長尾和宏のレビュー一覧

  • 痛くない死に方

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    今、正に身内が末期ガンで緩和ケア病棟に入院している。コロナ禍の中、首都圏に暮らす身内に会いに行く事さえ儘ならない。先の短い姉に私はこれから何をしてあげられるのだろうか。

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    2021年01月15日
  • 痛くない死に方

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    傾眠(呼びかけると目を開ける)・せん妄(死の壁、衰弱していく身体の中で、最後の生命力と、あの世へ向かうエネルギーが押したり引いたりとせめぎ合いをしているかのような状態)→意識レベル低下→下顎呼吸から呼吸停止へ
    譫妄への対処がカギ。

    平穏死は難しい>コロナで余計に。在宅療養支援診療所のみとり実績のあるかかりつけ医師を探す。>探そう。葬儀屋と話してみる。平穏死させてくれる施設を探す。転倒骨折寝たきりを予防。省エネモードの終末期老衰末期では脱水を恐れず点滴の決定に慎重に。緩和治療があることを認識しておく。救急車を呼ぶことは延命措置を選ぶこと、平穏死を選ばないことと認識する。

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    2021年01月02日
  • 痛くない死に方

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    今の日本で、老衰で自然に死ぬのが難しいなんて知らなかった。
    自分の大切な人、それから自分が死ぬときに知っておいた方が良いことがわかった。
    尊厳死・安楽死の違いもよくわかった。

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    2020年09月27日
  • 痛くない死に方

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    2020/07/29予約 1

    優しい語り口の先生で読みやすい。
    自分だったら、こんな先生に在宅介護をお願いしたい。
    大方は、身内を亡くしたときに知ってることが多かったが、これをそのまま実行できるかどうかは、担当医次第だと、その時も思った。
    それを見極めるのが難しい。

    わたし自身は難病持ちですが、この先生に診てもらいたいと思います。病気が特殊なので、そもそも相性うんぬんの前に、診てくれる医者がいないので。

    少し前の本ですが、基本的なところは変わらないので、読んでない方は是非ご一読おすすめいたします。

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    2020年08月12日
  • 痛い在宅医

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    ネタバレ

    在宅でうまくいかないと感じた事例と、その解説。すばらしい実在感。
    在宅で看取ることで、看取る側は猛烈に責任感を感じる。うまくいかないことはどうやってもあるとは、言えない。
    それでも在宅を勧めるためにこれが書かれることの強さを思う。

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    2019年10月24日
  • 病気の9割は歩くだけで治るPART2 体と心の病に効く最強の治療法

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    歩くことは全身の筋肉運動であり関節運動、ストレッチ体操にもなっている。階段昇降(スクワットの効果)、インターバル速歩、「靴」にお金を。座ってるときは、座りながらも身体を動かすことを意識。長尾和宏 著「病気の9割は歩くだけで治る!PART2」2018.12発行。歩かない人が病気になり、薬を飲めば飲むほど更に病気になる。(歩くことで病気が治ったら医者や製薬企業が困る)患者が薬漬け医療から脱却、歩行と食事の見直しを。

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    2019年08月02日
  • 「平穏死」 10の条件

    購入済み

    近い未來

    67歳です。今は元気ですが、死はそれほど遠い未来ではありません。延命処置はするなと毎年誕生日に文書で家族に渡しています。
    でも、自分がその状況に成ったとき意識が朦朧としていても、1日でも長く生きていたいと願うことはないのか。動物的な生存本能です。必死に生にしがみつく姿を想像してしまいます。平穏死は最高の逝きかたと今は考えますが、その時の自分の感情がどうなるか解りません。

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    2019年06月18日
  • 痛い在宅医

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    自分自身、痛くなりながら読みました。
    長尾先生、この本を書いて出すのに、とても勇気がいったのだろうなぁ。

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    2018年11月04日
  • 男の孤独死

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    たしかに、男性は女性とくらべて孤独死のリスクは高そう…。
    独居の方が、一人で家で最期を過ごすことは悪いこととは思わない。
    フォーマルであれ、インフォーマルであれ、つながりがあるなかであれば。
    本人が肯定的につながりが作れ、維持できると良いのだろうなぁ。

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    2018年11月04日
  • 痛くない死に方

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    訪問介護の仕事で終末期の方の介護もさせていただいておりますが、現場で常々思っていたことがたくさん書いてあって、ほんとうにそうだよなぁと何回も思ったことでした。

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    2018年08月04日
  • 痛くない死に方

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    傾眠(呼びかけると目を開ける)・せん妄(死の壁、衰弱していく身体の中で、最後の生命力と、あの世へ向かうエネルギーが押したり引いたりとせめぎ合いをしているかのような状態)→意識レベル低下→下顎呼吸から呼吸停止へ

    家で看取ろうと思っても、この「死の壁」を想定しておかないと、急に怖気ついてしまい、救急車を呼んでしまう人もいます。ですから私は、あらかじめ、理解してくださりそうなご家族には「そろそろ死の壁がやってくるでしょう」というお話をします。か「しかし慌てて救急車を呼ばないように。周りが思うほど、ご本人は痛くも苦しくもありません。聴覚は最期までしっかりしていることが多いので、あまり刺激するような内

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    2018年07月07日
  • 痛くない死に方

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    家族や両親が健康なうちに読んでおいて良かったと思う。

    日本の延命を優先させてしまう事情、人間らしくない最期を迎えること。
    本当に本人の意思に従っていない医療。
    家族が理解していても、知識がないために慌ててしまい、結局最期は管だらけで自分でご飯も食べられず寝たきりで延命させられ死んでしまう…
    こんなのすごく恐ろしいと思う。

