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日本人にとって推し活はもはや一時の熱狂ではない。現代の推しは、私たちに「ハレの日」を与えてくれる一方で、「ケの日常」もまたともにあることを教えてくれる。それは、この社会に広く浸透した一つの文化なのだ。では、私たちはそんな推しと、どのように持続可能な関係性を築いていけるだろうか。「推し活」文化の源流から令和の最前線までをひもとき、ポスト消費社会における「推しの構造」を鮮やかに読み解く。
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Posted by ブクログ
推しという存在は、ファンにとって子どもなのかもな。ファンは、推し(子ども)が一生懸命にひたむきな努力を重ねて、なにかを達成することに感動する。それは母性愛に近い。私に推しはいない(というかすぐに飽きるし、自分以上に熱狂している人を見ると冷める)けれど、ファンと推しの関係性や推しの歴史的な背景は十分理...続きを読む解できた。いつか自分に推しができたら、自分の感情を分析してみたい。
三宅香帆の新作 「日本人にとって推し活はもはや一時の熱狂ではない」 野球、観劇、アイドル、VTuber、アニメ、etc・・・ 日本社会の“熱狂のメカニズム”を歴史的文脈から解き明かし、SNS社会での持続可能な関係性を考察していきます。 読んでいて「そうか、一口に“推し”って言っても、これだけの切り口...続きを読むがあるのか・・」と気付かされます。 大変興味深く、面白く読みました。オススメです!
明治〜WW2〜バブル〜現在の3期間で、若者を応援する日本人の状況や心情について、書物や小説を引用しつつ書かれていて面白かった。 「4章はおまけ」とあるが、ここが最も著者の言いたいことに感じられた。 私も自身の感じたことや言葉選びといった、個性を大事にしたいと思った。
三宅さんの新書はDJ的であるという発見。あと終盤で「Dear WOMAN」をもってくるあたり、かなり俺。
昨今日本で推し活が盛んになっているが、実はそれ以前から推し活に該当する活動がなされていた。本書はその起源を遡り、近代化した日本と連動していることを明らかにする。また日本における共同性と結び付けることで推し活の弊害を挙げるが、それでも推し活の魅力を著者が語る。
アイドルや宝塚、ミッキーといった身近な存在を題材に、「推し」という現象をエンタメとしてだけでなく、歴史や社会学的な視点から深く分析していてとても興味深かった。また、作中で触れられる「ファンが推しに持つ母的目線(見守り・育てる感覚)」は日本独特の文化なのかと考えさせられ、推しとの「距離」についての話も...続きを読む印象的。推しとファンの関係はあくまで1:1であり、お互いにわざわざ口にしない事情がある。秘密を共有していないからこそ「相手の理想にはなれない」という指摘には納得した。 母性(共同体を広げていく性質)の暴走に関する指摘も含め、自分の”好き”との向き合い方を見直すきっかけにもなる。好きなもの・応援する人が同じ人たちとの共同体のつながりの良さを楽しみつつ、適切な距離感も保って行きたいと改めて思えた。
最近推しているコンテンツが多かったので、推しとはそもそも何なのか、自分は推しとどう向き合っていくのがいいのだろうかと思い拝読しました。 推しの歴史を学べることはもちろん、直近までのSNS社会や実際のアニメや小説などを用いながら推すという行為やスタンスに対する解像度がとても高まりました。 個人的に...続きを読むは自分が推しているものは勝手に現代は共同性を持ってしまうことがあるので、その良さを享受しつつ、適切に距離をとりながら自分として、推しに対する考えや好きを言語化して、コンパスにしながら推しと向き合いながら生きていこうと思えました。
第1章と第2章は自分が生きていない時代の話でもあり、また家族論的な観点からの話だったので、とても勉強になった。第3章、第4章はここ最近自分が考えていたことを言語化してくれた感じがして、読んでいてスッキリした。
推しという言葉の定義。なぜ推すのか。それを言語化した書籍ということで興味をもちながら読めました。過去にさかのぼり、人間の心理を説いていくという視点もおもしろかったです。最後のあとがきがまた異なる視点での話だと思いました。これまでの内容が散らばった印象を受けました。
「推し」という現代の文化について考察した一冊。まず「推し」の起源になるのは何かを歴史から紐解き(三宅香帆さんのよくやる丁寧に遡る構造だ)、結局「推し」と共に生きるということは?の解を出す。「推し」と共同体はどうしても相性は良いが、結局のところ自分という固有性があり、向き合うのは一対一で、自分がどう思...続きを読むうかが重要だとあり、個人的にも行き着くところはそこになるなと感じた。一過性の関係かもしれないが、それでも今この時好きになった「推し」を全力で感じて、毎日の生活が豊かになるのであれば素敵なことだ。
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推したちとどう生きるか(新潮新書)
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