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近い未來
67歳です。今は元気ですが、死はそれほど遠い未来ではありません。延命処置はするなと毎年誕生日に文書で家族に渡しています。
でも、自分がその状況に成ったとき意識が朦朧としていても、1日でも長く生きていたいと願うことはないのか。動物的な生存本能です。必死に生にしがみつく姿を想像してしまいます。平穏死は最高の逝きかたと今は考えますが、その時の自分の感情がどうなるか解りません。
Posted by ブクログ
今時の私たちに死は遠い存在で見ないし、考えない。でもラストのイメージを共有する事はきっと安らかな老いへとつながっていく。人生後半を意識したら是非読みたい一冊。
8割の人が老衰や認知症の終末期での延命治療を希望していないにも関わらず、現実は8割の患者さんに何らかの延命治療がされているとのこと。
自然死を待つ人でも緊急時には家族は思わず救急車を呼んでしまうだろう。それが正しいか否かではなく、そうすることが皮肉にも自然死させない状況をつくってしまう。それを心得ておかなければならないのを今さらのように気付き、在宅医療の大切さを感じたのであった。
Posted by ブクログ
父が入院し、抹消点滴を始めて数週間が経った。食べ物の経口摂取はしていない。家族が医師と話しをし、胃ろうや中心静脈栄養はせずに、このまま抹消点滴を続けることに決めた。高齢のため、それで良かったのだろうが、終末期医療についてわからないことばかりなので、この本を読んでみた。
長尾先生は「死の外注化」に対して警鐘を鳴らしていらっしゃるが、現代の我々は、死ぬときも、子育ても、料理その他の家事においても、多くの面で外注に頼っているとつくづく思う。
13日前に病院にお見舞いに行ったときは、ずっと横になっていたものの、「素晴らしい」「素晴らしい」と何度も繰り返していた(いい夢でも見たのかな?)。9日前には、頑張って起き上がって時々会話をしてくれたが、その3日後からは言葉を発するのもしんどいようで、ひたすら目を閉じている。
誤嚥をするといけないので水も飲ませないでくださいと言われると、そうする他なく、すべて看護師さんにお任せ状態だ。点滴の量をもう少し減らしたほうがいいのかも、口から食べたいと思っているのかも、わからない。
「素晴らしい」「素晴らしい」と言いながら、穏やかに眠りにつけたらよかったのかもしれない。苦しさがひどくならないことを祈るのみだ。
Posted by ブクログ
軽い文体でとても読みやすかった。
現時点の日本では平穏死は基本的に不可能、という認識が重要。
「延命治療は拒否してやるぞ〜」などとなんとな〜く考えているだけでは病院で死ぬことになる。
延命治療を受けないために出来ることを全てやっておく!くらいの覚悟がなければ平穏死は出来ない。
以前に立花隆の「臨死体験」という本を読んで、死が怖いものだとあまり思わなくなった。
(死について考えてみたい方にはお勧めの本です。)
将来必ず誰にでも訪れる死について口に出すことが不謹慎だとか、縁起でもないだとか、タブーだとかいう考え方が、私には薄い。
もう少し年を取ったら親と延命治療について話しておきたいと思っている。
しかし自分や家族の死が身近に無い今は平穏死がいいと思えるが、やはり実際に家族の死が間近に迫ると、そう簡単に割り切れないのかもしれない。
胃瘻を拒否し日々痩せ細っていく家族を、落ち着いて見守って行くことが出来るだろうか?
認知症終末期の父親の胃瘻処置について決断することが出来ず、「私は手を汚したくありません。先生が決めてください」と言い放った息子のエピソードには驚いた。
父親が死んだ時、医師が「手を汚した」結果だとでも言うのだろうか?理解できない人が世の中にはいるものだ。
著者のお医者さんはとても良い人だと思う。
しかしどうしても「私の看取りに皆さん大満足されてます!」という自画自賛になってしまうので(仕方ないことだし、全然嫌味のない内容ですが)、在宅で看取りをされたご遺族の体験談をまとめた本があると良いと思いました。
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