長尾和宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
父が突然、「俺は溺れ死にたくないからな!痛くない、苦しくない死に方がしたいからな!!」と謎のリビングウィルをしてきて、何かと思ったら片手にこの本を握り締めていた。
長尾和宏先生、今まで存じ上げなかったが、著者プロフィールを見ると沢山の肩書きも著書もお持ちのすごそうな先生である。『病気の9割は歩くだけで治る!』という本も書いてるらしい、、、なんだかその先を読む気が失せてきたが、頑張って本文も読んでみた。
読んでみるとかなり面白かった。まず構造が興味深い。長尾先生は今まで様々な著書で在宅医療(自分の家で死を迎えること)の素晴らしさを語ってきたらしい。この本は、それを盲信していた読者が自分の親に -
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内容紹介
死にたい、と願うのはエゴですか?
生きていて、と望むのは愛ですか?
このごろ、「早く日本でも安楽死を認めてほしい」という人が増えた。 その先にどんな未来が待ち受けているのか、書きたかった。
2024年、日本で「安楽死法案」が可決した。東京オリンピックが終わり、疲弊してゆくわが国で、病を抱え死を願う男と女が、国家の罠に堕ちてゆく・・・。
『平穏死10の条件』『痛くない死に方』他、終末期に関する多くのベストセラーを出している著者が、渾身の想いで書き下ろした初の本格医療小説!
内容(「BOOK」データベースより)
まだここだけの話、ということで“安楽死特区”構想についてざっくり説 -
Posted by ブクログ
なかなか良い本だと思いましたよ! 歩くことは腸の蠕動に繋がり、腸は脳よりも歴史のある器官なのだという…だから、歩かないと腸が動かないからマトモなウ〇コが出なくなるんだそうな…江戸時代の人間はやたらめったら歩いていたから便秘知らずなんだそうな…。タメになる話がたくさんあったような気がします!
ヽ(・ω・)/ズコー
最近は薬至上主義というか、単なる風邪でも薬を求めてくる患者が多いようですな。薬は飲みすぎれば毒になるし、新たな病気を発症する危険なものらしいです…。
面倒臭がらず、現代の日本人には歩いてほしい、と著者は訴えかけるのでした…。
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー -
Posted by ブクログ
ちょっと刺激的な本を読んだ
開業医さんである著者が「死ぬ間際までその薬を飲み続けるのですか」とおっしゃる
う~ん、それは気が付かなかったよ!
わたしは25年間、降圧剤服用している
副作用はあるだろうとは思っているが、毎日血圧を測定、表にして診察日に見ていただいているし
調剤薬局でもいろいろ注意してくださっている
だから安心している続けているのだ
昨年秋、下の血圧が80を切らなくなってきたので
家庭医の先生が考えながら降圧剤1錠を増やしてくれた
それでこの本読後、先日診察のときに
「増やした降圧剤、このごろ70台に落ちたので減らせませんか?」ときいたら
「いい状態になっているのだから -
Posted by ブクログ
治らないと病気とわかったり、あるいは老衰してしまったら、生かすだけのための延命措置はしてほしくありません。いわゆる「尊厳死」を選びたい意思です。しかし、言っていても書面で宣言しておりません。
そんなあいまいな気持でいると現在の医療制度では「尊厳死」は実行できず、超現代の医学的な「延命措置」で痛み苦しまないと死ねないというのが本書の趣旨です。
過剰な「延命措置」や「点滴」はおぼれて死ぬようなのだと著者は言っています。
「痛くない死に方」は「平穏死」枯れて死ぬのが一番いいらしいです。
「老病死」の「苦」を現実として受け止めているわたし、でもだからと言ってすぐは死にたくありません。だから「 -
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ネタバレ同著者の「病気の9割は歩くだけで治る」に比べ、老人向けのないようになっていると感じた。実践的なことも書いてあったが、「9割」のほうが面白かった。
下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる:
23:歩くスピードと歩幅、そして姿勢がその人の生き方を表わすと、著者は述べている。
34:貧困層の人の一日の歩行歩数は、その上の層のそれよりも明らかに少ない。
65:一日20から30分の強度の速歩でOK。
(メモより追記、多分本書)67: 砂糖の害について。
(同 追記)71:動物は本来癌になる率が全体の1割以下。ところが人に飼われると、人の癌罹患率と同じ(たしか3割以上)にまで上昇。人の与える餌や生