三宅香帆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
三宅さんの文章は軽いのに薄っぺらい感じがなくて、すっと頭に入ってくるので好き。ただ、本書は三宅さんがあらゆる人物の評論やエッセイ、小説などを拾い、どういうテクニックを使って文章を書いているのかを丁寧に情熱を持って書いており、正直ちょっと読んでて疲れた。使ってみたいと思わせる文章術と、いやいやそれはちょっと…な文章術それぞれ面白いんだけどな。
それはちょっと…と思ったのが、読点を多用する文章。目で追っていても一つひとつの単語で一旦止まってしまうので個人的には読むペースを妨げられていると感じてしまう。
あえて読点を多用することによってゆっくり読んでもらうことが狙いということだ。それは分かるし、何 -
Posted by ブクログ
書評である。
人は何を読み何を感じたか。このことに関して、興味があるかないかは人それぞれだと思うが、読書感想文コンクール等が未だに存在して多くの人に読まれていることから、人が本能的に気になることとなのかも知れない。
自分の娘ほど歳の離れた筆者が感じた世界観は、自分の手の届かないところにあるものに感じて新鮮であった。中には、筆者と年の差を超えて共感できる部分も多々あり、以前から気になっていた小川洋子の短編集を思わず買ってしまった。
筆者の若々しい表現に清々しい好感を感じるけれど、もう少し丁寧に言葉を選ぶことで、筆者の深い思いが多くの読者に伝わるのかなと思った。 -
Posted by ブクログ
そんな簡単にオールタイムベストの3冊なんて決めれるか!( ゚д゚ )クワッ!!
はい、著者曰く「小説要望書」らいしいです
こんな小説が読みたい!というのを「刺さる名場面」から解説していきます
なるほど〜
うん、なんか面白かった
なんか面白かったんだけどね
わいが思うにだよ
書評ってさ
読む前に読んで面白いのと、読んだ後に読んで面白いのと二通りあると思うんよね
「あ、なんか面白そう!」ってのと「なるほど〜、そんな風にも読めるのか」みたいなね
この場合書き手の意思なんて知ったこっちゃないです
あくまでわいがどう思うかです
当たり前だろが!
で、本作で言うとたぶん読んだ後に読んで面白い -
Posted by ブクログ
スマホは触れるけど読書ができない、分かる~
読書はそもそも最初から娯楽の位置付けにはなく、国による国民への啓蒙であったり、労働のためだったり、高度な教育機会を持てる貴族の特権であったりした。時代によって何が好んで読まれたか、誰が何の目的を持って読まれたか、読書という行動の意味は変化してきた。そして現代、何においても全力のコミットメントを求める資本主義社会において、読書への入り口は無数にあるものの、ノイズの混ざった知的文脈を得る行動にかける余力が残されていない全力社会に疑問を持つ。筆者の提言によって私の行動が変わるかも知れない。これもまた予想していなかった情報に触れられたことによる変化なので、や -
Posted by ブクログ
小説の名場面と聞くとミステリ系とか、どんでん返し系が好きな自分としては『十角館』のアレとか『新世界より』のアレとか、ド派手だったり衝撃的な場面が思い浮かびがちです。
一方でこの本で取り上げられる場面はさりげない場面が多いです。姉妹の朝食の場面とか、生徒が図書室に足を踏み入れる場面であるとか、自分だったらさらさらと読み逃してしまいそうな場面の数々。
著者の三宅さんはそんなさりげない部分に独自の視点を光を当てます。
文体もあると思うのだけど、取り上げる場面に対して偉そうに解説や講釈を加える、というよりかは「ほら、ここ、めっちゃすごくない!?」と、語らずにはいられない推しの魅力を、とにかく熱心 -
Posted by ブクログ
いや、面白いよ、コレ!
文章をこんな風に解説するのは、読んでいて面白い。
ただただ、感じたいだけの人には余計に思えるかもなぁ。
何だろうなぁ〜。
どんな世界にも解説とか考察みたいなのはあるじゃない?
ルフィの仲間力とか、そういう漫画を解説したものとか、関ジャムで音楽の解説をしたりとか。
そういうのを余分に思う人もいると思うのよ。そういう目線で見たくない。みたいな。
そういう人には向いてないかなぁ。
そういう目線で見始めて、単純に楽しめなくなったりすることもあると思う。
それは好みだと思うな。
僕自身は割と面白く読めたけれど、果たしてそれが、本当に解説された著者が考えてやったことかどうかはわか -
Posted by ブクログ
芥川龍之介というと、『蜘蛛の糸』や『羅生門』など、難しそうで苦手だった。しかし、(芥川龍之介ファンには怒られてしまいそうな表現ではあるが)女の子の気持ちになって自分の弱みを吐き出そうとした作品『女生徒』のような作品もあると知り、興味が湧いた。
また、『ひとめぼれしたときに読む本』で恋愛小説を勧めるのではなく、「彼、彼女に似合う素敵な人になろう!」と言うことで堅めの本を勧める著者のセンスがいいな、と思った。
「あとがき」で著者が書いているように、人間が苦しんだり悩んだりした結果生まれたのが本だとしたら(私自身は楽しいときに生まれるものもあると思うので、人の心が大きく動いたときに生まれるものだと -
購入済み
共感の押し売りが邪魔
「こういう経験、あなたにもありますよね?」としつこく何度も、私は一切経験したことがないことを「あるでしょ?」と言ってくるのが大変に邪魔臭かった。
何故こんなにも、他人の酷評を見たせいで好きなモノが色褪せた経験が誰にでもあると考えているのか甚だ疑問です。私にはありません。
自分の好きや嫌いは、誰がどう言おうが全く揺るぎませんし関係ありません。
私の存在を否定してくるのが腹立たしく、途中で読むのを止めてしまいました。