長尾和宏のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
歩くことと認知症になりにくいことの関係は、「歩く疲労と、太陽光による睡眠ホルモンのリセットが、眠りに効く。質の良い眠りによりアミロイドβという脳のゴミが血流に排出される」という因果関係で、論旨は非常に分かり易いです。
ただ歩くのではつまらないので、たとえば計算しながら歩くことを著者は勧めていますが、それは私も以前からやっています。84-21というナンバーの車を見たら84と21を7で割って12:3だから、さらに3で割って4:1の比だな、と計算するとかです。
前半には認知症と糖尿病の関係についても書いてあり、歩くこととに加えて、糖尿病にならない食習慣が必要だとあらためて思いました。 -
Posted by ブクログ
読みやすさ★★★★★
学べる★★★★★
紹介したい★★★★★
一気読み★★★★★
読み返したい★★★★★
文句無しのオール5で良いかと思います。
医療者(何なら医療一家)の私でも知らない人間の最終章。1000人以上は看取った看護師の母でも体系立てては知らないと思われる、痛くない死に方。
往診と訪問診療の違い。
高齢者でお餅が喉に詰まったとき、あるいは、ケア施設で最期を迎えたとき、救急車を呼ぶということ。
覚悟なき惰性は全員を不幸にする。
人の死が「非」日常である今、もう少し真剣に身近に死に方について考えなければならない。
そして、長尾先生のような医師に人生の最期に出会えた患者さんは幸せ -
Posted by ブクログ
1056
長尾 和宏
昭和33(1958)年6月生まれ。香川県出身。趣味はゴルフと音楽。昭和59年東京医科大学卒業後、大阪大学第二内科に入局。昭和61年より 大阪大学病院第二内科勤務。平成3年より市立芦屋病院内科勤務。平成7年に、尼崎市に長尾クリニッックを開業、外来と在宅医療を両立。あえて「町医者」という言葉にこだわり、「町全体が私の病棟、自宅は世界最高の特別室」をモットーに、病院で1000人、在宅で1000人を看取ってきた。在宅医療のリーダー的存在、また、<日本尊厳死協会>副理事という立場から、高齢者の健康、終末期医療、尊厳死・平穏死について硬軟自在な論調で多くの提言を行っている。毎日綴る -
Posted by ブクログ
1056
睡眠薬使い続けると脳が萎縮するらしい。不眠症とかも見逃されやすい潜在的貧血(フェリチン値不足)が関係ありそうなんだよな。鉄剤で不眠も治ったって声も聞くし。
長尾 和宏
昭和33(1958)年6月生まれ。香川県出身。趣味はゴルフと音楽。昭和59年東京医科大学卒業後、大阪大学第二内科に入局。昭和61年より 大阪大学病院第二内科勤務。平成3年より市立芦屋病院内科勤務。平成7年に、尼崎市に長尾クリニッックを開業、外来と在宅医療を両立。あえて「町医者」という言葉にこだわり、「町全体が私の病棟、自宅は世界最高の特別室」をモットーに、病院で1000人、在宅で1000人を看取ってきた。在宅医療の -
Posted by ブクログ
長尾先生の本は今までも「平穏死」など読んでいるが、今回コロナに携わる町医者として日記というかたちで本にしている
こんな目が回るほどの忙しさのな中よく記録してあったものだ
「保健所」のあり方が長尾先生の患者さんを助けたいという気持ちがあるのにうまく機能しないもどかしさがヒシヒシと伝わってくる
先生が「今に自分が死ぬだろう」と決死の覚悟で在宅医療を続けているのが本当に頭が下がる
「ヤイヤイ言って」やっと受け入れてくれたという記載がかなりあって「ヤイヤイ」言わないと動かないのかなぁとモヤモヤする
ワクチン後の死亡がニュースにならないのはおかしいし人数も曖昧だし、そもそもワクチンによる死亡と -
Posted by ブクログ
〈本から〉
老化の原因
① 細胞の酸化
② 細胞の糖化
③ ホルモンの変化
歩行で若返るカギはホルモンバランスにあり!
若返りホルモン、長寿ホルモン、やる気ホルモン、幸せホルモンを増やし、
肥満ホルモン、ストレスホルモンを減らす最良の方法が歩くこと。
老化と寿命を左右する「テロメア」。すとで縮み、運動で伸びる。運命は後天的な努力で変えられる。
男性の染色体はふぞろい。しかもY染色体は年々短くなっている。生まれながらにして出来損ないの男性こそ、歩かないでどうする⁉︎。
3分さっさと歩いたら、3分ゆっくり。交互に繰り返すインターバル速歩で病気をはねのけ、健康寿命を伸ばそう。 -
購入済み
私も看護師
今の今迄、運痴で多忙な勤務を言い訳にしてきましたが!
ある日(これではいかん。体力なければコロナも抗がん剤も凌げない。ワタシの老後は無いと思わねば)と臨床経験から天啓を受け、通勤路を1時間かけて歩くことにしました。
どうせ三日坊主だろうと誰にも言わなかったのですが、既に3ヶ月経過、まだまだ痩せはしないものの早朝に汗をかいてお肌がきれいになり、何よりも自信がつきました。
なお夕張市の取り組みの記述も興味深く感じました。
しかし100年近く前の人ってもっと肉体労働して歩いてたと思うけど、早死だったと思いません?それは栄養不足と医療事情かな。如何せん時代を経た我々、どのように健康を維持増 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人間の尊厳は、食事、排泄、そして移動すること。①50代、60代は、歩行速度と歩幅をチェック ②70代は、「三歩歩いたら健康、五歩歩いたら幸せ」をモットーに ③80代は、「おしゃれして歩く」これです ④90歳以上は、バリアアリーノ、家の中を運動場に。※いつか「歩行」が「移動」に変わる日が来る。一つでも薬を減らして、たとえ1分でも歩くことを楽しもう! 長尾和宏「歩き方で人生が変わる」、2017.10発行。
著者の「歩行3部作」:「病気の9割は歩くだけで治る」「認知症は歩くだけで良くなる」「歩き方で人生が変わる」
「病気の9割は歩くだけで治る」「認知症は歩くだけで良くなる」、そして「歩き方で人 -
Posted by ブクログ
長尾和宏「コロナ禍の9割は情報災害」、2020.12発行。要約しますと: ①ステイホームで浮き彫りになった歩かない弊害 ②なんといっても自然免疫。自然免疫を高めるには、日々のウォーキングで免疫細胞の通り道である血液・リンパの流れをよくすること。食事は免疫細胞の7割が腸にあるので、食物繊維と味噌汁などの発酵食品を。適度なストレス(結構、難しい)③国の免疫力を上げるには、「三密」の回避と換気。そして、ワクチン・薬より自然免疫。(風邪のワクチンも変異が激しいノロウィルスのワクチンもない。新型コロナの場合も、本当に効果のあるワクチンをつくるのは難しく、できても副作用の問題がある)