    緩和医療で自宅で痛みを取りながら、自分でご飯を食べ笑顔で過ごし、最期は自然に枯れるように死ぬ。
    それを望んでいたのに、救急車を呼ばれ、延命させた結果、人工呼吸器や胃ろうを造られることも。
    在宅看取りと決めているのであれば、まずは在宅主治医に連絡しなければならない。
    いった

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    2018年06月25日
  • 「平穏死」 10の条件

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    死の外注化
    自分はどこで死にたいのか、家族をどこで看取りたいのか
    他人にお任せ、身近な人の死に直接かかわろうとしない

    平穏死について事例を通してわかりやすい文体で説明
    がん末期の場合、老衰の場合、臓器不全の場合など
    在宅療養で痛みのコントロールできること、救急車を呼ぶ意味、リビングウィルの表明の重要性、看取りの心構え

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    2018年04月21日
  • 薬のやめどき

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    高血圧や糖尿病、高脂血症、認知症、不眠など10項目の薬を、やめどきの根拠やまとめなど分かりやすくまとめてある

    誤嚥性肺炎は食事中ではなく、夜間睡眠中に口腔内の唾液や胃からの逆流したものが期間内に垂れ込むことで生じる
    薬利権の話
    人間の営みの多くには「やめどき」が存在するという著者の、クリニックに10種類しか薬を置けない場合のリストや無人島にもちこむとしたら選ぶリストは興味深かった。
    最後のやめどき考慮薬物のリストはとても役に立ちそう。

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    2018年04月19日
  • 痛い在宅医

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    ネタバレ

     長年地域の在宅医療に従事されてきた長尾先生が、とあるご遺族が持ち込まれた、末期肺癌+慢性閉塞性肺疾患のご家族に緊急在宅導入をしてうまくいかなかった事例の感情の吐露と医療機関とのやりとりを詳細に記されています。
     読んでいて、現在の日本の在宅医療の課題、、、
    ・入院中の主治医による予後告知のありかた
    ・急性期病院が在宅医療を実感できているか、また在宅医療施設ごとの細かい能力の吟味ができるか
    ・(緊急)在宅導入における退院前カンファの重要性
    ・在宅初回訪問時の家族へのセルフケア説明、予後説明
    ・癌だけでない併存疾患による重篤化の鑑別と対応
    ・緊急往診を”いま”するかの判断基準
    ・つらい本人・家族

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    2018年01月07日
  • 病気の9割は歩くだけで治る! ~歩行が人生を変える29の理由~  簡単、無料で医者いらず

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    1958年生まれ、中学は陸上・長距離、高校はバレーボール、大学は野球、社会人になってからはゴルフ・テニス、そして現在は尼崎市の町医者をされてる長尾和宏さんの「病気の9割は歩くだけで治る!」、2015.12発行です。読んで、歩くことへの思いをより確かなものにしました(^-^)①江戸・明治・大正の庶民は3万歩。この半世紀は歩くことが失われた時代(そして、本来医療とは、運動療法、食事療法、薬物療法の順なのに、ここ数十年薬がトップに)②生活習慣病は歩くほど改善。筋肉落とさずやせればすべて正常値に。③免疫力の向上

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    2016年04月18日
  • 「医療否定本」に殺されないための48の真実

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    開業医の家庭医として、地域の患者さんのために医療で貢献しているDrが否定的な医療本への警鐘をつづっている。
    私立有名K大学のK講師の唱える、がん治療を真っ向否定する姿勢に対し、正しい情報と事実をわかりやすい表現で文章化しているすばらしい本である。
    K講師は、化学療法は死を早め自分の専門である放射線療法のみが唯一正しいがん治療という理念のもとにマスコミに訴えている。一方的な論調に対し、的確に反論している長尾Drに敬意を表したい。

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    2013年10月12日
  • 「平穏死」 10の条件

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    義父の癌闘病、病院での様子を見ていて思っていた疑問がこの本で、説明されていて、とても為になりました。
    義父を看取った義母の『自分への延命治療はいらない』という言葉の重みを感じています。そして、自分も今から”Living Will” 生前意志を書き留めて、家族に伝えておかなければと思いました。

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    2013年05月13日
  • 「平穏死」 10の条件

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    今時の私たちに死は遠い存在で見ないし、考えない。でもラストのイメージを共有する事はきっと安らかな老いへとつながっていく。人生後半を意識したら是非読みたい一冊。
    8割の人が老衰や認知症の終末期での延命治療を希望していないにも関わらず、現実は8割の患者さんに何らかの延命治療がされているとのこと。
    自然死を待つ人でも緊急時には家族は思わず救急車を呼んでしまうだろう。それが正しいか否かではなく、そうすることが皮肉にも自然死させない状況をつくってしまう。それを心得ておかなければならないのを今さらのように気付き、在宅医療の大切さを感じたのであった。

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    2013年01月05日
  • 「平穏死」 10の条件

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    医師にとって「やらない」「さわらない」分野である在宅でのみとり。往診でそれにこたえる医師。

    延命治療に入ってしまうと中断するのは難しい。しかし、今日まで普通に生活していた人がもちをのどに詰まらせたり、誤嚥性肺炎を起こすことでいやおうもなく、救命⇒延命治療へ。

    私もできるなら平穏死を選びたいが実際に頭の中でシュミュレーションをしてみると…難しいかもしれない。

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    2012年12月12日