯にあるとおり、日本文学史を楽しみながら学ぶ視点を教えてもらいました

    0
    2026年05月13日
  • ずっと幸せなら本なんて読まなかった 人生の悩み・苦しみに効く名作33

    Posted by ブクログ

    タイトルが秀逸で、惹かれてしまった。

    私自身も、考えごとや悩みがある時、本の中に答えを探してしまう。
    本を読めば、自分の気持ちを整理できたり、何か教えてくれる気がする。

    0
    2026年05月13日
  • 文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

    Posted by ブクログ

    文章の中身にまで今まで気にかけませんでしたが、様々な文章を詳細に分析するなかで、自分の視点や知識も広がる気がしました。
    文章オタクと言われる著者の解説についても、興味を持ちながら読み進めることができたと思います。

    0
    2026年05月09日
  • 副作用あります!? 人生おたすけ処方本

    Posted by ブクログ

    こんな時には、こんな本が効果的。と、医者が患者に薬を処方するように、読者に「本」を処方する。
    処方される本はどれも古今東西の名作ばかり。ちょっと牽強付会的だけど、そこも含めて著者の語り口はうまいねぇ。好きじゃないけど。
    処方については「ま、お遊びだよね」と流していたけど、『トーベ・ヤンソン短篇集』の処方を受けてみることにしたよ。

    0
    2026年05月09日
  • 名場面でわかる 刺さる小説の技術

    Posted by ブクログ

    勢いある書評家の、少し前に出てた読書論。相変わらずなるほど、とは思いながら、ふと頭を過ったのは、どこの文章に引っかかって、そこから何を考えたかってのは、表出してしまえばなんでも正解、ってこと。※個人の見解です、ってやつやね。著者の場合、筋道がしっかりしていて、当たり前だけど読みが深いから、各方面の賛同が得られやすい、ってことやね。

    0
    2026年05月08日
  • ずっと幸せなら本なんて読まなかった 人生の悩み・苦しみに効く名作33

    Posted by ブクログ

    悩みを抱えた時にわたしはX(twitter)につぶやいてしまったりひとに相談してしまうが、著者三宅さんは悩んだ時は本を手に取るらしい。そして、わたしならその悩みに直接効きそうなハウツー本や実用書を手にとってしまいそうだが、三宅さんはこの本の中では主に小説を勧めていて、なるほど、確かに小説はその本の中の人生からいろいろ教えてくれること、感じられることがあるのだなと思った。
    名著もたくさん紹介されていて、読みたくなった。

    0
    2026年05月04日
  • 文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

    Posted by ブクログ

    日本語表現にまつわるあれやこれやな技法の数々を、さまざまな文章の引用を交えて説明している。
    1テーマ4〜6ページほどなので非常に読みやすかったです。
    自分の書く文章にも活かせたらなと思いました。

    0
    2026年04月30日
  • ずっと幸せなら本なんて読まなかった 人生の悩み・苦しみに効く名作33

    Posted by ブクログ

    完全にタイトルに惹かれて読んだ本。〇〇なときに読む本、という形で著者の思いとともに33作の本を紹介してくれる。
    20代の著者が書いているので、紹介文は若くて楽しそうな雰囲気が全体的にあるが、紹介してくれる本は超有名どころ長編海外小説から日本の見開き漫画まで幅広く、何冊か読んでみたいと思う本が見つかった。

    また、新書版にするにあたって、書いた当時を振り返る数年後の著者のまえがきとあとがきが載っているが、黒歴史を突きつけられて悶える様がこれまた面白い。
    恥ずかしいけど、その当時の感性を大切にする、というのも共感が出来て、この部分も本書の見どころのひとつだと思う。

    0
    2026年04月24日
  • 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 自分の言葉でつくるオタク文章術

    Posted by ブクログ

    他人が面白いと思うのは
    共感できること、新しさがあること
    どちらかがあるとき

    イメージするだけなら誰でもできる、
    書き終えることが凄く難しく、
    それだけを目的にするべき

    クリシェ(ありきたりな言葉)を使わない
    最高!やばい!と言いたくなったら
    そう思った理由を深掘りして
    自分だけの言葉をつくる

    これらを本を読んで新しく学びました!

    0
    2026年04月14日
  • ずっと幸せなら本なんて読まなかった 人生の悩み・苦しみに効く名作33

    Posted by ブクログ

    本のタイトルだけみると、なんとなく悩み相談について書かれていそうだが、単純に本の紹介をしてくれるものだった。
    読書で救われる人にはおすすめできると思う、

    0
    2026年04月12日
  • 文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

    Posted by ブクログ

    読書するにあたって、以前から気になっていることがありました。
    それは、どうして、作家さんによってスラスラ読めたり、いまいちペースに乗れないことがあるのだろうという疑問。

    この本のタイトルを見たとき、何かヒントが得られるのではないかと思い、本作を読みました。

    数々の作家さんの文体について説明されているのですが、自分が好きな作家さんのところだけを読みました。

    答えの一つとして、
    言葉の「リズム」なのかもしれない。

    今後、本を読むとき、特に村上春樹さんや宮下奈都さんの作品を読む時は、文体を気にして読んでみようと思います。

    その文章が、なぜ読んでいて心地良いのか、自分なりに言語化できたら嬉し

    0
    2026年04月10日
  • 文芸オタクの私が教える バズる文章教室

    Posted by ブクログ

    アウトプットの参考書として購入したけど、インプットにも役立ちそうなので手元に置いておきたい。

    これは、例えていうならポケモン図鑑。
    ポケモンの特徴や技をみる感覚で、作家の文体や言葉選びを攻略できる。
    読者がクセだと思っているものって、実は得意技に近いのかもしれない。

    自分にとって難易度の高い作家の本も、この本が手元にあれば読めそうな気がしてきた。

    0
    2026年04月07日
  • ずっと幸せなら本なんて読まなかった 人生の悩み・苦しみに効く名作33

    Posted by ブクログ

    「〇〇な時に読む本」という切り口で古今東西の文芸作品を紹介する内容、つい最近読んだ同著者の本とそっくりだなと思ってそれでも最後まで読んだら、奥付に「この作品は『副作用あります!? 人生おたすけ処方本』に加筆修正したものです」とあった。調べてから読めばよかった。
    著者が文学、文章、言葉を愛してやまないのはとてもよく伝わってくる。だからこそおちゃらけた口調ではなく真摯に綴ってほしい。誰にでも読みやすいようにという意図もあるのだろうが、著者ほどの作文術と文学愛があれば誰でも読みやすい本に仕上げるのはわけないはずだ。

    0
    2026年04月01日
  • ずっと幸せなら本なんて読まなかった 人生の悩み・苦しみに効く名作33

    Posted by ブクログ

    小説を楽しめる人はいいな、と思いました。私はなぜだか小説に苦手意識があります。想像力がないからか、読解力がないからかもしれません。もし生まれ変わったら、小説を楽しめる人になりたい。挑戦して読んでいれば楽しめるようになるのだろうかな?

    0
    2026年03月13日
  • ずっと幸せなら本なんて読まなかった 人生の悩み・苦しみに効く名作33

    Posted by ブクログ

    本は寄り添い、もやもやとした悩みがあるときには何かしらの解決法を教えてくれる…だからこそ、人生に読書は不可欠だと著者は言う。
    本書は、対症療法編、予防編、変身編、滋養強壮編などにわけて小説、漫画、エッセイなど33作品を紹介している。
    本によっては感じ方が違うかもしれないが、読んだことのない本もたくさんあった。
    ますます積読が増えていくかも…。

    『愛すべき娘たち』よしながふみ
    『日出処の天子』山岸凉子
    この2作品は
    読もうと思っていたが、そのままである。

    著者とは年齢的にもかなりの差があるので、感じ方も違うのかもしれないが、どう感じるか…そう思うと別の興味がわいてくるので、手に取らないだろう

    0
    2026年03月08日
  • ずっと幸せなら本なんて読まなかった 人生の悩み・苦しみに効く名作33

    Posted by ブクログ

    気になっていたけれどあまりに長く読めていなかった本たち、これを機会に読んでみようかと重い腰を動かすきっかけになりそう?な本。本好きの人にオススメされると魅力的に感じる。
    トーベヤンソンの短編集も読みたくなった。子育て終盤に近づいていることに気づいて泣きそうになった。三宅さんは子育てしたことがないのになぜわかるんだろう…的確な言葉だった。

    0
    2026年02月18日
  • 言葉にできない想いは、どうしたら伝えられるだろう。──悩める大人に贈る万葉集

    Posted by ブクログ

    和歌を詠み合う風流について、現代的な表現や解釈で思い出させてくれた一冊。日常を見る目が繊細に、色鮮やかになるヒントを与えてくれる。

    0
    2026年02月14日